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注目されていた「3月15日」FOMCとオランダ選挙 USD/JPY相場3月13日~3月17日

【月曜日】
前週の終値からあまり変わらない114円台後半でスタートしたドル円相場は、日本市場時間に115円近くまでの上昇を試す場面はあったが115円を超えられずに下落すると欧州市場時間には114.462円まで下落していた。チャートでは2月28日の安値から引くトレンドラインを若干割り込んだが下落は強まらずに反発して114円台後半で上下する値動きとなっていた。 22:30にはドラギ総裁の発言も予定されていたがマーケットは大きな反応を示さなかった。ドル円は米10年国債利回りが2.6%を超えるまで上昇していたこともあってジリジリと上昇していったが115円を超えてはいけなかった。
【火曜日】
朝の8時台にドル円は114.983円まで上昇したが115円を超えずに値を下げると114.756円まで下落した。日本市場では東芝の決算発表が再び延期されるとの報道がでていたが、すでに市場は東芝のネガティブな影響は織り込んでいるようでマーケットの反応は限定的だった。ドル円は15時台に上昇すると115円をブレイクして115.187円まで値を上げていった。時間足チャートでは逆三尊に近いチャートパターンができていて115円の節目のブレイクと重なったため上昇を強めていたようだった。ただ、ドル円の上昇は続かずに高値をつけたあとは、115円を再び割り込んでチャートパターンはダマシとなって下落していった。同日の夜間にはサウジアラビアが原油生産を引き上げたとのニュースを受けて原油先物価格が下落していたこともドル円がつられて下落を強める原因となっていたようだった。21:30に発表されたアメリカの卸売物価指数(PPI)は予想よりも強い結果となっていたが、ドル円の上昇は限定的で、日本の日が変わった1時にはドル円レートは114.5円近くまで下落していた。
【水曜日】
ドル円は114.5円までの下落から反発して値を戻していたが115円台まで値を戻すことはなく、昨日からアメリカで開かれているFOMCを前にして、マーケットは政策金利発表を待つように114円台後半でレンジ相場となっていった。日本では国会で野党が追及していた森友学園問題が収拾がつかなくなってきていて、渦中の籠池氏から閣僚の暴露をするというような報道も出てきていたが、マーケットへの影響は限定的だった。アメリカ市場時間には注目の消費者物価指数(CPI)、小売売上高が発表されて、概ね市場の予想通りだったがニューヨーク連銀製造業景気指数が予想を上回っていたこともあってか、ドル円は若干上昇した。日本時間で日が変わる0時前に114.8円まで上昇したドル円だったが、そこから値をさげていきFOMCの政策金利発表前には月曜の安値を更新する114.426円まで下げる場面があった。注目の政策金利は市場の予想通り25bpの利上げがされたが、市場が期待していた年4回の利上げ見通しはなく、金利見通しは19年の小幅引き上げのみとなっていたため、発表後下落してドル円は113.6円近くまで値を下げた。その後のイエレン議長の会見でバランスシートの正常化に消極的な姿勢が伝わると、ドル円は下げ幅を強めて113円台前半へと値を下げていった。FOMCの政策金利発表後にはオランダ選挙の速報が入ってきていて、反EUの極右政党が負けて、与党が第一党を維持し勝利したとの速報が伝わり、ユーロが買い戻されて値を上げ、ドル円も113円を割り込まずに反発していた。
【木曜日】
注目されていたFOMCとオランダ選挙を終えたマーケットで、ドル円は113.6円から上値が重くなっていて、113.1円から113.6円の間でレンジ相場を形成していた。日本では日銀金融政策決定会合が開かれていて12時前の11時54分に現状維持と発表されていたが、ドル円は若干値を下げたにとどまり値動きへの影響はほとんどなかった。日本市場時間には、すでにトランプ政権の予算教書の概要がニュースとして出てきていたが、大型の税制改革を含まない内容だったため市場の反応は薄かった。日本では森友学園問題が進展していて安倍総理大臣が森友学園に100万円の寄付をしていたと報道が出ていたが、確たる証拠もない話だったので市場の反応は限定的で、総理自身も寄付についてはすぐに否定していた。ドル円は16時には113円を割り込んで112.889円まで値を下げる場面があったが、すぐに値を戻してレンジ相場を継続していた。夜間にはアメリカで予算教書が公表されていたが、内容が事前報道と差のないものだったために特にマーケットは反応していなかった。その後のアメリカの経済指標は強弱相まってレンジの幅を超えるような値動きとはならなかった。日本時間で日が変わるとドル円は再び113円を割り込んで値を下げたが安値は更新せずに踏みとどまると、深夜2時台にムニューシン米財務長官がドル高を容認する発言をしたことでドル円は値を上げて再びレンジ相場へと戻っていった。
【金曜日】
ドル円はジリジリと値を上げていたが、113.5円から上値が重く113.5円を超えられずにいた。値動きは縮小してレンジ相場を継続していたドル円だったが、欧州市場時間から値動きが出てきて、20時台にフランス選挙でルペン氏が世論調査でリードを広げたとの報道を受けるとユーロ売りのドル買い、円買いとなりドル円は下落していった。ドイツではG20が開催されており、ムニューシン米財務長官と麻生太郎財務相が会談をしているとの報道がでていた。ドル円は米利上げに唯一反対していた米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁の発言に反応して値を下げる場面もあったが113円の節目では反発をしていた。しかし、23時をきっかけに113円をブレイクすると安値を更新して下げ幅を強めていった。23時にはミシガン大学消費者態度指数(速報値)や景気先行指標総合指数が発表されていて、どちらも数値は予想を上回っていたが、ミシガン消費者態度指数の期待インフレ率が過去最低だったことが、米国債金利の低下につながりドル売りとなっていたようだった。ドル円は112.562円まで下落して底から若干反発して112.7円近くで週を終えた。
【今後の見通し】
ドル円はFOMCを通過して調整し112.5円台まで値を下げている。調整幅としては下値の目途としていた112.5円近辺までの下落を達成していて次のサポートは111.5円の本年安値になる。111.5円までの下落は想定していないが、週足では大陰線を作ってしまっているため112円程度まではまだ値を下げる可能性があるとみておきたい。レンジ内での調整が終わればドル円は再び上昇して今度は115.5円を超えていくとみている。もし予想に反して111.5円をブレイクした場合には本格的な下げ相場に入ってしまう可能性もあるので注意したい。
週末開催されているG20ではアメリカからのドル高牽制が懸念されているため、どのような結果が発表されるかはわからないが、G20を無事通過すれば直近の主だったリスクイベントはすべて消化したことになるので、ドル円の値動きに方向性が出てくるかもしれない。
【次週の予定】
次週は月曜日が日本の祝日。週を通して特に重要なイベントはないがアメリカの各連銀総裁の発言が予定されているため、利上げ後の発言に注目したい。特に23日21:00にはイエレンFRB議長の発言が予定されているので内容を確認しておきたい。あとは23日に日本で森友学園の籠池氏の証人喚問が予定されている。この問題では安倍首相が疑惑を完全に否定していることから首相の退陣はないとみている。また支持率にも大きな変化は見られないので、万が一退陣することがあったとしても政変につながる可能性は低く現時点でマーケットに衝撃的な影響を与えることはないと思っているが、日本市場の懸念材料をなくすためにも早期解決を期待している。特に大きなイベントはない週ではあるが、マーケットはこういう時に動き出すことがあるので次週の値動きには注意したい。
USD/JPY week O:114.726 H:115.187 L:112.562 C:112.710
USD/JPY予想レンジ 3月20日~3月24日 112.000-117.000

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