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オバマケア代替法案の行方と8連続の陰線 USD/JPY相場3月20日~3月24日

【月曜日】
週末のG20では為替政策はこれまでの合意が維持されたが「保護主義に対抗する」という文言が米の反対で削除されていたため、週明けの相場への影響があるか注目していたが、ドル円相場では特に大きな窓も開けずに先週の終値とあまり変わらない112円台後半からスタートした。月曜は日本が祝日のため日本市場時間では値は大きく動きそうになかったが、ドル円はジリジリと値をさげて10時台には一時112.5円を割り込む場面があった。しかし、112.5円から下は底堅く、その後は再び112円台後半に戻ったドル円だったが、16時台に値を下げる場面があって再び112.5円を割り込んでいたが、下落後は反発し112.8円台まで上昇していた。アメリカ市場時間には、シカゴ地区連銀全米活動指数の発表(21:30)や米連銀総裁の発言で値を上下していたドル円だったが113円を超えることができずにジリジリと値を下げていった。
【火曜日】
112.5円から下は底堅く推移していたドル円だったが、9時台に株価の下げに釣られて下のストップを狩るような値動きとなって112.266円まで下落したが、安値を付けた後は反発すると再び112.8円台まで値を上げていった。欧州からはフランスの大統領選のテレビ討論会でマクロン氏が優位だったとの報道を受けてユーロが買い戻されていた。ドル円は112円後半を上下する値動きとなっていたが、NY市場が始まると原油価格の下げ、NYダウ指数の下げ、ユーロの買い、ドル売り、米国債利回りの下げとなってドル円は下値を追う展開となっていった。下落のはじめは原因がよくわからなかったが、後からトランプ政権のオバマケア廃止の法案に不透明感が出てきたとの情報があり、これが原因で全般リスクオフとなっていたようだった。ドル円は23時になると下げ幅を強めて安値を更新し、0:00を過ぎると112円も割り込んで4時台には111.526円まで値を下げていった。
【水曜日】
昨日111.526円まで下げて年初来安値を更新してしまったドル円相場は、日本時間の朝から仕掛け的な売りで安値を更新して111.5円を割り込み111.424円まで値をさげていた。安値を更新してもドル円は下落を強めずに値を戻し、日本市場時間では北朝鮮のミサイル発射失敗のニュースがあったが111円台後半で値を上下していた。15時台になるとドル円は再び安値を更新して111.331円まで下げ、一旦は反発するも、上昇は弱く再び値を下げはじめると111円台前半へと沈んでいった。22時台になってNY勢が市場に参加してくると22時に発表された住宅関連指標が悪かったこともあってか、ドル円は111円台を割り込んで、23時のアメリカの住宅関連指標も予想より悪い結果となって、その後の23:30の米週間原油在庫の結果を受けて原油先物価格が下がると110.739円まで値を下げていた。110円台は反発も強かったが、日本の日が変わった後の2時過ぎにアメリカ議会で共和党がオバマケア代替法案で可決のための十分な票がないとの報道を受けて急落し、安値をわずかに更新して110.729円まで値を下げていた。同じ時刻にはロンドンの英議会議事堂付近で発砲事件があり、下落に多少影響していたかもしれない。安値を更新した後のドル円は反発して値を戻していった。
【木曜日】
昨日の110円台の下落でドル円はチャートにダブルボトムができていて、朝方にネックラインの111.2円をブレイクすると111.567円まで上昇していく流れとなっていった。日本では森友学園問題で籠池理事長が国会に証人喚問されて答弁していて、相場へどれほど影響していたのかはわからなかったが、ドル円は小幅に上下していた。111.567円まで上昇したドル円は昨日レンジを下抜けしたラインがレジスタンスとなっていることを確認すると反転して18時台には110円台まで値を下げていったが、110円では若干の反発をみせていた。マーケットは21:45に予定されていたイエレン議長の発言に注目していたようだったが経済に対する言及はなかった。イエレン議長の発言なしを確認した後に、米共和党会合延期の報道が出るとドル円は110円台へ下落して110.620円まで値を下げて安値を更新していったが、今度はオバマケア代替法案で共和党内で95%の賛成の見通しとの報道を受けて買い戻しが優勢となって111円台まで上昇した。しかし、新たに30人から40人は反対票の見込みとの報道が出てくると、ドル円はまた値を下げていた。ヘッドラインに左右されて上下していたドル円レートだったが、23時の米新築住宅販売件数が予想を上回ったことやウィリアムズ連銀総裁のタカ派よりな発言を受けてジリジリと上昇し111.301円まで値を戻す場面もあった。日本時間の深夜2:00を過ぎるとドル円は乱高下し、本日23日予定だったオバマケア代替法案の採決を明日に延期するとの報道を受けて値を下げた。その後もアメリカ議会での採決を巡るヘッドラインで111円を中心に上下に値を動かす展開が続いていた。ドル円は当日の終値でチャートのローソク足で陰線が確定し8連続陰線となっていた。
【金曜日】
昨日の乱高下の中、ドル円は三角持ち合いとみれるチャートを作成していて、日本の朝には値が収束していたが、9時台になると上昇して三角持ち合いを上抜けし、明日が土曜のため本日がゴトー日扱いとなっていたためか、仲値に向けて上昇を強めて10時台には111.4円台まで上昇していた。その後も日本市場時間では底堅く推移して、111.5円近くまで上昇したが上値は重く15時を過ぎると値を下げていった。延期されたオバマケア代替法案の採決に注目が集まる中、ドル円は110.9円~111円台前半で推移していて、アメリカの経済指標の耐久財受注の結果を受けて上下したり、ムニューシン米財務長官のヘルスケア採決に楽観的との報道や、ダドリー連銀総裁やブラード連銀総裁の発言を受けて値を上下していた。ドル円は日本の日が変わった後に共和党指導部からヘルスケア法案可決に十分な票を得たか確信できずとの報道が出ると急落して110.7円台へを値を下げて、採決の行方を伺っている中、採決が否決される見方が強まると110.623円まで値を下げたが、その後オバマケア代替法案の採決を中止するとの報道を受けて急騰して値を戻していった。トランプ大統領とライアン下院議長は、その後の報道の中で今後は税制改革について取り組むと発言しており、オバマケア代替法案の採決は中止となったが、市場が期待する税制改革が進むことになることを好感してドル円は買い戻されたようだった。ただ、米ドルの買い戻しに対して株価の買い戻しは弱いようだった。ドル円の週の終値は111.2円を超えて陽線で終わり、連続9回の陰線は回避された。
【今後の見通し】
ドル円相場は、年初来安値を更新して110.620円まで値を下げている。チャートではレンジの下限をブレイクしているため、下降トレンド入りしてしまった可能性がある。ただ、週末にオバマケア代替法案の採決中止から税制改革が進むことへの期待で買い戻しが進んだため、今後の上昇の可能性も出てきている。ドル円の安値110.620円は月足チャートで引ける上昇チャネルラインと下降チャネルラインにぶつかるため、ここが下値をサポートしている可能性がある。オバマケア代替法案の採決中止の下落でつけた安値は、若干ではあるが前日安値を上回って下値切り上げしているため、ここからのドル円反転上昇の可能性はわずかながらもあるかもしれない。
USDJPYMON
しかし、週足以下のチャートでは明確にレンジを下方にブレイクしているので、ドル円は下値を追う動きに引き続き注意したい。ブレイクした111.5円のレジスタンスを明確に上抜けてくれば、再びドル円は上昇する可能性があるかもしれないが、111.5円を超えられず引き続き上値が重い展開が続けば、しばらくは下値を追う展開が続きそうだ。次週は上下の予想に縛られずチャートに合わせて柔軟に対応していくことが重要だろう。
【次週の予定】
次週は日本の年度末と月末の値動きに注意したい。特に注目したいイベントや経済指標はないが、日米の経済指標と28日予定のイエレンFRB議長の発言は確認しておきたい。オバマケア代替法案の採決中止を受けた市場の反応が、週末を超えてどのように出てくるのかまだ未知数なため次週のマーケットの反応には要注目。
USD/JPY week O:112.605 H:112.889 L:110.620 C:111.236
USD/JPY予想レンジ 3月27日~3月31日 110.500-115.000

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