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下窓を空けてスタートした3月の期末相場 USD/JPY相場3月27日~3月31日

【月曜日】
前週の市場の引け前に、オバマケア代替法案の採決中止の後から上昇していたドル円レートだったが、週が始まると上昇を打ち消した形で下に窓を空けて110円台からスタートした。7時台から早々に先週の安値を更新すると110円台前半へと下落していき、16時には110.115円の安値をつけていた。節目の110円では抵抗が強かったためか攻めきれずに反転すると、110.4円近くまで小幅な反発をみせたが、再び下落して安値を更新して110.104円まで値をさげた。しかし、110円以下まで値をさげることはできずNY勢の参加とともに反発していくとチャートでダブルボトムをが完成し、ネックラインの110.4円をブレイクして上昇を強めていった。前週安値の110.6円近辺では上値の抵抗が見られたが、26時の米国2年債入札をきっかけに110.6円はブレイクしていた。その後のエバンス米シカゴ連銀総裁の発言を受けてドル円はやや値をさげ110.6円以下へ押し戻されていたが、ジリジリと値を上げて再び110.6円台を超えて110.6円を挟んで上下していた。
【火曜日】
ドル円は朝の8時台に110.8円近くまで上昇していったが、9時台には仲値に合わせて期末の円転がみられたようで値を下げて、その後110.5円台へと下落していった。110.5円はサポートラインとして機能していてドル円は110.5円から110.8円のレンジを形成していた。欧州勢が参加してくるとドル円は値を下げる場面もあったがレンジ内で値を推移していた。時間足チャートでは110.5円をネックラインと見る小さなダブルトップができていて19時から値を下げ始めると20時にはネックラインをブレイクして下げ幅を強めていった。22時と23時にはアメリカの経済指標の発表があり、数値はどれも予想より強い結果となってアメリカ経済の回復を確認できたが、ドル円チャートは上値が抑えられていて110.169円まで値をさげていった。110円の節目では引き続き強い抵抗がありドル円は昨日の安値を更新せずに反発したが、夏時間に変わったロンドンフィキシングの24時までは下値を追う動きも強く荒い値動きとなっていた。24時を過ぎるとドル円は反転する流れへと変わって上昇していった。当日は日本時間深夜1時台のイエレンFRB議長の発言をはじめアメリカの各連銀総裁の発言が予定されていて、その中でもフィッシャーFRB副議長がCNBCのインタビューに対して「今年はあと2回の利上げが適切」との発言をしたことを受けてドル買いが強まったようだった。26時には米国5年債入札もあり、ドル円チャートではわかりやすいダブルボトムが完成していてネックラインの110.8円台をブレイクするとドル円は上昇を強めて111.179円まで値を上げていった。
【水曜日】
111円台まで値を上げていたドル円相場は、日本市場開始まではジリジリと値を上げて高値を更新していったが、日本市場開始とともに値を戻されていた。111円では反発し再び上昇すると111.3円くらいまで値を上げたが、反転すると値をさげる展開へと変わっていった。同日29日は英国がEU離脱通告を予定していて、20時半ごろに予定通り通知していた。通知後にマーケットはユーロ売り、ドル買い、円買いとなって、ドル円はやや荒い値動きとなって値をさげたが、この値動きはEU離脱通告の影響ではなく「ギリシャと債権団の合意報道、確認できず」とのニュースに対しての反応だったようだった。ドル円は110.702円まで値をさげたが、同じ時間帯に「ECBの出口に関するメッセージが誤って解釈されている」との報道があり、安値をつけたあとは反発してエバンスシカゴ連銀総裁のタカ派よりの発言もあって、NY市場の開始とともに上昇へと転じていった。111円の上値が重く上抜けできずにいたドル円だったが、23時に発表された米住宅販売保留指数が予想を大幅に上回る5.5%の増加となっていたことから、ドル円の上昇をサポートしていたとみれた。その後の米週間原油在庫統計の結果を受けて、原油先物価格が上昇したこともあってドル円相場は底堅く推移していた。日本時間の日が変わった後には、ローゼングレンボストン連銀総裁の4回の利上げに言及する発言があったが小幅に上昇しただけで、ウィリアムズサンフランシスコ連銀総裁からも利上げは3,4回との発言がみられたが反応は薄くドル円は111円を中心に値を上下する展開となっていた。
【木曜日】
111円を中心に底堅く推移していたドル円相場は、日本の仲値の時間にゴトー日ということもあってドル買いが強まり、高値を更新して111.422円まで値を上げていった。111.5円は下方にブレイクした年初からのレンジ相場の下限に位置していることもあって、上値は重く上げ渋るとドル円は反転して110円台へとジリジリと値をさげていったが、下値も底堅くサポートされていて111円台前半で膠着状態となっていった。18時30分にはドル円がショートカバーされたようなやや急騰する場面があったが、すぐに値を戻していて大きな値動きにはつながっていなかった。アメリカの経済指標が発表される21:30前にはOPEC関連で協調減産延長についての報道があり、期待から原油先物価格は上昇しドル円の上昇もサポートしていたようだった。その後に発表されたアメリカのGDP確定値は、市場予想を上回る2.1%となっていて、ドル円は上昇を強めて行って22時台には高値を更新して111.5円をわずかに超えたが、CNBCから「トランプ大統領が為替操作国へのペナルティを模索している」との記事が出たことがわかると急落して110.977円まで値をさげた。しかし記事が観測記事だったことや中国を念頭にしたものであることがわかると再びドル円は上昇して、27時に111.6円をブレイクするとチャートで大きな逆三尊が完成し、年初からのレンジ相場の下限を超えたこともあって上昇が強まっていった。ドルの上昇にはアメリカの複数の連銀総裁の発言が同日あったことも支えとなっていたようだった。
【金曜日】
前日に111.922円まで上昇していたドル円は、日本市場開始とともに上値を追う動きが強まって、月末、期末の仲値ということもあり、高値を更新していき12時台には112.2円まで値を上げていた。112.2円から上は3月21日につけた安値の112.266円が意識されたのか上値が重くなっていて、ドル円は日経平均株価が後場に入って急落したのにつられて111円台へと値をさげていた。111.7円台まで値をさげた後は、再び112円台まで値を上げる場面もあったが、高値を更新できずに値をさげると時間足チャートでヘッドアンドショルダーが出来上がり、22時台にダドリーNY連銀総裁が利上げについて「緊急性は低い」と発言したことを受けて値をさげて、ネックラインを割れると下げ幅を強めていった。同時刻帯に発表されていたアメリカの各経済指標は強弱混じっていたが、強い数値に反応して上昇してもすぐに値を戻していた。下落の中、年初からのレンジ相場の下限だった111.5円では反発も見られたが、111.5円を下方にブレイクしていくとドル円はジリジリと値をさげていった。月末のロンドンフィキシング時間も重なり、ブラードセントルイス連銀総裁の発言もあって、ドル円の下落に影響していたようだった。ドル円はその後再び111.5円を超えることはできずにじり安の展開となって、111.3円台で週を終えることとなった。同日トランプ大統領が「公正な貿易を目指した大統領令に著名」したこともドル円にとってはマイナス材料として影響していたかもしれない。
【今後の見通し】
ドル円はトランプラリーの安値101.191円から昨年12月末の高値118.658円の半値109.92円と節目である110円を前に反転し、2月の安値111.586円を超えるところまで一時上昇したが、週の終値では再び111.586円を割り込んでしまったため、下降トレンドに戻ってしまっている可能性が高い。前週の月足チャートで引いた上昇チャネルラインの下限は下値をサポートしていたが、次週は月が変わってこのサポートラインは割り込むこととなる見込みだ。今後のドル円は110円がサポートラインとなりそうだ。週の終わりの下落では週の安値110.104円から高値112.2円の半値戻しを試した形となっていて、再び111.5円を超えていけば上昇する可能性が残されている。チャート上では上昇トレンドの可能性を示すチャートは珍しいチャートパターンのブロードニングフォーメーション(日足)がある。
【ブロードニングフォーメーションかもしれないチャート】
ブロードニングフォーメーション
110円を割り込んだ場合には、チャートパターンが崩れるので下落トレンドの継続の可能性が高まるが、110円から下では買い意欲が強いことも考えられるのでドル円はあまり売りたくはない。110円を割り込んでいくようであれば一旦は様子見として買い場を探したほうがいいかもしれない。
マーケットは往々にして材料とは反対の値動きをすることがある。現在のトランプ政権が迷走しているファンダメンタル要因ではドル円を買いあがる理由はないが、相場はそういう失意の中でマイナス材料を織り込んで反転することがあるので用心しておきたい。
【次週の予定】
次週は月が変わって日本は新年度が始まるため、新たな値動きに期待したい。アメリカの非農業部門雇用者数変化の発表がされる雇用統計の週でもあり、その他の経済指標では3日のISM製造業景況指数、5日のISM非製造業景況指数、FOMC議事要旨にも注目しておきたい。
USD/JPY week O:110.923 H:112.200 L:110.104 C:111.359
USD/JPY予想レンジ 4月3日~4月7日 110.000-114.000

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