本日日本時間17日4:00は利上げがされるかが注目されているFOMC政策金利発表があります。市場は利上げはほぼ100%あると読んで織り込んでいるとみられています。
利上げに伴う今後の相場の動向は誰もが気になるところなので、過去のデータを振り返ってみて今後のドル円相場の動きを考察してみました。
1994年2月(ドル円/月足)
1999年6月(ドル円/月足)
2004年6月(ドル円/月足)
※赤い↓マークが利上げ月です。
※過去の利上げ時期はこちらのサイトを参考にしています。
チャートを見ると利上げ月の後はどれも一旦は円高に振れていました。円高に振れる理由は、利上げによって株価などにネガティブな影響となりリスクオフになる点と、利上げで資金がドルに戻ることで起きる新興国などの景気減速の影響が出るからだと考えられます。
その後数カ月するとどのチャートでも利上げ時の値を超えてドルが買われるようになっていました。これは利上げの仕組みから考えれば明らかです。金利が上がれば通貨は買われやすくなります。政策金利は徐々に上がるため時間とともに資金がドルに移動した結果ドルが買われたという自然な流れになったと考えることができます。
その時の経済状況などは考慮せずにチャートのみで判断しているので、上の考察がはたして今回の利上げ時にも当てはまるかはわかりません。大局的に見て利上げ後にドルが買われることは間違いなさそうですが、利上げだから単純にすぐにドル買いに動くとは考えない方が賢明かもしれません。
その他の参考サイト:
過去の米利上げ局面における為替と株価の動き