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短期上昇トレンドを終わらせたロシアゲート問題 USD/JPY相場5月15日~5月19日

【2017年5月15日 月曜日 ドル円相場】
週末はG7財務相・中央銀行総裁会議が開かれていて、閉幕後の会見で米財務長官が「保護主義講じる権利がある」と発言をし、14日の日曜日には北朝鮮が弾道ミサイルを発射してマーケットへの影響が懸念される中スタートしたドル円相場だったが、先週の終値から若干下に値を開けてスタートするにとどまって開始されていた。北朝鮮のミサイル発射は、すでにマーケットには大きな材料とみられていないようだった。今後は、核実験を行うようなことがなければ北朝鮮の動向よりもミサイル発射後のアメリカの反応のほうが重要だと思われる。113円台前半からスタートしたドル円は、ゴトー日ということもあってか、ジリジリと値を上げる展開となって113.4円台まで値を上げていった。その後は113.5円を超えられずに113円台前半で値をもんでいたドル円だったが、15時に113.5円をブレイクすると113.731円まで値を上げていった。サウジとロシアの石油相が原油減産延長に前向きな姿勢を示したことで原油先物価格が上がったことがドル円の上昇をサポートしていたようでもあった。113.7円まで上昇したあとは、ジリジリと値を下げる展開が続いて113.4円台まで値をさげていき、113.4円から113.5円ではややジリジリと反発もみられたが、21:30に発表されたニューヨーク連銀製造業景気指数が予想を大幅に下回っていたことからドル売りにつながって、113.243円まで値を下げた。値を下げたドル円だったが、当日の安値を更新せずに反転するとそこからは上昇する展開へと変わり、NY市場時間に当日の高値を更新して113.843円まで上昇していた。
【2017年5月16日 火曜日 ドル円相場】
昨日の高値から113.7円台を中心に小さな三角保ち合いとなっていたドル円相場は、早朝にアメリカのトランプ大統領が「ロシアとの会談で機密を漏らした」との報道から売りが強まって113.5円近くまで値を下げていた。値を下げた後のドル円は日本市場が開くと、日経平均株価の上昇につられて値を戻していたが、日経平均株価が大台の20000円超えをできずに失速すると、昨日からの高値を切り下げる形となって値を下げていった。欧州市場時間ではユーロの値動きにつられて上げ下げする場面もあったが、昨日の安値は更新せずに推移していた。ドルはアメリカの税制改革への期待感から113円台で底堅く推移はしていたようだったが、21:30に発表されたアメリカの住宅関連指標が軒並み予想より悪い結果となると下落に転じ、その後の22:15に発表された米鉱工業生産などの経済指標は予想を上回ったが、反発は一時的にとどまり値を下げる展開が続いていった。アメリカ市場時間では、日本の23時台になると前日安値を更新してドル円は113円を割り込むところまで値を下げていた。下落の要因はトランプ大統領のロシアゲート問題を警戒する動きが強くなっていたようで下値を追う動きは続いていた。
【2017年5月17日 水曜日 ドル円相場】
ドル円は早朝の7時台から仕掛け的な売りが入り、113円台を明確に割り込んで値を下げて9時台には112.5円を割り込むところまで下落していった。112.5円では反発もみられたが、11時台に再び値を下げると112.5円から下へと値を下げていって、112.5円から上値が重くなり112.2円から112.5円の小幅なレンジ相場になっていった。22時前になるとドル円は売りが強まって、レンジを下抜けして112円を下方にブレイクすると、下げ幅を強めて短時間に111.5円を割り込むところまで加速して下落していった。アメリカ議会ではトランプ大統領の弾劾を訴える声も出ていて、ロシアゲートがマーケットのセンチメントを変えてしまったようだった。その後も下落は続いて111円を割り込むと、ドル円は110.8円台まで値を下げていた。
【2017年5月18日 木曜日 ドル円相場】
日本の早朝時間から、また下げ幅を強めて110.5円台まで値を下げたドル円は、一旦の底となったのか110.5円からは反発し、日本市場時間から欧州市場時間へと移るまでに111.418円までジリジリと値を上げていた。マーケットではロシアゲートに関連し、コミー前FBI長官が議会へ招聘されたとの報道や、辞任したフリン氏の話などが出ていて影響を与えているようだった。111円台まで値を戻したドル円だったが、欧州市場時間に入ると米国債利回りの低下が強まり、ドル円も値をさげて18時台には早朝の安値を更新して110.232円まで下がっていた。安値を更新した後のドル円は反発し上昇していき、21:30に発表されたアメリカの新規失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀製造業景気指数の経済指標が良好だったことも支えとなり、22時台にはNYダウ平均指数の上昇もあって、111円台へと上昇していった。23時台に111.326円まで値をあげたドル円だったが、一旦は売られ110.7円台まで値を下げていた。その後、コミー前FBI長官が「ロシア疑惑操作を終了させる政治的圧力を受けてない」と発言したとされるビデオが出回ったとの情報からドル円の上昇が強まって、日本時間の深夜2時台に111.719円まで値を上げていった。
【2017年5月19日 金曜日 ドル円相場】
111円台となっていたドル円は、底堅い展開が続き東京市場では、ジリジリと値を下げる場面もあったが、111円台前半でレンジ相場となっていた。15時台になるとやや荒い値動きで値を下げる場面もあったが、原油価格の上昇に支えられ再び上値を追う展開となっていた。しかし、上昇は111.704円までにとどまり昨日の高値111.719円を超えられずに値を下げ始めると再びジリジリと値を下げていった。22時台には時間足レベルでできていたチャートのダブルトップのネックライン111.10円を下方にブレイクする場面もあったが、ブレイクしても売りは続かずチャートパターンはダマシとなって、ドル円は111円を割り込まないでレンジ相場を継続していた。その後はダウ平均の上昇も支えとなって111.6円台まで上昇する場面もみられたが、日本の日が変わったあとはジリジリと値を下げる展開が続いて週の終値は111.2円台となっていた。
【今後の見通し】
ドル円は前週の安値を更新して110.232円まで下落した。108.132円から114.366円までの上昇トレンドは一旦調整が入り、半値戻しを完了した形となった。週足は陰線とはなったが1円幅の下ヒゲをつけたので、次週110円を割り込むことがなければ再び反転する可能性はあるとみておきたい。月足では4月の下髭がまだ有効に機能しているなら半値戻しの調整で上昇に変わる可能性は残されている。
ロシアゲートは不透明さが続きそうで、しばらくははっきりしない状況が続くと思われるが、マーケットは概ねトランプ大統領が弾劾される可能性とペンス大統領の誕生の可能性もすでに視野に入れているようでもあるので、今後は影響は小さくなっていくかもしれない。突発的な報道には注意したいが、あまり過度に意識はしないようにしたい。
前週の木曜、金曜に上値を抑えられたドル円の111.7円~111.8円は前回の上昇時にも値をもんだ値なので、ここを超えてくることができれば再び上昇していく可能性が高くなるとみておきたい。上値をブレイクできずに110円を下回るようであれば、下降トレンド入りの可能性も出てくるので注意したい。
【次週の予定】
次週は24日のFOMC議事録に注目。その他ではアメリカと日本の各経済指標は確認しておきたい。ロシアゲートの問題は次週も材料がたびたび出てくることになりそうなので注意したい。問題の早期解決は難しいと思うが、状況が急変するようなサプライズの材料が出てくるとマーケットへの影響は大きくなりそうだ。
USD/JPY week O:113.212 H:113.843 L:110.232 C:111.223
USD/JPY予想レンジ 5月22日~5月26日 110.000-114.000

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