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ロシアゲート問題で膠着するドル円 USD/JPY相場5月22日~5月26日

【2017年5月22日 月曜日 ドル円相場】
週末の21日(日曜)の日本時間夕方に北朝鮮が飛しょう体を発射し、すでに週末の恒例行事ではあるが、月曜早朝は海外市場で下に窓を開けて110.8円台まで値を下げてスタートしたドル円相場だったが、日本のFX会社で取引が開始される時刻には、先週の終値まで戻し111円台でスタートしていた。週末にはほかにトランプ大統領が外遊していてサウジアラビアに12兆円分の武器輸出をすることで合意していたが相場への影響は特になかったようだった。ドル円は、111円台前半から10時台には111.6円台まで値を上げていたが、そこからは値を下げる展開が続いて111円台で値を上下する展開になっていた。16時台には111.148円まで下押しするも早朝の安値は更新せずレンジ相場となっていた。19時ごろにはドイツのメルケル首相がユーロは弱いとの発言をしたことが伝わるとユーロが買われていた。ドル円への影響は限定的だったが、チャートで三角保ち合いを形成していたドル円は、22時台に下抜けすると当日安値を更新してNY市場では111円を割り込む場面もあり110.931円まで値を下げていた。安値を更新したあとは米カプラン連銀総裁の「あと2回利上げが適切」との発言もあってか111円台へと値を戻していった。
【2017年5月23日 火曜日 ドル円相場】
111.3円台まで値を戻していたドル円相場は、日本の早朝7時台にワシントンポストから「トランプ大統領が情報当局者にロシア疑惑の否定を求めていた」との報道がでると値を下げ始め、同じ時刻帯にイギリスのマンチェスターで自爆テロが発生したこともあって、8時台には110.859円まで値を下げ昨日の安値を更新していた。しかし、その後のドル円は反転すると、111円台へとすぐに値を戻していった。内容はともかく米予算教書が議会に提出されていたこともドルを下支えしていたのかもしれない。ドル円は14時台に再び111円を割り込む場面があったが、安値を更新せずに反転し、底堅い値動きが続いていた。23時に発表されたアメリカの新築住宅販売関連の指標とリッチモンド連銀製造業指数は予想より弱かったためドル円は再び111円を割り込んだが、割ったあとは安値を切り上げて反転して、日本の日が変わったあとに米国債利回りの上昇にともなって値を上げて、111.3円台を明確に抜けると先週上値が重かった111.7円を超えるところまで上昇を強めていった。ドル円は、深夜2時の米2年国債の入札に合わせて一旦は調整をしたが111.449円まで値を下げた後は反転し、再び上昇し111.8円台まで値を上げていった。先週から話題になっているロシアゲート問題は疑惑はあってもはっきりとした証拠不在となっていることもドル円の上昇をサポートしていたようだった。
【2017年5月24日 水曜日 ドル円相場】
ドル円は8時台になると111.8円台を明確にブレイクしていき、112円に迫ったが112円を超えられずに値を下げると9時台には中国国債の格下げのニュースが入り、111.7円台まで値を下げた。112円はNYカットのオプション取引が設定されていたようだったが、値を下げた後のドル円はジリジリと上昇していき14時台に112円台を一旦はブレイクするも、売られて112円で値をもむ展開となっていた。112円台を維持できずに値を上下していたドル円は、欧州市場時間に入るとジリジリと売られる展開が続いて111.6円台まで値を下げていった。しかし、値を下げた後は再び上昇し、23時に発表されたアメリカの中古住宅関連の経済指標は予想を下回ったが、原油価格の上昇につられて値を上げる展開は続いて、0時台には高値を更新して112.113円まで上昇していった。その後は高値圏でFOMC議事要旨の発表を待ち、議事録が公開されると「追加利上げの前に最近の弱含みの経済指標が一過性であるかを確認」との内容に反応してドル円は売られ、日本の朝方の5時台には111.5円台を割り込むところまで値を下げていった。
【2017年5月25日 木曜日 ドル円相場】
FOMC議事録公表後に111.5円を割り込んだドル円だったが、引き続き底値は固くジリジリと値を上げる展開が続いて、欧州市場時間では111.9円台まで値を上げていった。112円に届くところまで上昇したドル円だったが、112円を何度か試すも超えられず、111円台後半でレンジ相場となっていた。OPECではロシアなどと減産9カ月延長の合意がされたが、すでにマーケットでは織り込み済みだったようでセルザファクトとなって原油先物価格が弱く推移していたこともあってドル円の上値も重かったようだった。
【2017年5月26日 金曜日 ドル円相場】
111円台後半で小幅な値動きになっていたドル円は、時間足チャートで25日の安値から引くトレンドラインを下抜けると下落圧力が強まったのか、ジリジリと値を下げる展開が続いた。ロシア疑惑でクシュナー上級顧問が捜査対象になっているとの報道もあってトランプリスクが意識されたこともあってか、ドル円はその後も下値を追う動きが続いて、17時台には111円を割り込んでいった。この間、特に大きな材料は出ていなかったと記憶しているが、日本の政治が加計学園の問題で混迷しているのも影響していたのかもしれない。20時には110.872円まで値を下げたドル円だったが、110円台ではドルを買う動きも強いのか反転し、21:30のアメリカのGDP改定値が予想を上回ると上昇を強めていった。その後のドル円は底堅く、NY市場時間では111.4円台まで上昇する場面もあったが、引け値では若干値を下げて111.3円台で週を終えることとなった。
【今後の見通し】
ドル円相場は先週上値が重かった111.7円から111.8円台を上抜けて112円を超えるところまで上昇したが、ブレイク後に値を戻してしまって週を終えている。チャートでは先週の安値の更新はしなかったが上値は重い展開が続いていると見れる。週足チャートは上髭ができてはいるがローソク足は何とか陽線を維持し下値は切り上げたため、下落が続くより上昇の可能性は残されているとみておきたい。ただし、現在はレンジ相場となっているため、次週110円台を下回って安値を切り下げてくるようであれば、下降トレンド入りの可能性が高まり、再び112円台へと上昇し先週高値を更新するなら上昇へと転じていく可能性のどちらもあると考えておきたい。
【次週の予定】
次週は月替わりのフローに注目。29日は米国市場はメモリアルデーで休場。アメリカでは2日の雇用統計をはじめ、31日のベージュブック、1日のADP雇用統計、ISM製造業景況指数と重要指標が続くので内容をよく確認しておきたい。経済指標が予想を上回れば、6月の利上げの可能性が高まるのでドル円は底堅く推移しそうだ。逆に弱い結果が続けば米国債利回りの低下からドル売りが強まる可能性にも注意したい。
USD/JPY week O:111.125 H:112.113 L:110.859 C:111.300
USD/JPY予想レンジ 5月29日~6月2日 110.000-114.000

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