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上昇し始めた米国債利回りとドル円 USD/JPY相場6月26日~6月30日

【2017年6月26日 月曜日 ドル円相場】
週明けのドル円は、海外市場で111.1円程度まで下げてスタートしていたが、日本のFX会社で取引が開始される時間には値を戻して週末とほとんど変わらない値となっていた。下げてスタートした原因は、週末にイタリアの二つの銀行に対して公的支援を伴う破綻処理策が承認されたというニュースがあったからかもしれない。その後のドル円は、9時台に111.345円まで上昇したあとは、小幅なレンジ相場になっていたが、日本市場が終わり15時を過ぎると高値を更新して上昇が強まり、111.7円台まで値を上げていった。111.7円台から上は先週の高値があり、今年に入って何度も値をもんでいるポイントでもあり、上値は重くなっていて、しばらくは高値を維持していたが、21:30に発表されたアメリカの5月の耐久財関連の経済指標が予想を下回ると、ドル円は値を下げて111.355円まで売られていった。NY市場時間ではダウ平均につられてドル円も値を下げる場面があったが、ダウ指数が値を戻すとドル円も持ち直し、再び111.7円台へと上昇し、深夜2時の米2年国債入札時間では大きな反応はなかったが、3時を過ぎて米国債利回りが上昇するのにつれて、ドル円も値を上げて値が重かった111.7円台をブレイクし111.941円まで値を上げていった。
【2017年6月27日 火曜日 ドル円相場】
値をもんだポイントをブレイクしたドル円は、111.7円以下に戻らずに推移していて、日本市場が始まると上昇を強め10時台には節目の112円をブレイクしたが上昇は112.073円までにとどまり、チャートで上髭を作るとそこから値をさげていきブレイクはダマシとなっていた。ドル円は低調な株価につられて値を下げて、ブレイクした111.7円台を割り込んで下げていくと、欧州市場時間に入っても値を下げ続け、17時には111.465円まで値を下げていた。値を下げていたドル円だったが、17時のドラギECB総裁の「デフレ圧力はリフレ圧力に置き換わった」との発言に反応して、ユーロが上昇し始めるとドル円もやや反応して反転し、米国債利回りが上昇し始めると、111.9円台まで値を戻していった。112円の節目では再び上昇を止められて、22時のアメリカの経済指標が予想より弱いとやや値を押す場面があったが、23時の米消費者信頼感指数と米リッチモンド連銀製造業指数が予想を上回っていたことから、上昇を強めて112円をブレイクしていった。23時発表の指標はともに6月の指標だったため反応が強かったようだった。ドル円は25時台には112.463円まで上昇して、26時に発言が予定されていたイエレンFRB議長を待つことになったが、事前に値を上げていたためか、イエレンFRB議長から特に新しい発言もみられないことが確認されると112円近くまで値を戻していった。112円を割らずにドル円は反発したが、オバマケアの代替法案の採決を7月4日以降に延期するとの報道からアメリカ株が値を下げてドル円もまた値を下げていた。
【2017年6月28日 水曜日 ドル円相場】
東京市場は、昨日のアメリカ市場の流れを素直に引継ぎ値を下げてスタートしたため、ドル円もジリジリと値を下げていった。11時台には安値を更新して112.032円まで下落していたが、112円は割り込まずに、米国債利回りが上昇し始めると反転して16時には112.4円台まで値を上げていった。ドル円は112.5円から上も値が重くなっていて、昨日から2度跳ね返された結果、チャートでダブルトップを描く形となってしまいネックライン近くの節目の112円を下方にブレイクすると111.829円まで値を下げていった。ただ、下値は底堅く推移していて金利上昇に伴い反発するとすぐに112円台へと戻していった。21:20頃にはドラギ総裁の発言を市場は誤認しているとの関係者の発言があったというヘッドラインに反応し、ユーロが下落してドル円も値を下げて再び112円を割り込んだが、反応は一時的でその後のカーニー英中銀総裁、ドラギECB総裁の発言もあって、他通貨の値動きにつられてすぐに112円台へ値を戻していた。23時のアメリカの経済指標は予想より弱い結果となっていたが、ドル円相場への影響はあまりなく、ドル円はジリジリと値を上げていった。
【2017年6月29日 木曜日 ドル円相場】
ジリ上げを続けていたドル円相場であるが、引き続き112.5円から上値が重く高値を更新できずにいると、日本市場時間ではやや値を下げて112円台前半でレンジ相場となっていった。16時になり欧州市場で取引が始まると、ドル円は上昇を強めていって高値を更新し17時なると112.5円をブレイクしていった。ブレイク後のドル円は、一旦は112.5円以下に値を戻したが、その後は再び上昇した。21:30のアメリカのGDP確定値は強い数値となっていたが、発表直後の反応は薄く、後になってドル円の上昇を強めて、22時台には112.931円まで上昇していった。上昇が続いていたドル円相場だったが、22時台に入ってNY市場が始まるとNYダウが下げ始め、株の下落に伴い日が変わった深夜2時台には111.816円まで急速に下落していった。3時台にはブラード米セントルイス連銀総裁がバランスシートの縮小は9月開始の可能性と発言したこともあってか、ドル円は反転ムードを見せて112円台へと値を上げてはいたが、上昇は続いてはいなかった。
【2017年6月30日 金曜日 ドル円相場】
ドル円は日本株の下落に反応して、11時台には111.727円まで値を下げていたが、底堅い展開は続いていた。しかし、112円へと値を戻しても上昇が続くような流れにならず112円を中心として値を上下する展開になっていた。欧州市場時間に入っても値を下げたかと思えばすぐに戻し、レンジ相場になっていた。膠着を打開するためにマーケットは21:30発表予定のアメリカの5月個人消費支出(PCE)に注目していたようだったが、発表された数値は市場予想を若干上回る程度で発表直後はドル円はやや値を落としていった。しかし、値を下げたあとは上昇に転じて、その後の22:45のシカゴ購買部協会景気指数、23:00のミシガン大学消費者態度指数(確報値)がともに予想を上回ると6月の経済指標ということもあってか、上昇を強めて値を上げていった。日が変わる0:00に向けては月末のロンドンフィキシングということもあってドル買いが強かった模様だ。同日にはトランプ大統領が貿易赤字や北朝鮮について言及していたが影響は限定的だったようだ。ドル円は深夜3時台に112.596円まで上昇したが、その後は週末ということもあってか値を下げて週の終値は112.4円台となっていた。
【今後の見通し】
今週のドル円は、週足を陽線として終わることができているため、FOMCからスタートしているとみられる上昇トレンドは継続しているものとみられる。週足チャートでは上値に今年1月高値の118.593円から引くトレンドラインがあるが次週これをブレイクしていけば、上昇は強くなるかもしれない。6月が終わり月足は陽線となった。月足チャートにも1月高値から引くトレンドラインがあるが、こちらは次週の月替わりでブレイクする模様だ。
USDJPYMONTH
三角保ち合いをブレイクしたとみれれば、上昇が強まる要因になるかもしれない。その上は116.5円と118円近くにトレンドラインが位置しているため、上値は重くなりそうだ。もし、これらのポイントを超えてくる場合、ドル円の上昇は強まる可能性があるとみておきたい。4月にドル円の上昇ターゲットの価格は128円になるかもしれないと分析したが、118円を超えてくるとチャート上ではありえない話ではなくなってくる。しかし、そこまでドル円が上昇するための理由付けは今もってしても見当がつかない。次週のドル円は米国債利回りの値動きにつれて上昇が続く可能性が高いとみておきたいが、株価の調整にはつられて下げる傾向は続いているので注意しておきたい。
【次週の予定】
月が変わって7月になる。月初めでアメリカの重要な経済指標の発表が続くが、その中でも7日(金)の雇用統計に注目しておきたい。数値が予想より強いことが確認できたら、マーケットのアメリカ経済に懐疑的な見方が払しょくされてドル買いにつながる可能性がある。逆に弱い場合には上昇トレンドが終了するきっかけになるかもしれないので要注意。その他では3日(月)ISM製造業景況指数、5日(水)FOMC議事要旨、6日(木)ADP雇用統計、ISM非製造業景況指数に注目。アメリカ市場は3日(月)は短縮取引で4日(火)は米独立記念日で休場。
USD/JPY week O:111.259 H:112.931 L:111.188 C:112.442
USD/JPY予想レンジ 7月3日~7月7日 111.500-115.500

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