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ICBMが発射されても下値が固いドル円の上昇トレンド USD/JPY相場7月3日~7月7日

【2017年7月3日 月曜日 ドル円相場】
東京都では週末、東京都議会議員選挙が行われていて、事前に自民党の苦戦は予想されていたが、結果は自民党が予想を上回る歴史的大敗となっていた。週明けのマーケットでは、安倍政権への打撃となったこの結果を受けて、ドル円は海外市場で112円を割り込み111.8円台となって下に窓を開けてスタートしていた。7時台には112円台へと戻しており、そこからは、都議選の結果はなかったかのように上昇する流れが続き、17時台には113円をブレイクする手前まで値を上げていった。113円では抵抗が強くやや値をもんだが、19時になるとブレイクし113.07円まで上昇したドル円だったが、勢いは続かずに21時台には112.848円まで値を下げる場面があった。ドル円の下値は底堅く反発すると再び113円へと値をのせて、23時に発表されたアメリカの6月ISM製造業景況指数が予想を大きく上回っていたことから、ドル円の上昇が強まり113.4円台まで上昇していった。
【2017年7月4日 火曜日 ドル円相場】
113.5円が抵抗となって高値で値をもんでいたドル円は、日本市場開始から値を下げていき日本時間の9時台に北朝鮮がミサイルを発射したとの報を受けて下げが強まったが、113円の節目を前に一旦は反発していた。しかし、反発は弱く、再び値を下げ始めると13:30のオーストラリア中央銀行の政策金利発表に合わせて、豪ドルが値を下げるとつられて値を下げ、午前の安値を更新し、日経平均株価が失速するとドル円の下落も強まり、追い打ちをかけて北朝鮮が15:30に重大発表をするとのニュースが飛び込んできて、リスクオフが進み112円台へと値を下げていった。15:30の北朝鮮の発表は、ミサイル発射についてでICBM(大陸間弾道ミサイル)の発射成功だったことが伝わると、ドル円は112.738円まで値を下げたが、そこが底となって反発し、すぐに米軍報道官からICBMではないとの発言が出ていたこともあって、戦争に発展するリスクは低くなったと判断されたためか、17時台には113.288円まで値を上げていった。値を戻した後のドル円の値動きは、アメリカが独立記念日だったため小動きとなっていき113.2円を中心としたレンジ相場になっていた。
【2017年7月5日 水曜日 ドル円相場】
小幅な値動きだったドル円だったが、日本時間早朝にかけてはジリジリと値を上げて、7時台には113.336円まで上昇したが、同時刻帯から、米韓合同演習の報道や米政府発言、金正恩氏の挑発的な発言の報道が重なり、リスクオフの勢いを強めて再び113円を割り込んで112円台へと下がっていった。112円台では買いも強まっていたが、10時台に日経平均株価の下げが強まると、11時にはドル円は112.827円まで値を下げていた。しかし、昨日の安値を更新することなく反発し始めると、そこからは一方的に値を戻す展開が続き、16時には早朝高値を更新して113.5円もブレイクし、上昇を強めていった。中国とロシアが北朝鮮問題で協力の姿勢を示すという報道が一部であったようで、リスクオフの巻き戻しにつながっていたのかもしれない。ドル円は、19時台に113.681円まで上昇していたが、そこから値を下げ始めると下落基調へと変わって、 22時台にNY市場がスタートするとNYダウの下落から下げが強まり、23時発表のアメリカの5月製造業新規受注が弱い数値となっていたことや、原油先物価格が下落していたこともあり、ドル円も113.078円まで値を下げていった。下げ止まったあとのドル円は、注目のFOMC議事録待ちとなって、113円台前半で推移していた。日本時間の深夜3時に発表されたFOMC議事録では、バランスシートの縮小開始時期でメンバーの意見が分かれていたことから112.952円まで値を下げたが、軟調な物価は特殊要因が原因と大半のメンバーが判断していたことから反転し、113.5円台まで上昇する荒っぽい値動きになっていたようだった。FOMC議事録発表後に、上下に動いたドル円は、その後、アメリカの国連大使が北朝鮮問題において必要なら軍事行動を行使すると発言していたことからリスクオフの流れとなって、上値が重くなって下落していった。
【2017年7月6日 木曜日 ドル円相場】
ジリジリと値を下げていたドル円は、日本市場では日経平均株価の下落の流れで値を下げて12時台には昨日のFOMC議事録発表時の安値を更新して112.888円まで値を下げていたが、そこから反発すると米国債利回りの上昇もあって、値を戻していき、18時には113.4円台まで値を上げていた。その後のドル円は、アメリカの6月ADP雇用統計が予想より弱い結果となると値を下げ、21:30の5月貿易収支、新規失業保険申請件数も予想より弱い結果となって値を下げたが、23時の6月ISM非製造業景況指数は予想を上回っていたためじわじわと反発し、三角持ち合い相場へと移っていく流れとなっていた。アメリカの経済指標が悪い結果となっていても、米国債利回りが下落しないことからドル円は底堅い値動きが続いているようだった。NY市場では株価は下落していたが、最近は株価との相関が弱まっているようで、ドル円への影響は限定的で三角持ち合いは続いていた。
【2017年7月7日 金曜日 ドル円相場】
レンジ相場の中、ジリジリと値を下げていたドル円は、113円の節目を前にして底堅く推移していて、9時台に日銀指値オペへの期待から三角持ち合いを上方にブレイクすると、10時10分に日銀が予想通りオペの通知をしたことで上昇が強まって、直近高値を更新していき11時台には113.835円まで値を上げていた。その後は、当日アメリカの雇用統計を控えていたこともあって、ドル円は113円台後半でレンジ相場となっていた。注目の米雇用統計は、雇用者数は市場予想を上回っていたが、失業率が予想を下回っていたことで、発表直後は、少し値を下げた後上昇し、同時刻に発表された平均時給が予想より弱かったことから売りが強まって、113.5円近くまで値を下げたが、反発も強く、チャートで下髭を作ると、ロンドンフィキシング時間の0:00を過ぎると114円を超えて114.177円まで上昇していった。その後は週末ということもあってかジリジリと値を下げてドル円の週の終値は113.9円台となっていた。
【今後の見通し】
ドル円相場は引き続き上昇トレンドが続いているとみられる。週足では三角持ち合いを上方にブレイクし、ローソク足も陽線とできたため、次週も上昇が期待できるチャートになっている。5月11日の114.366円を超えてくると週足チャートでダブルボトムが形成されるため上昇が強まりそうでもあるが、チャートではここから上のポイントでは月足チャートにある116.3円、117.7円のトレンドラインを意識しておきたい。そこを超えてくれば上昇は強まるとみておきたい。
ドル円の上昇トレンドが続くとして、どれくらいまで上昇するのかについては、128円が一つのポイントとしてあるが、上昇トレンドがもしFOMC後の6週から8週で終わるとすると、残りは2週間から4週間しかない。現実的にこの期間の値幅で考えると、2週間程度なら最大で約10円、4週間程度であれば最大で約13円程度の値動きが、過去のドル円の値幅から期待はできるが、日銀バズーカやトランプラリーのような大きな材料がない中、そこまで上昇が強くなるとは思えないため、おそらく上昇が強まってもここからは10円以下の値幅で収まるのではないかと思われる。そう考えると節目としては122円近くに位置する月足チャートのトレンドラインが今回の上昇トレンドの着地点かもしれない。いずれにせよ次週もドル円が上昇トレンドを継続するか注目しておきたい。
【次週の予定】
次週は12日(水)13日(木)のイエレンFRB議長の発言に注目。アメリカの経済指標では14日(金)の消費者物価指数(CPI)小売売上高に注目。数値が上ぶれれば、FRBメンバーの見方通りアメリカ経済の落ち込みが一時的なものとして確認できるが、弱ければドル円の下げ材料となりそうだ。
USD/JPY week O:112.176 H:114.177 L:112.174 C:113.903
USD/JPY予想レンジ 7月10日~7月14日 112.000-117.000

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