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注目を集めた小売売上高と消費者物価指数 USD/JPY相場7月10日~7月14日

【2017年7月10日 月曜日 ドル円相場】
週末にはドイツ・ハンブルクでG20サミットが開催されていて抗議デモの激しい様子が報道されていたが、サミットでは特にマーケットに影響を与えそうな内容は出てこず、週明けのドル円相場は先週の終値からあまり変わらずに114円近くからスタートしていた。ドル円は、先週の上昇の流れを引き継いでかジリジリと値を上げる展開が続き、16時には114.296円まで値を上げていたが、週足チャートのダブルボトムのネックラインである5月11日の114.366円を超えられなかった。その後のドル円は、上値は重かったが、114円台を維持して値を上下していた。材料不足のためかあまり値が動かない週明けとなっていた。
【2017年7月11日 火曜日 ドル円相場】
114円台を維持していたドル円は、9時に日本市場が始まると上昇を強めて114.258円まで上昇したが、昨日の高値は更新できずに下落した。日本市場時間には、12時台に日本の鹿児島で地震があったり、ウィリアムズ連銀総裁の発言がヘッドラインで流れていて、ドル円は値を上下させている中、13時になると上値が重かった114.366円のネックラインをブレイクしていった。ドル円は上昇が強まったかに見えたが、114.5円を超えることができずに高値圏でレンジ相場となっていった。ロンドンフィキシングの24時に向けては、ユーロ高につられてドル円の上昇が強まり、当日の高値を更新したが114.493円までの上昇となり、24時を過ぎるとトランプ米大統領の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏のロシア疑惑に関するメールの報道があり、ドル円は113円台へと値を下げる展開へと変わっていった。同日にあったブレイナード理事のハト派よりの発言もドル円相場を下げる要因となっていたようで、2時にはドル円レートは113.717円まで値を下げていた。
【2017年7月12日 水曜日 ドル円相場】
113円台へと下落していたドル円は、113.8円から113.9円で値を上下していたが、114円からすでに上値が重くなっており、114円を超えられずにいると7時から値を下げる展開へと変わり、ジリジリと値を下げていった。13時には113.317円まで値を下げたドル円だったが、113.3円はサポートラインとなっていたようで、下値は固くなっているようで下値圏でレンジ相場となっていた。ドル円は当日予定されていたイエレンFRB議長の議会証言に注目が集まっていて、21:30に議会原稿が事前に公表されると、その内容を受けて発表直後は113.726円まで上昇したが、内容が市場が期待していたよりタカ派よりではなかったと判断されたようで、サポートされていた113.3円を割り込むとジワリと値をさげていき、113円の節目も割り込んで、112.927円まで値を下げていった。112円台では買い意欲もあってか、ドル円は反発して113円台へと値を戻し、その後の23時のイエレン議長の議会証言では、質問の回答に反応して値を上下していた。同日は米10年国債の入札やベージュブックの公表もあったが、ドル円の値動きは113円台前半で収束して三角持ち合い相場のようになっていった。
【2017年7月13日 木曜日 ドル円相場】
三角持ち合い相場となっていたドル円は、前日のNYダウが高値で引けたこともあって日経平均株価の上昇への期待からか、8時台に上昇し持ち合いを上に抜けると上昇の勢いが強まり、9時を過ぎると113.5円を超えるところまで上昇する場面があった。しかし、上昇の勢いは続かず、値を下げ始めると時間足チャートに上髭を作り、日経平均株価が下げ始めたこともあって、ドル円も下落していく流れへと変わっていった。12時には昨日の安値を更新して112.862円まで値を下げたドル円だったが、112円台では引き続き買い意欲が強いようで、下値攻めが続く中でも徐々に下値を切り上げていき、米国債金利が上昇するとドル円も上昇していた。20時台には、ECBが9月会合で資産買い入れ縮小する公算が大きいとの報道からユーロが上昇に転じて、ドル円はつられる形で上昇を強めて、チャートでできていたダブルボトムのネックラインの113.186円を超えたが、113.20円を超えても上昇の勢いはつかなかった。21:30に発表されたアメリカの経済指標は、強弱が混じるものとなっていたが、ドル円は徐々に値を上げていき23時には113.469円まで値を上げていった。23時には昨日と同じくイエレンFRB議長が議会証言をおこなっていたが、バランスシート縮小と長期金利に言及していた。ドル円は23時台を境に下げに転じて、その後の日本の日が変わった2時の米国債入札では若干の反発があったようだが、3時まで値を下げて113.175円まで値を下げていた。同日にはトランプ大統領が北朝鮮に関して中国を批判したり、修正ヘルスケア法案の可決が見込めないといった報道もあった。
【2017年7月14日 金曜日 ドル円相場】
113円台前半で推移していたドル円は、日本が三連休前のゴトー日ということもあってか、ジリジリと値を上げて10時台には113.571円まで上昇していたが、そこからは反転すると米国債利回りの低下から値を下げる展開が続いた。安倍政権の支持率が30%を割ったという報道もあり、若干の影響を与えていたかもしれない。値を下げていたドル円だったが、市場は同日発表されるアメリカの小売売上高と消費者物価指数(CPI)に注目していたようで、発表を前にして値動きは113円台前半で小幅な動きとなっていた。注目のアメリカの小売売上高と消費者物価指数(CPI)の発表された数値は、軒並み予想を下回るという結果で、ドル円は発表後から売られて112.5円近くまで一気に値を下げて、そこからさらに値を下げていき、112.270円まで下落していった。安値をつけた後のドル円は、NYダウ指数の上昇につられて反発する場面もみせてはいたが、112.7円台までの反発にとどまり、米国債利回りは、小売売上高発表後に2.28%まで下落した幅を指標発表前と同じ程度の2.33%まで戻していたが、ドル円は値を下げたままで112.5円近くで週を終えることとなった。
【今後の見通し】
ドル円は、週のはじめは先週の高値を更新し、ダブルボトムのネックライン114.366円をブレイクしたものの上昇が続かずに値を下げて、週足で陰線となったため、FOMCから続いていた上昇トレンドは一旦終わったものとみられる。予想をしていたよりも早いトレンドの終焉だった。ここから先の展開は、ネックラインのブレイクがダマシとなって、週足チャートで大陰線となったため、一旦は下値を試しに行くものと思われる。ドル円が下落した場合、下値の目途としては、昨年のトランプラリーの時の安値から引けるトレンドラインの110円あたりでは値をサポートしそうだ。
USDJPYWEEK
投機筋の円売りポジションも増えているようなので、一旦このポジションがある程度解消されないと、ドル円が再び上値を追う展開になるのは難しいとも思われる。
ドル円の短期上昇トレンドは一旦終わったとみておきたいが、金曜はNYダウは上昇していて、米国債利回りも上昇しているため、従来の相関からみれば、ドル円は買われてもおかしくはない。少ない可能性だが、陰線となった週足が前週の安値は更新していないので、次週安値を更新せずに上昇するようなことがあったら、再び上昇トレンドに戻る可能性はあるかもしれない。ドル円に関しては、上下どちらに値が動くか現在は不明確な点が多く、NYダウのこれ以上の高値は警戒しておきたいので、次週のポジションは慎重に判断したい。
【次週の予定】
次週は20日(水)に日銀金融政策決定会合とECB政策金利の発表が予定されている。日銀は現状維持の公算が高いためマーケットへの影響は限定的だと思われるが、ECBにおいては、直近緩和縮小観測が出ているため、発表内容やその後のドラギ総裁の定例記者会見の内容によっては値動きが大きくなるかもしれない。ドル円もクロス円通貨の値動きにつられて値を動かす傾向があるため注意したい。ほかは注目したい経済指標はないがアメリカの各経済指標は確認しておきたい。
USD/JPY week O:114.028 H:114.493 L:112.270 C:112.492
USD/JPY予想レンジ 7月17日~7月21日 110.000-115.000

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