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米経済指標に揺れるドル円相場 USD/JPY相場7月31日~8月4日

【2017年7月31日 月曜日 ドル円相場】
週末はトランプ政権絡みで、プリーバス首席補佐官の辞任やトランプ大統領が中国に失望したといったネガティブな報道が出ていたが、週明けのドル円マーケットは先週の終値からあまり変わらない110.6円台からスタートしていた。しかし、開始早々に先週の安値を更新したドル円は、9時台には110.310円まで下落していたが、値を下げた後は、米国債利回りが上昇したことから反発して16時台には110.7円台まで上昇を強めていった。上値をつけた後のドル円は反転すると値を下げ始めたが、110.5円は下値をサポートしているようでなかなか下回らない中、22:45のシカゴ購買部協会景気指数は予想より悪くやや値を下げても110.5円は下回らず、その後の23時のアメリカの住宅関連の経済指標は予想を上回ったものの、発表後やや値を上げた後は110.5円を割り込んで下落を強めていった。当日は月末ということもあってか、ロンドンフィキシングに合わせたユーロの買いがみられたが、ドル円相場への影響は限定的のようだった。下落を続けるドル円は、その後日本の深夜3時台に、スカラムッチ氏がホワイトハウスの広報部長をクビになったというニュースがあって、110.2円台まで値を下げていった。
【2017年8月1日 火曜日 ドル円相場】
110円の節目を前に一旦は110.2円で反発していたドル円だったが、110.5円を上回れずに、小幅な値動きを続けていると11時台に仕掛け的な値動きで下落を強めて109.989円まで値を下げる場面があった。109円台では買い意欲が強いようで、ドル円はその後は110円を下回ることなく、ジリジリと反発して、21時代には110.5円を超えるところまで上昇していった。21:30発表のアメリカの個人消費支出(PCE)は事前の予想通りとなっていて、個人所得は予想を下回っていたが、発表直後のマーケットの反応は限定的だった。ドル円は22時台に入ると下げ幅を強めていき、110円近くまで値を下げて、23時のISM製造業景況指数の発表を待つこととなった。23時に発表されたISM製造業景況指数は予想をやや下回り、同時刻に発表されていた建設支出も予想を下回る結果となっていた。ドル円は発表直後はやや値が反発する場面もあったが、その後値を下げて日本市場時間につけた安値を更新して109.925円まで下落していった。安値を更新したもののドル円の下落は強まらずに反発すると、再び110円台へと値を戻して推移してドル円は底堅い展開となっていた。
【2017年8月2日 水曜日 ドル円相場】
110円台前半で推移していたドル円相場は、日本市場時間では米国債金利の上昇とクロス円の上昇に合わせて上昇し13時には110.9円台まで値を上げていった。111円は節目ということもあって、上値の重さが確認されるとドル円は110円台後半で値を上下する展開となっていった。マーケットは21:15発表予定のアメリカの7月ADP雇用統計に注目していたようだったが、発表された数値は予想を下回っていて、発表直後のドル円はやや値を下げていた。しかし、下値は限定的で、前月分のADP雇用統計の数値が上方修正されていたことから上昇する流れへと変わっていき、110.982円まで上昇を強めたドル円だったが、111円をブレイクすることはできなかった。その後は、米国株の下げと米国債金利低下で値を下げる展開となり、23時台には米財務省が超長期国債の発行を検討しているとの報道があってやや上昇する場面もあったが、ドル円は下落が続いて24時を過ぎて110.284円まで値を下げていた。値を下げた後のドル円は、反転し始めると上昇を続けて110円台後半へと値を戻していった。日本時間4時台には米サンフランシスコ連銀総裁のウィリアムズ総裁がバランスシート縮小開始は秋が適切と発言していて、その後の5時台にボストン連銀のローゼングレン総裁も同様の発言をしていたこともドル円の下値を支えていたのかもしれない。
【2017年8月3日 木曜日 ドル円相場】
ドル円は、日本市場が始まると110.8円台まで値を上げたが、そこから先は小幅なレンジ相場へと移行してジリジリと値を下げる展開へと変わっていった。日本では内閣改造が行われ、第3次安倍第3次改造内閣が発足していたが、すでに連日の報道で内容は周知のことだったのでマーケットへの影響はないようだった。ドル円は110.5円が再びサポートラインとして機能しているようで値を下回らずにいたが、20時になってBOE英中央銀行の金利発表がされるとポンドの下落につられてドル円も下がり、110.5円を下方にブレイクすると、米国債金利の低下も伴って下値を追う動きが強まっていった。21時台にはアメリカの新規失業保険申請件数が発表されていて数値は予想より強い結果となっていたが、発表後にドル円は昨日の安値を更新して110.251円まで値を下げていた。値を下げた後のドル円は反発し、110.5円台まで一旦は戻したものの上値は重く、23時に発表された米ISM非製造業景況指数が予想を下回る結果となると発表直後にドル円レートは大きく値を下げて、そのまま110円の節目を割って109.950円まで下落していった。110円を割り込んだドル円は1日(火)につけた安値を下回らずに一旦は110.2円台まで反発したものの、WSJ報道でモラー米特別検察官がロシア捜査で大陪審を招集したとのニュースで下落が強まって、週の安値を更新して109.860円まで値を下げていった。
【2017年8月4日 金曜日 ドル円相場】
下値を追う動きが続いていたドル円相場は、日本市場が始まる前の8時台に109.843円まで下落し安値を更新していたが、下値を追う動きは強まらずに反発して、当日がゴトー日ということもあって上昇する流れとなって反転して110円台へと値を戻していった。日本市場時間では110.182円まで値を上げていたドル円だったが、その後は本日発表される予定の米雇用統計前ということもあってか、110円から110.2円の小幅なレンジ相場の値動きとなっていた。21:30に発表されたアメリカの雇用統計の結果は、雇用者数は市場予想を上回り20万人を超える増加となって、失業率と賃金の伸びは市場予想通りとなっていた。ドル円レートは発表後に、110.5円近くまで急上昇していった。貿易収支の結果が予想より強かったことや雇用統計の前月分の数値が上方修正されたことも上昇を強めていたようだった。ドル円は、7月11日に付けた114.493円の高値から引くトレンドラインをブレイクして、その勢いのまま23時に111円をブレイクしていった。同時刻帯にコーンNEC委員長が税制改革のリパトリ(資金の本国還流)案について発言したことも上昇をサポートしていたようだった。111円台まで値を上げたドル円だったが週末ということもあってか上昇は続かず、そこからは値を下げていき週の終値は110.7円近くとなっていた。
【今後の見通し】
今週のドル円相場は、週の始値と終値はあまり変わらなかったが、週足で下ヒゲの陽線を作り上昇が期待できる形となった。月足では予想していた通り上ヒゲの陰線が確定し、アメリカ大統領選時の安値から引くトレンドラインがあった110.3円を割り込み109円台まで値を下げたが、7月安値を更新した後の109円台では反発した形となっている。ドル円は6月の週足でも終値では110円以下にはなっておらず、今回も終値では110円以下にはなっていないため、110円台以下ではすでに相当底堅くなっているのかもしれない。
チャートでは上昇が期待できる形となっているドル円だが、ここから素直に上昇するかはまだわからない上に、上昇が強まるとしたら強いドル買いの材料が必要だがその材料もわからない。現在のドル円は、米国債利回りに相関して値が動くことが多くなっており、もしかしたら下の警告の通りに債券バブルが破裂して長期金利が上昇すればドル円が上昇する材料となるかもしれない。

グリーンスパン氏が警告-株価ではなく債券バブルの破裂に用心を

ただ、債券バブルが崩壊したら、株価も下落するものと思われるので、その時ドル円がどう動くのかはわからないので決めつけないように注意はしたい。現状のチャートをみる限りでは、ドル円は4月の安値から着実に下値を切り上げているので今後は上昇する可能性が高く、108円を割りこむような展開にならない限りは上値を追う動きが続くとみておきたい。
【次週の予定】
次週は10日(木)の米卸売物価指数(PPI)と11日(金)の米消費者物価指数(CPI)に注目。数値が良好な結果となればドル買いが強まるとみておきたい。その他では特に注目したい材料はないが、連銀総裁の発言が複数予定されているので発言内容は確認しておきたい。マーケットは、すでに夏枯れ相場に突入しているものと思われるため、突発的な値動きには注意をしておきたい。
USD/JPY week O:110.633 H:111.047 L:109.843 C:110.710
USD/JPY予想レンジ 8月7日~8月11日 110.000-114.500

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