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肩透かしとなったジャクソンホールとドル円 USD/JPY相場8月21日~8月25日

【2017年8月21日 月曜日 ドル円相場】
週明けのマーケットは、前週のバノン氏更迭で上昇した勢いが残っていたのか、やや買い優勢でスタートしていたドル円だったが、109.4円台まで値を上げたところで頭打ちとなって、そこからは値を下げる展開へと変わっていった。当日から米韓合同軍事演習が始まっていたことで北朝鮮が軍事的な反応を示さないか警戒されていたことも下落相場に影響していたのかもしれない。ジリジリと値を下げたドル円は、16時台に入って109円を割り込む場面もあったが、108円台ではまだ買い意欲もあって一旦は反発していた。しかし、反発しても上値は重く、アメリカ市場時間に入ると下落が強まっていき、24時台には108.637円まで値を下げていった。21:30に発表されていたシカゴ連銀全米活動指数は予想より悪く、発表時のドル円レートへの影響は限定的だったが、その後の下落に多少の影響を与えていたのかもしれない。安値を付けたドル円だったが、先週の安値を更新することなく反発すると、今度はジリジリと上昇する流れへと変わっていった。
【2017年8月22日 火曜日 ドル円相場】
節目の109円を超えるところまで上昇していたドル円は、109円を挟んで少しの間上下していたが、日本市場が開くと株価の上昇に合わせて上昇が強まり本邦実需筋の買いもみられたようで109円台へと回復していった。日本時間10時にはトランプ大統領がバノン氏更迭後はじめて演説をする予定となっていて、やや注目が集まってはいたようだった。ドル円は10時台にやや上昇を強めていたが演説との関連があったのかはわからなかった。値を上下しながらも上昇を続けていたドル円は16時に入ると109.462円まで上昇を強めたが109.5円が重しとなったのか超えられず、その後は109円台前半で小幅な値動きを続けていた。20時を過ぎると一部通信社が米税制改革について進展観測を報じ、ドル円は上昇が強まって当日の高値を若干更新する109.477円まで値を上げたが、109.5円は超えられずにいた。22時に発表されていたアメリカの住宅関連の経済指標では、発表直後はドル円相場の値動きには大きな反応は見られなかった。ドル円はアメリカ市場時間に入ると値を下げていき、109.1円台まで下落していたが、下値を確認した後は反発して23時台には109.5円を超えて高値を更新していた。23時に発表されたリッチモンド連銀製造業指数が予想を上回っていたことも、上昇をサポートしていた。値を上下する荒い展開となっていたドル円だったが、その後は、株高と米国債利回りの上昇にサポートされてジリ上げを続けて4時台に109.649円まで上昇していた。チャートでは、先週のチャートからできている時間足レベルのダブルボトムのネックラインを超えた形となっていた。
【2017年8月23日 水曜日 ドル円相場】
上昇が続いていたドル円は、日本市場が始まると9時台に109.825円まで値を上げていったが、そこが高値となってチャートで上髭を作ると値を下げる展開へと変わっていった。ジリジリと値を下げている中、12時前にトランプ大統領が政府機関を閉鎖しても「壁」建設をすると発言したことが伝わると、下落が強まり109円台前半へと値を下げていった。その後も同じくトランプ大統領がNAFTA破棄の可能性に言及するなどマーケットにネガティブな発言が続いたこともあってか、ドル円は下値を追う展開が続いていった。ドル円は昨日ダブルボトムのネックラインを超えたが結果的に上昇は続かずチャートはダマシとなっていた。16時台になって欧州市場時間へと移っていくと109.5円台を超える場面もみられたが、上昇は一時的で、20時になると下値をサポートしていたとみられる109.3円を割り込んで下落が強まっていった。アメリカ市場時間では23:00に発表された新築住宅販売件数が予想を下回っていたこともあって、ドル売りが強まり0:00を過ぎると109円を一時割り込む場面も見られた。109円割れでは一旦反発したが、深夜2時を過ぎて下落が再び強まり、後から北朝鮮が米韓合同軍事演習に関連してイギリスとオーストラリアを名指しして警告したというニュースがあったため、リスク回避の流れが強まった模様だった。ドル円はその後も下落を続けて安値を更新し108円台まで値を下げていった。
【2017年8月24日 木曜日 ドル円相場】
値を下げ続けていたドル円は、早朝7時台に108.841円まで値を下げていたが、そこが底値となって反発し始め、9時台になると買いが強まり109円台を超えるところまで上昇を強めて上昇していった。上昇後は一服感もあってかやや調整したが、15時台になると再び上昇を強めて値を上げていった。20:30頃には連銀総裁の発言もありドルをサポートしていたのか、ドル円は上昇を続けて21時台には値を下げる場面もあったが109.460円まで値を上げていった。NY市場が始まると、ドル円は株価の下落もあって値を下げ、23時に発表されたアメリカの中古住宅販売件数が予想を下回ると109.119円まで下落したが、下落の後は株が持ち直して上昇しドル円も上昇し、米国債金利が上昇したこともあって109.5円を超えるところまで値を上げていった。
【2017年8月25日 金曜日 ドル円相場】
すでに109.5円がサポートラインとして機能し始めていたドル円は、当日がゴトー日ということもあって仲値に向けた買いがみられ仲値時間の9:55頃に109.775円まで値を上げる場面があった。高値をつけた後のドル円は、当日ジャクソンホール会合にて、イエレン議長とドラギ総裁の講演が予定されていることもあって、取引を控える動きが強くなったのか、109円台後半でレンジ相場となっていった。21:30に発表されたアメリカの経済指標は甲乙混じった結果となっていたが、ドル円は値を小幅に上下するにとどまっていた。市場では当日のNYオプションカットに110円のオプションの期日到来が大量に観測されていたこともあってか、23時前にドル円は上昇を強める場面があり、109.835円まで値を上げていた。23時から予定されていたイエレン議長の講演もあり、ドル円の値動きは23時を前後してやや荒い展開となっていたようだった。イエレン議長の講演では23時を過ぎて、講演で金融政策に言及せずとの情報が伝わるとドル円は失望感からか急速に値を下げていき、0:00台には109.120まで下落していった。その後は、4時に予定されていたドラギ総裁の講演に注目が集まっていて、講演ではユーロの下落につながりそうな発言を避けていたようだったためか、ユーロが買われていた。ドル円はユーロの値動きにつられて上下するにとどまっていた。注目されていたジャクソンホール会合の講演を消化したドル円の週末の終値は109.315円となっていた。
【今後の見通し】
小幅な値動きとなったドル円は、今週は110円台へ値を回復する場面がなかった。週足では陽線となり安値の更新は免れたが、引き続きの下落に警戒しておきたい。日足では少しずつだが安値を切り上げ、高値を更新できていたので、この流れが続けば上昇する流れに変わってくる可能性はまだあるとみておきたい。ドル円は、引き続き108円を割り込まなければ上昇する可能性が高いとみているが110円以下の滞在期間が長くなっているため、108円を割り込む可能性も十分あるので注意しておきたい。
次週は、月替わりの週でもあるので月足に注目しておきたい。現在の月足は陰線だが、ドル円がここから上昇する場合、月足は陽線になると思われる。残り4日で110円台への回復が見られるかは誰にもわからないが、次週の値動きがどうなるのかはしっかりと確認しておきたい。ジャクソンホール会議を終えて夏相場も終わりを告げれば上下どちらかはわからないが値動きが出てくるかもしれない。
【次週の予定】
次週は9/1の米雇用統計に注目。その他の経済指標では30日(水)のADP雇用統計、米GDP改定値、31日(木)個人消費支出(PCE)、9/1(金)雇用統計後のISM製造業景況指数など月末月初で経済指標が多いのでそれぞれ確認しておきたい。月替わりの週であり8月も終わるので、月末のフローにも注意しておきたい。
週末土曜日場が閉まったあとに、北朝鮮が短距離ミサイルを発射しているが、現時点のアメリカの反応を見る限り週明けのマーケットへの影響は限定的だと思われる。
USD/JPY week O:109.256 H:109.835 L:108.637 C:109.315
USD/JPY予想レンジ 8月28日~9月1日 108.000-112.000

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