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太平洋に落ちたミサイルと米雇用統計に揺れた相場 USD/JPY相場8月28日~9月1日

【2017年8月28日 月曜日 ドル円相場】
前週の土曜日の早朝に北朝鮮がミサイルを発射していたが、いつもと変わらないミサイル発射だったためか、週明けのマーケットには大きな影響は出ていない様だった。ドル円相場は前週の終値より若干低い109.2円台でスタートしていたが、週明けのギャップはほぼないに等しかった。ドル円は9時台までに109.396円まで値を上げていったが、日本市場が開くと株価の下落につられて値を下げ、早朝の安値を割り込んでいった。13時には109.023円まで値を下げていたが、109円台を割り込まずに反転すると22時には109.408円まで上昇して当日高値を少し更新していたが、そこで頭打ちとなっていた。同日はイギリスが休場をなっていて、欧州市場時間では値動きはやや小幅になっていたようだった。その後のドル円は、値を下げる展開となっていたが、0:00頃に金相場が急上昇する場面があって、ドル円はつられて値を下げているようだった。その時のゴールド相場は節目の1300をブレイクしたことで上昇が強まったようだったが、この時点では特に何も材料がない中の上昇でやや違和感があった。これは後から出てきた市場の噂に過ぎないが、ゴールド相場の突然の買いは、この後火曜日の早朝に発射される北朝鮮のミサイルとの関係が疑われているようだった。相次ぐ経済制裁を受けている北朝鮮が、ミサイル発射による相場の変動で利益を得ようと画策したのではというのは噂に過ぎないが、今後北朝鮮にとって重要な日の前にはゴールド相場に大きな動きがないか注目しておきたいと思う。ドル円は再び109円を割り込みそうなところまで値を下げた後に再び上昇していたが109円台前半で推移していた。
【2017年8月29日 火曜日 ドル円相場】
早朝、6時頃に北朝鮮がミサイルを発射し日本の北海道を超えた太平洋側に落下したことが報じられ、ドル円はリスクオフの流れから急激に値を下げていき、7時台には108.332円まで値を下げていた。急激に値を下げた後のドル円は、反発も強く8時台には108.9円近くまで値を戻していたが、109円台へと上昇することができずに値を下げると、108円台後半で値を上下する展開へと推移していった。15時台には再び109円台へ上昇する勢いを見せていたが、108.962円まで上昇し早朝の高値は超えたが上昇は続かず下落に転じ、米国債利回りの低下もあって値を下げていき、18時には早朝の安値を更新して108.271円まで下落していた。ドル円は、ややパニック的な下落を見せていたが、安値を更新しても下値を追う動きは強まらずに反発していた。しかし、上値も重くその後は108.5円を挟んで小幅なレンジ相場となっていった。22時にはアメリカのケース・シラー米住宅価格指数が発表されて数値が予想を上回っていたが、上昇は限定的となっていた。23時には米消費者信頼感指数が発表され、こちらも数値は予想を上回っていたが、上昇は限定的だった。しかし、相次いで良好な経済指標が発表されたこともあってか、ドル円はジリジリと上昇した後、NYダウ指数も上昇したこともあってか、0:00を回ると上昇を強めて109円台へと値を上げて、その後も上昇が止まらずに深夜4時台には109.900まで値を上げていた。
【2017年8月30日 水曜日 ドル円相場】
昨日急落から急騰したドル円は、その後やや落ち着き109.5円まで値を下げていた。8時台には再び上昇に転じて、9時には昨日の高値を若干更新したが、110円の壁を超えられずに高値で小幅な値動きとなっていった。15時になるとドル円は買いが強まって110円をブレイクして上昇していった。北朝鮮の問題は何ら解決したわけではないが、その後の報道で、ミサイル発射の時間帯やルートが日本への影響を最小限に抑えるように配慮されていたのではないかという見方もあったようで、マーケットの過度なリスク警戒を和らげていたのかもしれない。上昇後は値を下げて再び109円台になっていたドル円だったが、下値は固く20時になると再び上昇へと転じて、21:15の米ADP雇用統計の数値が予想を上回る結果となると高値を更新して、21:30に発表されたGDP改定値も数値が良化していたことから上昇が続いて110.429円まで値を上げていった。その後もジリジリと下値を切り上げていたドル円は、110円を割り込まずに110円台前半で推移していった。深夜4時ごろにはトランプ大統領が税に関する発言をしていたようだったが、マーケットの反応は薄いようだった。アメリカでは前日からハリケーンの洪水被害の報道が多くなっていたが、今のところ市場への影響は特にないようだった。
【2017年8月31日 木曜日 ドル円相場】
ドル円は8時台に上昇が強まると110.5円を超えて高値を更新していった。その後もジリジリと高値を更新してはいたが、上昇の勢いはやや落ち着いていき、高値で小幅な値動きをするようになっていった。ドル円は19時台に110.667円まで上昇していたが、そこからは値を下げる展開へと変わっていき、21:30に発表されたアメリカの経済指標が強弱入り混じるものとなっていて、若干値を上げる場面も見られたが、個人消費支出(PCE)が予想を下回ったことから下値を追う動きのほうが強くなっていったようだった。その後のアメリカの経済指標も強弱入り混じる内容となっていたが、ドル円は、ムニューシン米財務長官が「ドル安が米貿易にとって有利な点はある」「長期的にみたドル高は米国に対する信頼感の表れ」と発言したことを材料にドル安容認姿勢が強まったと見られたのか、ドル売りが強まり0:00台には109.916円まで値を下げていった。109円台では反発も見られ110円台まで値を戻す場面もあったドル円だったが、その後もジリジリと値を下げると4時台には109.882円まで値を下げて当日の安値を若干更新していた。
【2017年9月1日 金曜日 ドル円相場】
月が変わったドル円相場は、109円台から110円台へと上昇していくと、ジリジリと下値を切り上げて上昇する展開が続いていった。日本市場時間では110円を割り込む場面も何度かあったが、110円から下は底堅く推移しているようだった。来週予定されていた麻生副総理とペンス副大統領の非公式会談は中止となったと報道があり、北朝鮮情勢対応のためという理由だったが、麻生氏が直近ヒトラーに関わる失言をし海外メディアでも報じられていたこともあって何かしら影響していたのかもしれない。ドル円相場はアメリカの雇用統計発表前ということもあってか、値動きは小さくなっていた。19時ごろにはオーストリア中央銀行のノボトニー総裁の発言でユーロが買われる場面があったがドル円への影響は限定的だった。21:30に発表された注目の米雇用統計は、雇用者数、失業率、平均時給のすべてが予想を下回る結果となっており、ドル円は発表直後に売りが強まって、109.6円近くまで値を下げていた。しかし、109.562円の安値を付けると反発して値を上げ始め、雇用統計結果の発表後に、一部関係者からECBが12月までにテーパリングの準備ができない可能性があるとの報道があり、ユーロが下落するとドル買いが強まったようでドル円は急速に値を上げて、雇用統計の下げ幅を回復していった。22時台には、雇用統計前までの値に戻し、23時に発表されたISM製造業景況指数が予想を上回る結果だったことから上昇が強まり110.475円まで値を上げていった。ISM製造業景況指数が発表される前にコーンNEC委員長がトランプ大統領との関係や減税法案についてポジティブな発言をしていたこともドル円の上昇をサポートしていたようだった。その後のドル円相場はやや値を下げて、週末ということもあってか小幅な値動きとなって110.2円台で週の取引を終えていた。
【今後の見通し】
月が変わったドル円は、8月のローソク足を陽線にできなかったがある程度上昇し下ヒゲを作れたため、次月の上昇が期待できる形になった。北朝鮮問題によって値を下げていたドル円だったが、今回も108円を割り込まずに反転し、週足では値幅の大き目な陽線を作ることができているため、次週は上昇する展開を予想しておきたい。まずは、111円を超えられるかが一つ目の抵抗となると思われる。
今回ドル円が108.271円の安値で底を打ち、短期上昇トレンド入りするとしたら、9月末まで上昇する展開を予想しておきたいと思う。その間の材料としては、アメリカの減税法案の行方や、FRBのバランスシート縮小などのビッグイベントがあるが、ドル円においては、アメリカの債務上限問題に注目しておきたい。債務上限は最終的に問題なく引き上げられると思うが、それに伴う議会の紛糾などがあれば、米国債売りにつながる材料となるかもしれない。その時ドル円はリスクオフから売られる可能性もあるが、パニック的な金利上昇をする事態になるなら、ドル円は上昇する可能性もあるとみておきたい。
【次週の予定】
次週は月曜日がアメリカでLabor Dayとなっており休場になっている。レイバー・デー後は夏は終わり通常のマーケットに戻ってくると思われるので、火曜日からの値動きは注目しておきたい。経済指標では6日(水)のISM非製造業景況指数に注目。7日(木)には欧州中央銀行の政策金利発表もあるのでユーロの値動きに注意しておきたい。
USD/JPY week O:109.228 H:110.667 L:108.271 C:110.274
USD/JPY予想レンジ 9月4日~9月8日 110.000-114.000

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