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6回目の核実験と108円を下回ったドル円 USD/JPY相場9月4日~9月8日

【2017年9月4日 月曜日 ドル円相場】
週末の日曜日に北朝鮮が核実験を行い、その規模が過去最大で水爆実験の成功ではないかという不穏な空気のまま始まった週明けのドル円相場は、前週の終値から大きく下に窓を開けて海外市場時間では109.2円台まで値を下げてスタートしていた。日本で取引が始まる頃には109.6円台まで値を上げ、取引が始まるとドル円は109.8円台まで上昇を強め、9時台には109.929円の高値をつけたが、110円に値を戻すことなく値を下げ始めると109円台後半で推移していった。ドル円は、15時過ぎに北朝鮮がミサイル発射準備をしているとの報道を受けて下落が強まり、109.382円まで値を下げていったが、安値を付けたあとはジリジリと値を上げていく展開となっていた。同日、中国がICOの取り締まりをする可能性があるとの報道があり仮想通貨が売られていたが、ドル円への影響は特にないようだった。その後は、当日アメリカ市場が休場となっていたため値動きは小さくなっていき、109.6円を挟んで小幅な値動きで推移していた。
【2017年9月5日 火曜日 ドル円相場】
ドル円は8時台に上昇する場面があり、109.832円まで値を上げたが、上昇は続かず日本市場がはじまると値を下げていき、仲値にかけて下落が強まる展開となっていた。10時を過ぎて109.5円を割り込んでいくと、11時を過ぎて北朝鮮がICBMを西海岸に移動しているようだとの情報から下落が強まって、ドル円は12時には109.2円台まで値を下げていった。安値を付けた後は反発し、17時台に109.5円台まで一旦上昇する場面もあったが、ドル円の反発はそこで止まり、そこから値を下げる展開が続いていった。21時台にドル円は、米国債利回りの低下とともに当日の安値を割り込んでいき下落が強まると、23時台には109円を割り込んで108円台へと値を下げていった。北朝鮮高官がアメリカにさらなるプレゼントを贈ると警告をしたり、ブレイナードFRB理事のハト派寄りの発言がドル円の重しとなっていたようだった。108円台へと値を下げていたドル円は、その後NY市場時間では108.6円台まで値を下げていった。アメリカで発生したハリケーン被害の大きさと新たなハリケーン「イルマ」が発生していたこともリスクを避ける動きにつながっていたのかもしれない。
【2017年9月6日 水曜日 ドル円相場】
下落を続けるドル円は早朝7時台に108.5円台まで値を下げ安値を追う動きが続いていたが、108.5円からは下値も固く、やや反発も強いようであった。108円台後半で値を膠着していたドル円だったが、欧州市場時間となる16時を過ぎると下落が強まって108.501円まで値を下げて朝方の安値を更新していた。安値を更新してもドル円は下落は強まらず反発していたが、18時半を過ぎた頃に再び値を下げる場面があって安値を割り込んで108.451円まで下落していた。値を下げた原因は、はっきりとしなかったが、北朝鮮で大きな地震が発生したというツイートが原因となっていたようだった。情報自体は誤報だったようで、ドル円は安値を更新した後は反発する流れへと変わっていった。値を上げていたドル円は109円を超えられずに一旦値を下げたが、22時を過ぎると109円台をブレイクしていった。23時に発表された米ISM非製造業景況指数は、予想を若干下回っていたが、数値自体は悪くなかったためかドル円は値を下げずにいて、同時刻に発表されていたカナダの政策金利がサプライズ利上げされていたことでカナダドルの上昇が強まって影響を受けたのか、ドル円は109.164円まで値を上げる場面があった。上昇していたドル円だったが、日本の日が変わる前にFRBフィッシャー副議長が個人的な理由で10月に辞任するとの発表があり、ドルが売られて108.7円台まで値を下げていった。値を下げた後のドル円は25時を過ぎると今度はトランプ大統領が「北朝鮮への軍事行動、最初の選択肢でない」と発言したことが伝わると地政学リスク後退から反転上昇を強めて、再び109円台へと上昇して、2時を過ぎてハービー救済法案が議会を通過し、抱き合わせで債務上限を3カ月引き上げる法案が盛り込まれたことで、ドル円は上昇を強めて3時台には109.393円まで値を上げていった。3時にはベージュブックが公表されていたがマーケットへの影響は薄く、ドル円は高値を維持していた。
【2017年9月7日 木曜日 ドル円相場】
109円台前半で値を維持していたドル円だったが、昨日の高値からじりじりと値を下げる展開が続いていた。日本市場が開く9時台になると北朝鮮が9日にミサイル発射の可能性と報じられるとドル円は下落を強めて、108.875円まで値を下げていたが、9日は北朝鮮の建国記念日で内容がすでに懸念されていることだったためか、戻りも早かったように感じた。マーケットは同日のECB政策金利発表に注目が集まっていたようで、ドル円の値動きは小さくなっていた中、ジリジリと値を下げる展開が続き、欧州市場時間ではユーロ買いドル売りの流れが強まって18時台には朝方の北朝鮮ミサイル関連の報道でつけた安値を更新していった。20:45に発表されたECB政策金利は予想通り据え置きとなっていて、マーケットは21:30のドラギ総裁の会見に注目していたようだった。21:30に発表されたアメリカの新規失業保険申請件数は、数値が予想を超えて悪かったが、発表後の値動きは限定的だった。ドラギ総裁の会見ではユーロが売られてから買われるという荒っぽい値動きとなっていて、ドル円もつられて値を上下する展開となっていた。ドル円は、22時台に108.645円の安値を付けてから一旦は109円近くまで反発したが、その後米国債利回りが急落していくと下落が強まって24時を過ぎて今年4月の安値を更新して108.039円まで値を下げていった。安値を更新したドル円だったが、108円を割り込まずに反発すると3時過ぎには108.7円まで値を上げる場面があったが、そこからはまた値を下げる展開へと変わっていった。
【2017年9月8日 金曜日 ドル円相場】
108円台前半で値を推移していたドル円相場は、日本時間の朝方からNY連銀ダドリー総裁、ジョージ・カンザスシティ地区連銀総裁の発言があったが、値動きへの影響は限定的なようだった。ドル円は108円前半で値を上下していたが、ジリジリと下値を追う動きは続き、14時を過ぎるととうとう108円を割り込んで値を下げていった。108円のブレイクでは特に材料は出ていなかったが、当日8:50に発表されていた日本の経常収支が予想を上回る黒字だったことも円を買う理由になっていたのかもしれない。ドル円は重要なサポートラインであった108円を下回ったことで下落が強まっていき、21時には107.319円まで値を下げていった。安値を付けたあとのドル円は反発すると23時には一時108円台まで上昇していたが、108円台では売られてしまい、上昇は続いていなかった。ドル円の反発には北朝鮮が今週発生していた太陽フレアの影響で9日のミサイル発射はできないのではないかとのニュースが、ドルの買い戻しにつながっていたようだった。同時間帯には、ドル円相場への直接影響はないようだったが、中国で仮想通貨取引所を当面閉鎖するようだとの報道があり、仮想通貨が売られる展開となっていた。108円に値を戻せなかったドル円は、その後107.6円まで値を下げる場面もあったが、週の終値は107.8円台で終わっていた。
【今後の見通し】
ドル円は年初来安値を更新して重要なサポートラインの108円を割り込んでいったため、値を下げる展開が続くことが予想される。週末108円に値を戻す場面はあったが、108円台を維持することはできず、終値でも108円を割り込んでいる。この下のサポートは106円近くにアベノミクス開始の2012年から引くトレンドラインが位置している。
USDJPY108
チャート上では下値を追う展開が強まる可能性が高まっているが、先日アメリカ議会で債務上限引き上げに合意したため、9月に予定されているFOMCではバランスシートの縮小開始がされる可能性が高まったとみておきたいので、ここから先ドル円はあまり売りたくない。106円にストップをおいて安値を買っていくか、下値の切り上げが確認できるまではしばらく様子見としたほうがよいかもしれない。
【次週の予定】
9日に警戒されていた北朝鮮のミサイル発射は見送られたようなので週明けは特に窓も開けずにスタートするとみておきたい。週末の発射は見送られても、北朝鮮は近くミサイルを再び発射するものと思われるので、引き続き警戒しておきたい。11日には国連安保理で北朝鮮制裁の決議案採決が行われるようなので採決の結果とその結果を受けた北朝鮮の反応にも注意しておきたい。経済指標では14日(木)米消費者物価指数(CPI) 15日(金)米小売売上高に注目。
アメリカではハリケーンで深刻な被害が出ているが、ハリケーンの影響は後々インフレ的な現象を招く可能性があるようなので今後の影響は注意しておきたい。

ハリケーンの爪痕、米利上げ要因に

自然災害は一時的に経済的な悪影響は出るだろうが、災害から復興しインフレ圧力が強まれば、12月アメリカで年内利上げの可能性が高まるかもしれない。
USD/JPY week O:109.654 H:109.929 L:107.319 C:107.800
USD/JPY予想レンジ 9月11日~9月15日 106.000-110.000

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