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急上昇したドル円と打ち上げられた北朝鮮のミサイル USD/JPY相場9月11日~9月15日

【2017年9月11日 月曜日 ドル円相場】
週末9日に警戒されていた北朝鮮のミサイル発射が見送られたことをポジティブにとらえたのか、週明けのドル円相場は上窓を開けて108円台でスタートしていた。日本では108.2円台から取引が開始され108.5円近くまで上昇したあと、8時台に108.166円まで値を下げたが、ドル円はそれ以上値を下げることはなく上昇していった。底堅く推移していたマーケットは、アメリカのハリケーンイルマが被害は出ているものの勢力が弱まったこともリスクを警戒する動きを退けたようだった。日本市場時間では核実験を強行した北朝鮮に対する国連安保理の制裁決議に注目が集まっていたが、15時台に決議には石油の禁輸は持ち込まれないというヘッドラインを受けてドル円は上昇し、当日の高値を更新したが、その後、中国が北朝鮮からの密輸を厳しく取り締まるとのヘッドラインに反応して値を戻していた。18時以降のドル円相場は、上昇が強まり特に大きな新しい材料がない中、米国債利回りの上昇に合わせて上げ続け、日本の深夜4時台には109.5円近くまで上昇していた。
【2017年9月12日 火曜日 ドル円相場】
昨日上昇を続けたドル円は、109円台前半で値を推移している中、日本市場が開く9時台になると上昇を強め109.5円をブレイクし109.582円まで値をあげたが、上昇は続かずに値を上下するに留まっていた。国連安保理の制裁決議案は中国、ロシアに配慮して制裁を大幅に譲歩した決議内容となっていたが全会一致で採択されていた。ドル円は15時を過ぎると再び上昇を強めて高値を更新して、そこから上昇が続く展開となっていった。19時を過ぎると北朝鮮から国連安保理の制裁決議を拒否すると声明が出ていたがマーケットには反応はなかった。ドル円は22時を過ぎて110円を超えて値を上げるも、上昇は続かず23時過ぎには109.798円まで落下する場面があったが、押し目になっただけで値を戻すと、その後もジリジリと上昇して深夜2時の米国10年国債の入札を過ぎてから深夜4時台には110.255円まで値を上げていた。
【2017年9月13日 水曜日 ドル円相場】
上昇を続けるドル円は、8時を過ぎると昨日の高値を更新して110.287円まで値を上げる場面があったが、上昇は続かずに値を下げて、月曜、火曜と同じようにアジア市場時間は小幅に値を上下するレンジ相場となっていった。ドル円は109円台に値を下げる場面が何度かあったが安値を付けても109.9円までと底堅く推移していた。21:30に発表されたアメリカの卸売物価指数(PPI)は数値が予想を下回っていたが下値は限定的だった。22時台になるとドル円は、トランプ大統領が税率15%を断固主張しているとのヘッドラインで上昇を強めて110.3円近くまで値を上げて、米国債利回りも上昇していた。23時台には、ライアン下院議長から9月25日の週に税制改革の草案を発表すると発言があり、ドルの上昇は続いて、日本の日が変わった0:00台には110.690円まで値を上げていた。
【2017年9月14日 木曜日 ドル円相場】
連日上昇が続いていたドル円だったが、昨日の110.690円の高値をつけたあとは110.5円を中心として値を小幅に上下する展開となっていき、10時に110.731円まで上昇したが、日経平均株価が値を下げると、ドル円もそこから値を下げて110.5円を中心として値を小幅に動かす展開が続くことになっていた。北朝鮮は国連の制裁決議に賛成した日本に対しての挑発を強めていたがマーケットの反応は薄かった。ドル円相場は、20時まで値幅が小さくなっていく展開が続いていたが、20時にBOE金利発表があると、英ポンドの上昇につられて値を上げる展開へと変わっていった。20:30頃には中国がビットコイン取引を停止するとの報道も出ていてビットコインは売られていたが、ドル円相場への影響はあったのかはわからなかった。市場では21:30に発表される消費者物価指数(CPI)に注目が集まっていたが、発表前にドル円は日経新聞の北朝鮮のミサイル発射兆候との報道に反応して110.3円台まで急落し、その後消費者物価指数(CPI)が発表されると予想を上回っていた結果から急上昇して111円を超えて111.035円まで値を上げていった。激しい値動きで111円を超えたドル円だったが、上昇が強まらずに値を下げ始めると、今度は朝日新聞からも北朝鮮のミサイル発射予測に関する報道があり、値を下げると先ほどつけた安値を更新して110.307円まで下落していた。上下に荒い値動きをしていたドル円だったが、安値を付けた後は反発し、110円台後半で値を上下する展開へと変わっていった。ドル円は、110.7円まで値を戻す場面もあったが、深夜2時を過ぎると下落が強まり下値を追う展開が続いて、北朝鮮のミサイル発射を警戒してか、NY市場後半ではゴールドも買われているようだった。ドル円は5時を過ぎると当日の安値を更新して110.065円まで値を下げていた。
【2017年9月15日 金曜日 ドル円相場】
北朝鮮のミサイル発射を警戒し下値を追う動きが続いていたようだったドル円相場は、7時を過ぎて北朝鮮がミサイルを発射したとのヘッドラインを受けると109.550円まで急落していった。ただ、急落後はいつもどおり買い戻されて反発し、110円の節目を前にしばらく値をもんだ後に109.8円以下に下がることはなく、日本市場が始まるとジリジリと上昇していき、当日が日本の三連休前のゴトー日ということもあってか上昇が強まり110円台を回復していった。ドル円はその後も上昇が続き、17時台にはポンドの値動きに影響され円売りが強まっていたようで110.8円台まで値をあげて、18時台には111円をブレイクしてややストップを狩るような動きを見せて上昇を強め、111.3円台まで値を上げる場面があった。早朝のミサイル発射からわずか1日で111円台まで急反発したドル円だったが、21:30に発表されたアメリカの小売売上高が、ハリケーンの影響もあってか数値が予想を下回っていたことから反転し110円台まで値を下げていった。ドル円は21:30の数値が発表される前から値を下げ始めていたので、事前に数値が悪いことが見込まれていたか、結果が漏れていたのかもしれない。22時台には110.6円台まで値を下げたドル円だったが、その後の23時の消費者態度指数の速報値は予想を上回っていてドル買いが強まり、再び111円台へと上昇する場面があったが、その後は週末ということもあってか値動きが小さくなっていき、週の終値は110.8円台で終えることとなった。
【今後の見通し】
9月8日に108円を割り込んだドル円だったが、今週は週明けから108円台へ回復してチャートに窓を開けると急反発する展開へと変わっていった。週足では3円幅の陽線を作り、すでに111円台への上昇も何度もトライしているため、108円の下方ブレイクはダマシとなってしまった可能性が高くなっている。次週は引き続いての上昇を予測しておきたい。ここから上には、113.1円と115.5円近くに月足チャートで引けるトレンドラインがある。次週ここのラインをブレイクしてくるようなら本格的な上昇トレンド入りをする可能性は高くなる。

北朝鮮に関しては、ミサイル発射も核実験も行い、週末には「核戦力完成、ほぼ終着点」とのニュースも出ていることから、今後はアメリカの対応がどうなるかに焦点が移っていくことと予想され、しばらくは沈静化するかもしれない。最終的にアメリカは北朝鮮に先制攻撃をするしかないと見ているが、そのタイミングは数カ月は先になると思われる。今回の108円台への下方ブレイクがダマシとなり、ドル円が上昇トレンドに変わっている場合には、しばらくは上昇が続く可能性が高いが、北朝鮮問題が次に進展する時がトレンドの終焉となるのかもしれないので注意しておきたい。
【次週の予定】
次週は20(水)27時※日本時間21日(木)3時のFOMC政策金利発表に注目。今回金利の引き上げは行われないと見られているがバランスシートの縮小開始については決定されると予想されている。バランスシートの縮小開始はドル高圧力となるため、ドル円にとっては長期的な上昇材料となる可能性が高い。

侮れない米FRB資産縮小の円安効果

12月の利上げについての言及があるかはわからないが、ハリケーンのインフレ的な影響も出てくる可能性があり、おそらく12月の利上げは行うと思われるので、FOMCメンバーの金利の見通しは変わらないものとみておきたい。その他では特に注目したい材料はないが、月曜は日本が祝日のため日本市場は小動きが予想される。
USD/JPY week O:108.226 H:111.328 L:108.166 C:110.856
USD/JPY予想レンジ 9月18日~9月22日 109.500-115.500

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