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北朝鮮問題はどうなるのか?アメリカとの戦争の可能性

2017年9月に6回目の核実験を強行した北朝鮮の行為で地政学リスクの緊迫感が増しています。

直近では北朝鮮がミサイルを打つと市場がリスクオフで反応することから、「北朝鮮が相場をコントロールするためにミサイルを発射しているのではないか」というような噂まで実しやかにささやかれるようになってきました。

金正恩がFXで大儲け? “ミサイル発射で円高誘導”が話題に

北の「ロケットマン」こと金正恩が、今年になって連発しているミサイル発射と強行した核実験は、マーケットを一時的に動かす材料になっているのは確かです。しかし、北朝鮮発のリスクオフ相場は、だいたいがすぐに値を戻す展開になっています。ミサイルによるリスクオフ相場が続かないのは、市場が地政学リスクを懸念してはいますが、今のところ北朝鮮とアメリカが戦争になることはないとみている証拠だと思います。

北朝鮮問題がマーケットに影響を与えているだけならまだ平和なものですが、万が一、戦争になれば日常生活にも影響が出てくるので誰もが「北朝鮮問題」の先行きを心配していると思います。

では北朝鮮とアメリカは戦争することになるのでしょうか?

まず、北朝鮮が核を放棄をすることはないと思われます。そして、アメリカが北朝鮮の核武装を容認することもないと思われます。この両者の思惑がぶつかるところを意味するのは、最終的には武力をもって解決するしか道がないとしか思えません。
北朝鮮の金正恩は恐怖政治を行っている独裁者です。古今東西このような独裁者が最終的に勝つことはありません。金正恩はさまざま方法で生き延びようとしているようですが、最悪な最期を迎えることは間違いないでしょう。
そう考えると、下のニュースに書いてあるシナリオが現時点では一番濃厚なように思います。

韓国の軍事安保研究所トップが語る 北朝鮮をめぐる衝撃のシナリオ

アメリカと北朝鮮が戦った場合、アメリカが勝つことは間違いないので、北朝鮮が先に攻撃を仕掛ける可能性はとても低いと考えられます。先制攻撃を仕掛けるとしたらアメリカからになるでしょう。アメリカには北朝鮮に勝つだけの軍事力があります。先制攻撃をすれば、同盟国やアメリカに被害が出ることは避けられないでしょうが、その被害より将来想定される米国への被害が上回った時、アメリカは行動を起こすしかなくなるのではないでしょうか。

では、その時はいつなのかを考えると、上の記事でも述べられている通り、これから約3カ月以内の年内にはアメリカは何かしらの行動を起こす可能性がとても高いと思います。

もし朝鮮半島で軍事行動が起きた時、マーケットがどのような反応を示すのかは決めつけはできませんが、おそらくはアメリカ人の韓国からの避難の促進などの兆候がみられれば、先制攻撃前からマーケットは徐々にリスクオフへと反応を示していくと思われます。
そして、実際に先制攻撃が行われた時、急激なリスクオフとなって、ドル円は売られ、世界の株価は下落するものと思われます。急激なリスクオフの後の反応は、これもどうなるかはわかりませんが、ドル円においてはドル円が売られ続けるのではなく、反転して円安ドル高に急激に進む可能性もあると思います。これは、理屈はわかりませんが、チャート分析からみるとドル円はここから急激に円高ドル安になるよりは、円安ドル高になる可能性を示しているからです。

2017年後半を予測するドル円チャート分析

戦争は起きてほしくありませんが、隣国で戦闘が始まれば日本も安全とは言えなくなります。戦闘が始まれば相場どころの話ではなくなる場合も考えられますが、年内は戦争になることも想定してマーケットには臨んでおくほうがいいかもしれません。

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