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バランスシートの縮小開始を決定したFOMC USD/JPY相場9月18日~9月22日

【2017年9月18日 月曜日 ドル円相場】
週末突如噴き出した衆議院議員解散の報道から、週を開けたドル円相場は、先週の終値から上に値を上げて窓を開けてスタートしていた。111円台からスタートしたドル円は、7時台に110.988円まで値を下げた後は、前週の終値まで値を下げることはなく上昇が続く展開となっていった。日本が祝日のため東京の市場時間では111.2円を中心に小動きとなっていたが、15時を過ぎると上昇が強まり16時には111.4円台まで値を上げていた。その後は一旦値を下げたが、下値を切り上げて反転すると再び上昇が続いて日本の日が変わったあとの3時台には111.662円の高値をつけていた。当日は北朝鮮に関するヘッドラインも出てはいたがマーケットの反応は薄いようだった。
【2017年9月19日 火曜日 ドル円相場】
昨日111.6円台まで上昇したドル円は、111.5円を中心に値を上下するレンジ相場へと移っていった。三連休明けとなっていた東京市場では、市場が開いてからはドル円は上値が重く一旦は値を下げていたが、株式市場が値を上げる中、ドル円相場もジリジリと値を上げる展開となっていき、13時台に昨日の高値を更新すると14時台には111.8円台まで値を上げていった。高値をつけた後のドル円は112円の節目が意識されたのか15時から値を下げ始め、ジリジリと値を下げる展開に変わっていった。21:30に発表されたアメリカの経済指標は複数あり甲乙入り混じる結果となっていて、輸入物価指数が予想を上回っていたことに反応してか、ドルは上昇する場面もあったが値を若干上げた後は再び値を下げる展開が続いていた。ドル円は23時台にトランプ大統領から「米国は軍事行動する準備がある」との発言があり、111.203円の安値を付けたあと反転して上昇する流れに変わっていった。北朝鮮の金正恩はトランプ大統領から「ロケットマン」というニックネームをもらったようだった。上昇し始めたドル円相場は、25:30頃に米共和党が暫定的税制改革案に合意したとの報道から法案成立への期待感もあってか上昇が強まり、111.826円まで値を上げたが、日中につけた高値を更新できずに値を下げると111.426円まで値を下げて、その後は111.5円で値を膠着する展開が続いていった。
【2017年9月20日 水曜日 ドル円相場】
市場では前日から開催されているFOMCの終了後に発表される政策金利に注目が集まる中、ドル円相場は小幅な値動きへと収束していった。ドル円は111.5円を中心にレンジ相場を形成していたが、日本市場が始まると小幅な値動きながらジリジリと値を下げる展開が続いて、19時には111.234円の安値を付けていた。そこから下では、昨日の安値が意識されたのか反転し上昇しはじめ、23時のアメリカの中古住宅関連の経済指標では数値が予想を下回っていたが値を下げず、24時を過ぎると安倍総理が法人税引き下げを検討しているとの報道から上昇が若干強まって111.533円まで値をあげて111.5円を超えたが、政策金利発表前ということもあってか上値を追う動きにはなっていなかった。FOMCの政策金利発表を111.3円台で迎えたドル円は、深夜3時になると一旦は値を下げて111.087円の安値を付けたが、安値を付けた後は上昇が強まり112円台まで値を上げていった。FOMCの発表内容はバランスシートの縮小は予想通り10月開始が決定されていて、政策金利の見通しは長期では引き下げられていたが、2018年までは据え置きとなっていたため、12月の利上げを示唆していると判断されドル円は上昇に転じたようだった。ドル円はイエレン議長の会見時に112.534円の高値をつけたが、そこからは利益確定の動きもあったのか、値を下げて112円台前半で推移していた。
【2017年9月21日 木曜日 ドル円相場】
昨日のFOMCの発表を受けたドル円相場は、引き続き上値を追う動きが続いていて、8時台には昨日の高値を更新し日本市場が開いた後に112.644円まで値を上げていき、上昇が一服すると小幅な動きとなっていった。日本市場時間ではイラン核合意破棄を巡り、トランプ大統領が行方を決めたと発言していて、ややリスクを煽る報道があったが、マーケットへの影響はあまり見て取れなかった。当日は、すでに市場の注目を集めることもなくなっていた日銀金融政策決定会合の発表が12時頃に行われていて、発表内容は現状据え置きでマーケットの動きも想定通りに限定的だった。15時30分になると黒田日銀総裁の会見がはじまり、ドル円は会見後に112.712円まで上昇する場面があった。黒田日銀総裁はいつもと同じことを話してはいたが、必要あれば追加緩和をするとの発言に反応していたのかもしれない。高値をつけたドル円は、ここから上は113円近くに今年の高値から引くトレンドラインが位置していることもあってか、上値は重く値を下げる展開へと変わっていった。18時前にはS&Pが中国の格付けを引き下げたとの報道があり、豪ドルの値動きにつられたのかドル円は下落が強まって112.251円まで値を下げていた。値を下げた後は112.5円台まで反発したドル円だったが、上昇する勢いはなく再び値を下げると、21:30に発表されていたアメリカの経済指標が予想を上回る好結果だったにも関わらず、上昇は一時的で値を下げる展開が続いていった。下落を強めていた要因は、トランプ大統領が北朝鮮制裁に関する発表を本日行うと事前予告をしていたことが大きな理由のようだった。ドル円は22時台に当日の安値を更新して112.139円まで値をさげたが、そこからは反転して上昇する流れに変わっていった。23時に発表されたアメリカの景気先行指標総合指数は予想を上回り反転の勢いにはプラスとなっていたようだった。トランプ大統領は日本の深夜1時半ごろに、北朝鮮に関する新たな制裁として収入源を断絶すると発表していた。ドル円相場は内容が明らかになったことを好感したのか上昇をつづけ、4時台には112.5円台まで値を上げていた。
【2017年9月22日 金曜日 ドル円相場】
昨日112.5円まで値を戻していたドル円は、若干値をさげて112.4円で小幅な値動きで推移していた中、9時台になると112.5円台まで一旦上昇した後に、北朝鮮外相が「太平洋上での水爆実験」を示唆したことが伝わるとリスクオフの流れが強まって、11時台には111.650円まで値を下げていった。ドル円チャートでは112円をネックラインとするヘッドアンドショルダー型ができていたこともあってか112円を割り込んでから下落が強まったようでもあった。ここまで上昇が続いていたドル円は111.6円台まで100pipsほど調整した形となったが、そこからはジリジリと反転していった。北朝鮮の太平洋上での水爆実験は、北朝鮮にその技術がすでにあるのかという疑問や、核を搭載したミサイルを発射すればもはや実験と呼ぶレベルではなく、強行すれば戦争の火ぶたを切る可能性がある行為を本当に行えるのかと、素直に受け止めることはできない内容だったが、その可能性があるということがドル円相場の上昇の勢いを消し去ってしまったようだった。ドル円相場は112円に大きめのNYオプションカットが観測されていたようで112円で値を膠着するようになっていたが、22時台にはイギリスのメイ首相がEU離脱に関する演説を行いポンドが売られていたことからドル円も111.8円台まで値を下げていた。その後のドル円は、NYオプションカットの時間である23時を過ぎても、112円で値を膠着して、週末ということもあってかアメリカ市場時間では大きな値動きはなく、週の終値は112円近くで終わることとなっていた。
【今後の見通し】
突然日本で吹いた解散風から窓を開けてスタートしたドル円は、上昇が続き週足は陽線とできたため上昇トレンドが継続しているとみられる。チャートでは113円近くにある今年の高値から引くトレンドラインをブレイクできておらず、次週はここのラインをブレイクできるかに注目しておきたい。FOMCではバランスシート縮小が決定され、12月利上げの可能性も継続されたが、北朝鮮の地政学リスクからドル円は週末に値を下げて終わっているため、トレンドラインを超えられずに上昇トレンドが終わる可能性もある。ただし、北朝鮮の発の地政学リスクはここまで値を下げても一時的な現象にとどまることが多くなっていて、今回の下げ幅も100pips程度のため、上昇相場の中では健全な調整の範囲とみることもできる。この後、上昇するのか下落するのかは神のみぞ知ることだが、週足では陽線を維持できているので次週も上昇が続くと想定しておきたい。
次週は月末相場でもあるので、月足の形にも注目しておきたい。ドル円の月足は現在下ヒゲをつけた陽線になっている。ここから上昇が続き、次週115円近くまで値を上げられると月足チャートでも上昇が強まる可能性が強くなるとみておきたい。
【次週の予定】
週末北朝鮮で地震の観測があったが、現時点では核実験による人工的な地震ではないとの見方が強いようだ。この後の情報には注意したいが週明けの反応には注意しておきたい。
次週は25日の週に発表される予定のアメリカの減税法案の内容に注目。いつ発表されるのかわからないが、内容がポジティブなものであれば、ドル円相場の上昇にプラスとなる可能性がある。その他では注目しておきたい経済指標はないが、日米の各経済指標は結果をよく確認しておきたい。また、26日(火)にはイエレンFRB議長の発言が予定されていて、FOMCを終えてほか各連銀総裁の発言も続くので確認しておきたい。
USD/JPY week O:111.117 H:112.712 L:110.988 C:111.983
USD/JPY予想レンジ 9月25日~9月29日 111.000-115.500

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