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好調なアメリカ経済と足を引っ張る北朝鮮 USD/JPY相場10月2日~10月6日

【2017年10月2日 月曜日 ドル円相場】
週末1日にスペインのカタルーニャで独立を巡る住民投票が行われていて、スペイン政府とカタルーニャ自治州の対立による選挙妨害がクローズアップされており、けが人が出る事態となっていたが、住民投票の結果は、投票率は低かったものの賛成多数となっていた。住民投票の結果は、週明けのマーケットには特に影響はなかったようで、ドル円は前週の終値と変わらない位置からスタートしていた。ただ、取引開始後はカタルーニャの住民投票の影響なのかはわからないが、ユーロの売りが強く、ドル円はドル買いにつられて上昇する流れとなって9時台に時間足チャートでできていたダブルボトムのネックラインにあたる112.75円辺りをブレイクすると上昇が強まっていった。10時台には112.9円台まで上昇していたが、113円が意識されたのか上昇は一服し高値で推移したあと再び上昇を強めると、16時台には113.054円の高値をつけていた。高値をつけた後のドル円は、徐々に売りが強くなり値を下げ始めていた。同日にはアメリカのラスベガスで銃乱射事件が発生していて、当初は数名の死亡者との報道だったのが徐々に被害者の数が増え、被害規模が予想外に大きそうだとみられた点もマーケットにやや影響してドル円は値を下げていたのかもしれない。ドル円はその後も下落が続いて、22時には112.5円台まで値を下げていたが、22:45に発表されていた米製造業PMI確報値の発表を受けてやや値を上げて、その後のISM製造業景況指数を待つこととなった。23時に発表されたISM製造業景況指数は予想を上回る60.8となっていて、ドル円は発表を受けて112.92円まで値を上げたが、上値では値を叩かれて米国債利回りが上昇した分下げるとドル円も発表前の値まで値を戻していた。アメリカの銃乱射事件は当局はテロだとは発表していなかったが、同時間帯にISがテロの声明を出していたことがリスクオフ材料となっていたのかもしれない。ドル円は値を下げた後は112円台後半で推移していた。
【2017年10月3日 火曜日 ドル円相場】
112円台後半で値を小幅に動かしていたドル円は、日本市場がはじまると上昇が強まって仲値に向けて112.9円近くまで上昇した後に、特に材料もなくそのまま113円を超えて10時台には113.167円まで上昇を強めていった。113円まで上昇したあとは、何度か高値の更新も試していたが、前週の高値を超えられずに上昇は強まらず、値を下げて113円を割る場面もあったが、下値も固く膠着した値動きとなっていた。ドル円は少しづつ上値を切り下げて値を下げると22時になって下落が強まって112円台へと値を下げていき、0:00には112.694円まで下落していた。そこからは反発すると若干上昇したが113円台へと値を戻さずに112円台後半で小幅な値動きとなっていた。
【2017年10月4日 水曜日 ドル円相場】
月曜日と同じようにNY市場で112円台後半で値を小幅に動かしていたドル円は、日本市場が開く9時台になると米国債利回りの低下に伴い下落の勢いが強くなって、112.5円台まで値を下げていった。112.5円では一旦は反発を見せたが、その後も下値を追う動きは強く、20時台には112.319円まで値を下げていた。安値を付けた後のドル円は、やや反発した中、ADP雇用統計の結果発表時間となり、数値が予想通りの結果となっていたことで、発表直後はやや値を上げていたが、すぐに値を戻していた。ただ、その後も上昇は続き23時のISM非製造業景況指数が、市場予想を上回る59.8となっていたことで112.9円近くまで値を上げたが、上値を追う動きは強まらずにドル円は値を戻していた。値を戻した理由には、ティラーソン米国務長官がトランプ大統領のことを「能なし(moron)」と発言したとNBCが報じたことが影響していたようでもあったが、その後、国務長官自身が発言の否定をしていた。ドル円はそんな一幕もあって、値を戻してから再び上昇すると当日高値を若干更新して112.932円の高値をつけていた。日が変わった深夜4時台にはカタルーニャ首相の演説やイエレン議長の講演が予定されていたが、イエレン議長は経済に関する発言を控えていたため値動きに大きな影響はみられなかった。ドル円はNY市場では連日続く112円台後半での小幅な値動きとなっていた。
【2017年10月5日 木曜日 ドル円相場】
小幅な動きが続いていたドル円は、日本市場が始まると、ゴトー日ということもあってか9時台には112.9円まで値を上げる場面があったが、昨日の高値は更新せずチャートで上ヒゲを作るにとどまり、日本市場では112.7円台で値動きがより小さくなっていった。欧州市場時間に入ると、ドイツ産業連盟がブレグジットの進展に懸念を表明し、その影響からポンドが売られ、ドル円はポンドの値動きにつられて下落し、20時には112.4円台まで値を下げていった。21:30にはアメリカの新規失業保険申請件数、貿易収支が発表されていて数値は予想よりよかったが、上昇は強まらずにいて、ドル円は22時になってから、前日の値動きと同じように反転する流れに変わっていった。22時ごろには次期FRB議長の可能性が出てきているパウエル理事の発言が予定されていて、やや注目が集まっていたようだが、経済についての言及はなく値動きもなかった。ドル円の上昇に影響を与えたのは、その後のウィリアムズ連銀総裁の利上げに言及する発言のようで、112.5円を超えるとやや上昇が強まっていった。ドル円は、23時に発表されたアメリカの経済指標も好結果となっていたことで上昇が続き、日本の日が変わった1時台には112.8円台まで値を上げていたが、その後はここ数日と同じNY時間の小動きとなっていった。
【2017年10月6日 金曜日 ドル円相場】
ドル円は112.9円から113円にやや強めのレジスタンスラインがあるようで、値を上げられずにいたが、米国債利回りが高いままジリジリと上値を攻め続け、13時になってレジスタンスラインをブレイクしていった。ドル円は、チャートでもダブルボトムのネックラインを超えることとなり上昇が強まりそうでもあったが、当日、米雇用統計を控えていることもあってか、上値は113.072円までとなっていた。注目の雇用統計は雇用者数は予想を大幅に下回る-3.3万人となっていたが、失業率の改善と平均時給が予想を上回る伸びていて、発表から値を上げていき、22時台には113.433円まで値を上げていった。このまま上昇が続くかに見えたドル円だったが、23時を過ぎると北朝鮮から帰国したロシア議員からの「北朝鮮はアメリカまで届くミサイルがある」「近く長距離ミサイル試射の可能性がある」との発言に反応して値を下げていき、ロンドンフィキシング時間には日本で地震が発生していたこともあってやや混乱していたような値動きも見られた。ドル円は0:00を過ぎて112.6円台まで値を下げて、その後は連日のNY時間と同じく112円台後半で小動きとなって週の終値は112.625円となっていた。
【今後の見通し】
ドル円は今週も上昇し、先週の高値を更新はしたが、113円を挟んで膠着する展開となっている。日足チャートでは上ヒゲの長い陰線を作ったため、週明けは下値を追う動きに注意したい。上昇の勢いがなくなっているドル円は、113.434円が高値となってしまった可能性も否定はできないが、週足チャートでは陽線を維持できたため、次週も上昇が続く展開を予想しておきたい。次週、上昇が継続しない場合には、ドル円は一旦調整し110円台近くまでの下落がある可能性もみておきたい。
金曜は、経済制裁後からめっきり動きがなくなっていた北朝鮮の久しぶりの地政学リスクで値を下げたが、地政学リスクの下落は毎回一時的にとどまっているため、今回も一時的な影響にとどまると思われる。北朝鮮情勢は引き続き注意が必要だが、直近の北朝鮮のミサイル発射は中国の重要なイベントに合わせて行われることが多かったため、次回のミサイル発射があるとすれば、10月18日の中国共産党第19回党代表大会開始の日がもっとも危険な日だと思われる。北朝鮮情勢は最終的にアメリカが先制攻撃することになるのではないかとみているが、今週は下のニュースがあった。

中国、金正恩氏の排除を計画か

その実現が極めて難しいため可能性は極めて低いと思うが、北朝鮮が中国の挑発を続け対立を深めていくようだとまさかの事態で北朝鮮の地政学リスクが解決することもあるかもしれない。ドル円がここから上昇を強めるためには、何かしらの強いサプライズ材料が必要とみているが、そのサプライズが地政学リスクが戦争にならずに解決することであることを人として願いたい。
【次週の予定】
次週は13(金)に発表されるアメリカの消費者物価指数(CPI)と小売売上高 に注目しておきたい。平均時給の伸びや直近の各経済指標からインフレの加速が予想されているようだが、数値が高ければ、ドル買いが強まる可能性が高い。その他では、11日のFOMC議事要旨に注目。週明け月曜は日本が祝日。
USD/JPY week O:112.496 H:113.434 L:112.319 C:112.625
USD/JPY予想レンジ 10月9日~10月13日 112.000-115.500

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