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共産党大会開幕時に中国を挑発しなかった北朝鮮 USD/JPY相場10月16日~10月20日

【2017年10月16日 月曜日 ドル円相場】
土日を何事もなく過ぎたマーケットは、特に窓を開けることもなく、前週と同じくらいの値からスタートしていた。9時に日本市場が開始されると日経平均株価の上昇につられて112.071円まで上昇し、112円台を回復したが、ドル円は上昇が続かずに値を下げはじめると、16時には111.649円まで値を下げて金曜の安値を更新していた。111.5円が意識されていたのか、ドル円は底堅く推移し、21:30のアメリカの経済指標では数値が予想より強かったことからややあげる場面もあったが、上値も重く111.8円台までの上昇にとどまっていた。ドル円は、日本の日が変わった2時台に米朝外交官がモスクワで会談する可能性と報じられると上昇が強まり、チャートで小さなダブルボトムの形ができていたこともあってかネックラインの111.9円を超えると上昇が強まっていった。モスクワ会談の報道は、その後すぐにCNNの報道で否定されていたため、ドル円はやや値を下げたが、3時を過ぎてFRB次期議長候補に上げられているテイラー氏のトランプ大統領の評価が高いとの報道を受けてドル買いが強まって4時台には112.288円まで値を上げていた。
【2017年10月17日 火曜日 ドル円相場】
昨日112円台まで上昇していたドル円は112円台で引き続き推移する中、9時に日本市場が始まると112.303円まで上昇し昨日の高値を更新していたが、上昇は強まらずに値を下げていった。ドル円は値を下げても112円を割り込まずに推移し、値を上げ始めるとジリジリと値を上げたが、112.3円から上値が重くなっていて小幅な値動きとなっていった。膠着を破ったのは21:30のアメリカの輸入物価指数で数値が予想を上回っていたことから、ドル円は上昇が強まり当日の高値を更新すると112.458円まで値を上げていった。その後も高値で推移し、23時にアメリカの住宅関連の指標が発表され予想よりよい結果だったことがわかると21時台につけた高値を若干更新して、112.476円まで値を上げたが、そこからは値を下げる展開へと変わって112円手前まで値を下げていった。
【2017年10月18日 水曜日 ドル円相場】
値を下げていたドル円は、112円台前半で小幅な値動きとなっていた。当日は中国共産党大会の開幕の日で、北朝鮮のミサイル発射が警戒されていたが、午前中には北朝鮮が中国に対して祝電を送ったとのニュースが出ていた。この時点でミサイル発射の可能性は、極度に低下したと考えられるが、マーケットは特に反応しておらず、12時を過ぎてもミサイルが発射されなかったことからか、12時過ぎからドル円は上昇を強めていくと、米国の経済指標が悪くても値を下げることはなく、日本の日が変わる24時まで値を上げ続けて、株高の支えもあって一時113.048円まで上昇していた。113円を超えたところでは、ここまでの上昇ペースが速かったこともあってか、112.8円台まで値を下げていたが、それ以上下がることはなく、かといって113円も超えずに小幅な値動きで高値をキープしていた。北朝鮮の祝電は、後の報道で5年前の前回中国共産党大会時の祝電よりも文章が短くなっていて中朝間の関係の冷え込みを示したものとなっていたようだが、ミサイル発射を懸念していたマーケットは、中朝間の挑発がなかったことに反応したようだった。
【2017年10月19日 木曜日 ドル円相場】
ドル円は昨日の流れが続いて7時台には高値を更新して113.092円まで値を上げて、その後は一旦は値を下げたが、ジリジリと上昇し15時台には再び高値を更新して113.147円まで上昇していった。上昇は続いていたが、高値を更新しても上昇が強まらなかったドル円は、16時になると米国債利回りの低下に伴い値を下げ始めて112.5円台まで値を下げていくと、21時台までジリジリと安値を更新していって、112.291円まで値を下げていた。下落のはっきりとした要因は不明だが、スペインのカタルーニャで引き続き独立の件でもめていて、同時間帯に政府によってカタルーニャ州の自治停止の措置がなされるとの報道があったことからリスクを回避する動きにつながっていたようでもあった。ドル円はアメリカの経済指標が発表される時間の21:30前に、やや急激に値を下げる場面があったが、発表された新規失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀製造業景気指数がどちらも予想より強い結果となっていたことから値を戻していた。その後のドル円は112.5円を中心に小幅な値動きとなっていく中、ニューヨーク市場時間にはFRB次期議長がパウエル氏に傾いたとの報道があるとドル売りにつながって下げる場面もあったが、値動きは限定的だった。
【2017年10月20日 金曜日 ドル円相場】
ドル円相場は112.5円近くでやや膠着している中、10時になって米上院で予算決議が可決したとの報道を受けると米国債利回りの上昇が強まりドル円も上昇を強め、11時台には113.306円台まで上昇していった。当日は日経平均株価も小幅ながら上昇していて、14連騰という過去最長のタイ記録となっていたが、ドル円は未だに113円台という状況は株価と為替レートの相関関係が弱くなっていることを暗に示していた。ドル円は、17時台に高値を更新して113.463円まで上昇したが、その後は一旦調整し値を下げるも113円を割ることはなかった。23時にはアメリカの住宅関連の経済指標が発表されていたが、数値が強かった割には、ここまで上昇を続けてきたからか、発表後の上昇は限定的だった。ドル円は、その後もジリジリと高値を更新する展開が続いて113.572円まで上昇する場面もあり、週の終値は113.5円台をキープして終わることとなっていた。
【今後の見通し】
今週のドル円は、安値を更新した後は高値を更新し、高値のままで引けるという強い展開となって週足でも大陽線をつけているので、次週は上昇継続の可能性が高まっているとみれる。
ドル円は、ここから上には2015年の高値から引くトレンドラインが115円近くに位置していて、ここをブレイクするかに注目しておきたい。ブレイクすれば上昇は強まるとみておきたい。
上昇が続きそうなチャートにはなっているが、ドル円は113円台では高値を更新しても上昇が強まらない展開が続いている。日経平均株価、ダウ平均株価も高値を維持していて、一旦は調整の可能性も高まっていそうなので、突発的な材料での急落には注意しておきたい。
また、前週は北朝鮮が高い確率でミサイル実験を行うのではないかと見ていたが、ミサイル実験は行われなかった。この理由にはいくつか考えられる。

・国連の制裁決議の効果が出ていて安易に実験できるほど余裕がなくなっている
・実験をするためのミサイルの開発できていない、または遅れている
・ロシアで国際会議が開かれていたためロシアに配慮した
・何かしらの理由で中国への挑発ができなくなった
・日本の選挙期間中の発射を避けた

真実はわからないため、引き続き北朝鮮はミサイル実験を行う可能性があるとみておきたいが、北朝鮮問題が北朝鮮がミサイルを打たずに終結する場合もあるかもしれない。いずれにせよ前週のミサイル予測は見事に外れたことは、政治動向の予想がいかに難しいものかということを改めて認識できたので、今後も忘れないようにしておきたい。
【次週の予定】
次週はまずは、週末行われる日本の衆議院議員選挙の結果に注目。すでに与党圧勝でマーケットは織り込んでいると思われるので、月曜は事実売りがある可能性もある。過去の選挙ではドル円は上昇する傾向がみられているが、選挙結果が出るころには値が戻っていることも多かった。マーケットの動きは予想ができないので、月曜になってみないとわからないが注意しておきたい。
26日(木)には欧州中央銀行政策金利があるのでユーロの動きに注目。27日(金)はアメリカのGDPに注目。
USD/JPY week O:111.857 H:113.572 L:111.649 C:113.509
USD/JPY予想レンジ 10月23日~10月27日 110.000-115.000

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