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トランプ大統領のアジア歴訪とドル円 USD/JPY相場11月6日~11月10日

【2017年11月6日 月曜日 ドル円相場】
日曜日にはトランプ大統領が日本にやってきていたが、北朝鮮の挑発行為もなく日本では平和にゴルフ外交が行われていた。
同じく日曜にサウジアラビアでは、ヘリが墜落し王子が死亡したり、王子らが一斉逮捕されたりしていたが、週明けのドル円相場には大きな影響はなく、前週の終値からあまり変わらずスタートしていた。ドル円は7時台から上昇が続き、10時台には7月の高値の114.493円の抵抗値を抜けて、114.733円まで値を上げていった。この間、特に上昇をサポートする材料は見当たらなかった。市場では、ダドリーNY連銀総裁が退任するとの報道やトランプ大統領の貿易牽制発言も出ていたがドル円相場への影響はないようだった。114.5円をブレイクしたドル円は、ストップを狩る動きで114.7円台まで上昇を強めたが、その上にあった2015年から引くレジスタンスラインはブレイクできず、その後は値を下げる展開へと変わっていった。ブレイクした114.5円はサポートラインとして機能せず、下値を割り込んでいくとドル円は日経平均株価の下落もあって、上昇分を打ち消して下落していった。113円台ではやや買い意欲も見られたが、日本の日が変わったあとの1時台には米国債利回りの低下にともない下落が強まって、ドル円は113円台へと値を下げていった。
【2017年11月7日 火曜日 ドル円相場】
下落が続いていたドル円は、朝方の6時台に113.695円まで値を下げていたが、そこが底値となって反発していった。日本市場時間では、日経平均株価が上昇を強めると、つられてドル円も値を上げてはいたが、日経の上昇に対して比較するとドル円の上昇は弱かった。日経平均株価は1996年の高値である2万2666円を超えてくると上昇が強まりさらに値を上げていった。ドル円も弱々しい上昇ながら、日経株価の動きにつられてジリジリと値を上げる展開が続いた。北朝鮮が新たな核実験の準備をしている兆候があるとの報道も出ていたが、すでに材料視されていないのか、マーケットの反応は薄かった。日本に来日していたトランプ大統領は韓国へと移動し、トランプ大統領に関する日本国内での報道は徐々に減っていった。ドル円は米国債利回りの上昇によるドル高傾向に支えられて、18時台には114.334円まで値を上げていたが、そこからは反転して値を下げ始めていた。トランプ大統領は韓国で北朝鮮問題に対する外交交渉の可能性に言及している発言もみられた。20時台にはサウジアラビアの汚職の粛清で王子たちの口座が凍結されるとの報道もあり、ややリスクオフの流れとなったのかドル円は値を下げていた。114円の節目ではサポートされていたドル円だったが、0:00を回るとNYダウの下落につられて下げ幅を広げて114円を割り込むと2時台には113.823円まで値を下げていた。
【2017年11月8日 水曜日 ドル円相場】
昨日NY市場時間に値を下げていたドル円は、安値をつけた後はジリジリと反発していたが、114円を超えられずに値を下げ始めて、日本時間の朝からアメリカ上院の税制改革法案で法人減税1年先送りが検討されているとの報道から下げが強まって、8時台には113.6円台まで値を下げていった。法人減税の1年先送りについては、その後ホワイトハウスや要人からの否定の発言は出ていなかった。ドル円は113.6円では一旦は反発し15時には113.9円まで値を上げていったが、朝方の高値にも届かずに値を下げ始めると、再び下落が続いていった。当日のトランプ大統領はすでに韓国から中国へ移動していたようだったが、特に市場への影響を与えるような言動はなかった。ドル円は、21時台には113.387円まで値を下げていったが、安値を付けた後は一転、反発する流れへと変わっていった。反転しはじめたドル円は、25:30頃にムニューシン財務長官から法人税率は来年スタートが望ましいとのコメントが得られたことで上昇を強めたようで、その後も値を上げて113円台後半へと上昇していった。当日に発表が予定されていたアメリカ上院の減税案の発表は明日へ変更されていた。
【2017年11月9日 木曜日 ドル円相場】
上昇を続けていたドル円は、日本市場時間となっても値を上げ続けて、高値更新を続ける日本の株価の上昇や、中値に向けたドル買いで上昇が継続していき、10時を過ぎると114円台をつけるところまで値を上げたが、114円からは上値が重く上昇は強まらずにいた。後場になって、日本株が売られ始めて急激に値を下げていくと、ドル円は、株価の下落につられて113.4円台まで値を下げていった。当日は日経平均株価が800円近い値幅の値動きをしていたのに対して、ドル円の値幅はやや小さいようだった。アジア歴訪を続けるトランプ大統領は、中国で米中首脳会談を行っていて、米中で北朝鮮の非核化に合意したとのニュースもみられていたが、マーケットへの影響は特にないようだった。ドル円はドル売りが強く、20時台になると昨日の安値を更新していったが、下抜けても下落は強まらず、113.2円台で一旦反発すると0時台には113.6円台まで上昇していった。日本の日が変わった1時半ごろには、米上院から税制改革法案が発表されて、事前の報道の通り法人減税は2019年に先送りする案となっていたことで、ドル売りが強まったようで、ドル円は、2時台に113.096円まで値を下げていた。
【2017年11月10日 金曜日 ドル円相場】
昨日113円の節目を割り込みそうな値まで下げていたドル円は、112円台はつけずに反発しており、日本市場時間では113円台前半で小幅な値動きとなって推移していた。日経平均株価は昨日の下落から回復せずに弱々しい値動きとなっていたが、ドル円は、米国債利回りの上昇に支えられて下値をジリジリと切り上げていた。ドル円は、17時台に113.629円まで値を上げていたが、そこからはやや下値を探る展開へと変わっていった。0:00に発表されたミシガン大学消費者態度指数の速報値は市場予想を下回り、ドル円は売られたが安値は113.219円までとなって反発し、その後、ゴールドが強く売られ値を下げていた影響を受けたのか、ドル円は反発して上昇し113.5円台を回復して、週の終値は113.5円近くとなっていた。当日はアメリカがベテランズデーだったために値動きも限定的だったようだった。
【今後の見通し】
ドル円相場は、114.5円の重要なレジスタンスラインをブレイクしたが、その上の2015年の高値から引くトレンドラインはブレイクできずに値を下げて、結果的に、114.5円のブレイクはダマシとなった。週足は上ヒゲの陰線となっていて、次週は下値を追う動きが続きそうになっている。トランプ大統領のアジア歴訪では特に何もサプライズはなかった。首脳会談の詳細な内容はわからないので、時間をおって徐々にマーケットに影響を与えていくかもしれない。ドル円相場は、引き続き2015年の高値から引くトレンドラインのブレイクに注目しておきたい。114.5円のブレイクがダマシとなったため、一旦調整した後に再度上昇ができ、トレンドラインをブレイクしたら上昇が強まる展開が予想される。
【次週の予定】
次週はアメリカの卸売物価指数(PPI)、消費者物価指数(CPI)、小売売上高、輸入物価指数の経済指標に注目。数値がインフレ傾向を示せばドル買いとなりそうだ。アジア歴訪を終えてアメリカに戻るトランプ大統領の動向にも注意したい。トランプ大統領がアメリカに戻り、税制改革法案の進展次第でドル円相場への影響も変わってくると思われる。
USD/JPY week O:113.993 H:114.733 L:113.096 C:113.492
USD/JPY予想レンジ 11月13日~11月17日 111.000-115.000

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