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米下院で可決された税制改革案と迷走するドル USD/JPY相場11月13日~11月17日

【2017年11月13日 月曜日 ドル円相場】
アジア歴訪を続けていたトランプ大統領が週末に突如「金正恩と友達になろうと努力している」という謎のツイートをしていたが、週明けのマーケットには特に影響はなく、ドル円相場は前週の終値と変わらない位置からスタートしていた。朝から日経平均株価の先物価格の上昇につられて値を上げたドル円は、9時までに113.7円台まで上昇したが、日本市場が開くと天井を打ってそのまま失速してしまった。その後のドル円は、113.6円台で小幅な値動きを続け、日経平均株価が後場の引け前に値を下げ始めると、つられて下げ幅を広げていき113.5円を割るところまで値を下げていた。その後も下値を追う動きは続いて、ドル円は22時には113.248円まで下落していたが、NY市場が始まるとNYダウ指数の上昇と米国債利回りの上昇に合わせて値を上げていき、日本時間深夜2時には113.666円まで上昇していた。
【2017年11月14日 火曜日 ドル円相場】
ドル円相場は、9時に日本市場が始まると日経平均株価の上昇につられてやや値を上げる場面があったが、113.723円まで上昇したあとはそのまま小幅な値動きとなっていった。欧州市場時間に入るとドル円は、上昇が強まって17時台には113.910円の高値をつけたが、114円を超えられずに値を下げ始めると、そのまま値を下げ続ける展開が続いていった。同日には、トランプ大統領が例によって何かの発言をする予告をしていたが、マーケットは大統領のそのような発言になれたのか反応していないようだった。19時からはフランクフルトで日米欧英の中央銀行4行のトップによるパネル討論会が開かれていたが、発言内容にマーケットが影響されるようなこともなく、ドル円は下げ続けていた。NY市場時間では、22:30に発表された卸売物価指数(PPI)は市場の予想を上回っていたため、若干のドル買いがみられたが買いは続かずに、NYダウが値を下げるとドル円も下落を強めて、0:00には113.306円まで値を下げていて、NYダウが値を持ち直すと113.5円を超える値まで戻す場面もあったが、上値は重くその後は113.5円以上をつけずに推移していった。
【2017年11月15日 水曜日 ドル円相場】
113.4円台で膠着していたドル円は、当日はゴトー日となっていたがドル買いは強まらずに113.5円を超えられずにいると、日本市場で日経平均株価が安く推移していた動きに合わせて、下落を強めたようで11時台には113.035円まで値を下げていた。113円の節目では一旦値をサポートして反発したが、14時台に113.2円台まで値を戻すにとどまり、そこからは再び値を下げていった。日本時間の午後には、中国が北朝鮮に特使を派遣との報道が出ていたがマーケットへの影響はあまりないようだった。この中国の動きは米中首脳会談で決まったことの一つなのかもしれない。ドル円は16時を過ぎると113円の節目を割り込んで112円台へと値を下げていった。113円は日足チャートで確認できていたヘッドアンドショルダーのネックラインでもあったためか、割り込むと下落が強まっていた。ドル円は、22時30分に発表されたアメリカの消費者物価指数(CPI)、小売売上高の数値に反応して値を上下させ、数値が発表された後に一旦上昇しても上値は限定的となって、112.485円の安値を付けていた。NYダウも軟調となっていたが、ドル円は安値を付けた後は反発して、日本の日が変わった後の1時台には113円台まで値を戻したが、その後5時台には112.7円まで値を下げるという荒っぽい値動きとなっていた。
【2017年11月16日 木曜日 ドル円相場】
日経平均株価との相関が薄くなっているドル円だが、当日の日本市場では株価が上昇するとつられて値を上げる展開となっていた。すでにアメリカへ帰国していたトランプ大統領は、明日下院で税制改革案の投票を行うと発言していたが、ドル円の値動きは限定的だった。ドル円は再び113円台へと値を戻し19時台には、113.325円まで値を上げていたが、そこからはまた、値を下げる展開へと変わっていった。22:30に発表されていたアメリカの複数の経済指標は総じて予想を下回っていて、ドル円は下落が強まっていった。当日のNYダウは税制改革への期待からなのか高く推移していたが、ドル円はNYダウが上げてもついていかずに、逆に値を下げる展開が続き、24時台には112.734円まで値を下げていた。株価との相関も薄れ迷走しているドル円は、112.7円台では反発して朝方には113円台をつけるところまで値を上げていた。日本時間深夜の4時前にはアメリカ議会下院で税制改革法案が可決されたとの報道があったがドル円相場の反応は薄かった。
【2017年11月17日 金曜日 ドル円相場】
朝からモラー特別検察官がトランプ選挙陣営に召喚状を出したと報じられていた中、ドル円相場は8時台に113.140円まで値を上げた後に、値を下げ始めて11時には112.395円まで下落して昨日の安値を割っていた。日本市場が開始する9時台では株価は上昇していたが、ドル円は下落をしているという、日経平均株価とドル円はこれまでとは逆相関の動きとなっていたが、株価が下げ始めるとドル円はさらに下落を強めていった。市場では召喚状の報道に対してドル売りが強まったという見方が強まっていたようだが、報道直後の値動きは限定的であって、朝方には株価が上昇する場面もあったので、実際のところはドル円が何を理由に下落していたのかは不明確といってもよかった。値を下げた後のドル円は、そのまま112.5円近くで値を膠着させて、ジリジリと下値を切り上げ、上値のブレイクを試していたが、上昇する気配はなく、22時台に112.682円の上値をつけてからは、下落する展開へと変わっていった。1時台には特に大きな材料もない中、112円の節目を割り込み、3時には再び安値を更新して111.940円まで値を下げたが、その後はやや反発して112.145円で週の取引を終えていた。
【今後の見通し】
今週のドル円は、下落が続いて一時111円台をつけるまで値を下げていた。週足はやや長めの陰線となったため、次週も下値を追う展開が予想される。投機筋の円売りポジションはさらに増えている(11月14日113.3円付近の時点)ため、下落はしばらく続きそうだが、9月安値107.319円から11月高値114.733円までの半値111.026円近辺の111円から110円近くで踏みとどまった場合には、そこからの反転上昇の可能性があるとみておきたい。反面、下落が続いて110円を割り込んでいくと、そのままアベノミクス開始時から引くトレンドラインを試すところまで値を下げる可能性もあるが、アメリカの税制改革法案も進展しているため、ドル円は近く2015年の高値から引くトレンドラインをブレイクする可能性のほうが高くなっているとみておきたい。
【次週の予定】
次週は23日がアメリカが感謝祭で祝日となっている。日本は同日が勤労感謝の日で同じく祝日。あまり注目するイベントのない週だが、アメリカの税制改革法案の行方に注目しておきたい。ほかは22日のFOMC議事録の内容は確認しておきたい。マーケットは主だったイベントがない時に大きく値が動くときがあるので次週の値動きは用心しておきたい。
USD/JPY week O:113.452 H:113.910 L:111.940 C:112.145
USD/JPY予想レンジ 11月20日~11月24日 110.000-115.000

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