FX分析ブログTOP > トレード備忘録 > アメリカ市場時間に荒い値動きを続けたドル円 USD/JPY相場11月27日~12月1日

アメリカ市場時間に荒い値動きを続けたドル円 USD/JPY相場11月27日~12月1日

【2017年11月27日 月曜日 ドル円相場】
週末はビットコイン/円が100万円の大台を乗せていたが、マーケットに影響を与えるようなニュースはなく、ドル円の月曜は前週の終値からさほど変わらない値からスタートしていた。開始早々値を上げたドル円は、8時台に111.690円まで値を上げたが、そこからは値を下げる展開へと変わっていった。111.3円では下値がサポートされていたドル円だが、17時を過ぎて欧州市場へと時間が変わっていくとサポートをブレイクして111.155円まで値を下げていった。前週の安値(111.067円)の前には一旦は反発したものの、ドル円の下値を追う動きは強く、21時を過ぎると下落が強まって22時台には110.885円まで値を下げていた。アメリカ市場時間では感謝祭明けだったが、マーケットに方向感はなく、ドル円は米国債金利の上下に振られて値を動かしていた。0時を過ぎると0時に発表されたアメリカの経済指標の結果が良好だったこともあって、111.249円まで反発していたドル円だったが、1時台になって政府が北朝鮮のミサイル発射準備とみられる信号を感知し警戒しているとの報道があると下落が強まって当日の安値を更新し、110.841円まで値を下げていった。ただ、110円台からは買いも強いようで、安値を更新したあとのドル円はすぐに反発して111台へと値を戻すと111円台で推移していった。
【2017年11月28日 火曜日 ドル円相場】
111円台で推移していたドル円は、7時にパウエル次期FRB議長の議会証言原稿が公表されると「FRBは金利が幾分さらに上昇すると予想」という内容に反応して111.32円まで値を上げていたが、すぐに値を戻しチャートには上ヒゲだけが残っていた。ドル円は9時になると値を下げて、111円を割り込んで110.930円まで下落していたが、昨日の安値は更新せずに反発すると、10時台には株高もあってか111.321円まで値を戻していた。その後は、ジリジリと高値を更新する動きが続いていったドル円だったが、チャートには4時間足で11月14日の高値から引くトレンドラインが位置していて、111.3円から111.4円を上抜けできない様だった。膠着状態となっていたドル円は、23時のアメリカの経済指標が強弱入り混じるものとなっていたが、上院の減税法案の通過に自信との議員からの発言もあって、上値を抑えていたトレンドラインをブレイクしていき111.40円を超えたものの、上昇は強まらずにいた。その後の24時の米消費者信頼感指数やリッチモンド連銀製造業指数は予想よりよい結果だったことがあって、111.470まで値を上げていったが、111.5円で上値を抑えられると値を下げる展開に変わっていった。その後は、パウエル次期FRB議長の議会証言や、1:30頃には米上下院民主トップがトランプ大統領との会合を拒否しているといった報道もあって下落に影響していたようだった。3時には米7年債券の入札があり入札後に利回りの上昇に伴ってドル円も若干値を上げたが、3:30頃に北朝鮮がミサイルを発射したことが伝わると111.052円まで下落していた。リスクオフで下落したドル円だったが、ミサイル発射後はいつも通り値を戻し、5時前にアメリカの上院「予算委員会」で税制法案可決の報道がでると111.637円まで上昇していた。
【2017年11月29日 水曜日 ドル円相場】
昨日のNY市場時間に起きたいろいろな出来事の影響を受けていたドル円だったが、ジリジリと値を上げる展開は続いていた。ドル円チャートでは、111.7円近くに200日移動平均線が位置していて、上値が抑えられていたようで10時台に111.663円の高値をつけていたが、それ以上は値を上げることができていなかった。そんな中、北朝鮮が同日12:30に重大発表をすると宣言したことが伝わると、ドル円は下落で反応して111.3円台まで値を下げていった。12:30になると予告通り北朝鮮が発表をしていたが、内容は、今回発射されたミサイルが新しいICBMだったとすでに誰もが想定している範囲の内容だったことからか、発表後のドル円は値を戻す流れに変わっていった。北朝鮮のミサイルは今回の実験でアメリカ全土を射程圏にいれたかもしれないとのニュースも出ていたが、マーケットにはあまり影響は出ていないようだった。ドル円は引き続き値を膠着させているなか、17時台に再び111.3円台まで値を下げてから上昇していく流れに変わっていった。ドル円相場とは関係がないが、今週100万の大台をつけていたビットコインは、同日上昇が止まらずに125万円まで急上昇を続けていた。ドル円は、22時を過ぎると抵抗になっていた200日移動平均線をブレイクして上昇が強まっていった。同じ時間帯にイエレン議長の委員会証言の原稿で12月の利上げを示唆した内容があったことが上昇に影響を与えていたようだった。その後の22:30に発表されたアメリカのGDP改定値も良化していたため、ドル円は112円台まで上昇していった。23時台にはマーケットには影響がなかったようだったが、中国の習近平国家主席がトランプ大統領に北朝鮮の非核化目指すと伝えたとの報道がでていた。中国の北朝鮮に対する姿勢としては以前と変わっていない為影響がなかったと思われる。ドル円は、0時に発表されたアメリカの住宅関連の指標が予想を上回っていたことで上昇し、112.146円の高値をつけていたが、そこからは上昇分の調整とイエレン議長の証言やナスダック指数の下落につられて値を下げる展開になっていた。値を上下しながらも落ち着いた相場となっていたドル円をよそに、今週の値動きが荒くなっていたビットコインが深夜時間帯に暴落し、一時ビットコイン円で80万円台をつけるまで値を下げるという場面があったことも記憶しておきたい。ドル円は1時台に111.689円台まで値を下げていたが、その後はジリジリと下値を切り上げていった。
【2017年11月30日 木曜日 ドル円相場】
朝方から112円台へと値を戻したドル円は、月末ということもあってか仲値までジリ高が続いて112.110円まで値を上げる場面があったが、仲値の発表時間には下落し始めていて昨日の高値を更新できずに日本市場時間では小幅な値動きとなっていった。そんな中でも下値を切り上げての上昇が続いていたドル円は、欧州市場時間となる17時をすぎると11月6日の高値から引ける日足チャートのトレンドラインが位置していた112.4円をブレイクしていった。トレンドラインをブレイクしても上昇は強まらずに、ドル円は18時台に112.477円まで値を上げた後は、112円台前半で値を上下する展開へと変わっていった。NY市場時間に変わるとドル円は、良好な経済指標に支えられてはいたが、23時ごろにティラーソン国務長官の更迭報道をきっかけに下落が強まり、0時台には111.735円まで値を下げる場面があった。安値をつけたあとはケリー大統領首席補佐官が更迭報道を否定したこともあってか急激に反発し、マケイン米上院議員が上院税制改革法案に支持を表明したことも重なり、2時を過ぎて当日の高値を超えていくと、3時台には112.636円まで値を上げていった。当日は月末ということもあって25時のロンドンフィキシング時間の荒い値動きもドル円の急激な値動きに影響していたようだった。
【2017年12月1日 金曜日 ドル円相場】
急反発していたドル円は、7時台に高値を若干更新し112.691円まで値を上げていたが、上昇は続かず9時になってからアメリカ上院議会で当日(現地時間30日)に予定されていた税制改革法案の採決を翌日(現地時間1日)に延期するとの報道から112.322円まで値を下げていった。ただ、下値は限定的で112円を割り込むような気配もなく、17時台にはポンドの値動きにつられて下落するような場面もあったが、ドル円は112円台で値を上下していた。レンジ相場の中、22時台になってドル円は、ジョンソン議員が税制改革案を支持すると表明したことから上昇が強まったようで、高値を更新していった。0時にはISM製造業景況指数が発表され数値が予想を若干下回っていたため、ドル円は若干売られたようだったが、影響は限定的で0時台には112.872円まで値を上げる場面があった。しかし、1時台に入ると、フリン前大統領補佐官が「トランプ大統領からロシア接触の指示があった」と証言する意向を示したとの報道が伝わると急激に値を下げて111.411円まで下落していた。ただ、下落が急だったこともあってか、安値をつけたあとのドル円は、上院の税制改革法案可決への期待感もあって反発し、3時台には112.299円まで値を戻す荒い値動きとなっていた。5時台にはトランプ大統領がティラーソン国務長官は去らないと前日の報道内容を否定したこともあってかマーケットはやや落ち着きを取り戻し、ドル円は112円台で週末を迎えていた。
【今後の見通し】
今週のドル円相場は上昇し112円台後半まで値を上げていたが、突発的な材料に反応して荒い値動きとなっていた。週足は陽線となったが、次週も陽線が続くかはまだ判断が難しい。11月の月足は陰線となって、アベノミクス開始後の11月陽線の記録は途絶えた。金曜は値を下げていたドル円だったが、日足チャートでは下髭の長いローソク足を作った格好となったため、一旦は上昇しそうなチャートになっている。
アメリカ上院での税制改革法案は、金曜の市場が閉まるまでの採決は間に合わなかったが、日本時間の土曜日には可決された。場中には可決に必要な票数は確保したとの報道がすでにでていたので、可決は織り込み済みとなっている可能性が高いが、税制改革法案はまた一歩進展した形となった。トランプ大統領に関わる突発的な情報での荒い値動きが続いているが、ドル円相場は引き続きの税制改革法案の進展を予測して上昇していく方向を予想しておきたい。
【次週の予定】
次週は5(火)ISM非製造業景況指数、6(水)ADP雇用統計、8(金)米雇用統計に注目。数値が良好ならドル円の上昇をサポートしやすいと思われる。フリン前大統領補佐官に関する報道は「トランプ大統領からの指示」ではなく「娘婿のクシュナー氏からの指示」かという報道が出ているので、トランプ大統領に対する影響は限られそうだが週明けのマーケットの反応を確認しておきたい。引き続きアメリカの税制改革法案の進展にも注目。
USD/JPY week O:111.492 H:112.872 L:110.841 C:112.166
USD/JPY予想レンジ 12月4日~12月8日 110.000-115.000

このエントリーをはてなブックマークに追加
オススメできるFX取引会社
スプレッドや約定率を比較して選んだFX初心者でも安心して使えるオススメのFX会社です。
FX業界最狭水準のスプレッドで全20通貨ペアで取引できるDMM FXなら取引チャンスを逃さずトレードできます!初心者でも簡単、安心、スマホからでも取引可能!
スプレッドが原則固定された裁量取引に向いているベーシックコースとMT4の自動売買に対応したプロコースから選べるFX取引会社です。

コメントを残す

名前