FX分析ブログTOP > トレード備忘録 > EU離脱のポンドの値動きにつられるドル円 USD/JPY相場12月4日~12月8日

EU離脱のポンドの値動きにつられるドル円 USD/JPY相場12月4日~12月8日

【2017年12月4日 月曜日 ドル円相場】
週末にアメリカの税制改革法案が上院で可決され、米ABCテレビが金曜に報じたロシア疑惑のフリン氏に関する報道を同社が誤報だったと認め謝罪していたことから、週明けのドル円相場は上窓を大きく開けて112.7円台からスタートしていた。同じく週末、トランプ大統領は米ABCテレビの誤報に対してツイッターを使って批判していたが、そのツイートの内容が自らの司法妨害を認めるものではないかとの指摘が複数のメディアから出ていたが、メディアの揚げ足取りに過ぎなかったようでマーケットへの影響はなかったようだった。なお、トランプ大統領は改めて司法妨害については否定していた。8時台には112.9円近くまで上昇していたドル円だったが、113円台に乗せられずに一旦は値を下げたものの、その後もジリジリと値を上げていき16時台には113円台をつけるところまで上昇していた。113円台となっても上昇は強まらずに113円を挟んで膠着していたドル円は、23時台に当日の高値を更新して113.085円をつけたが、その後のNY市場時間には米国債金利の低下に伴って値を下げる展開へと変わっていった。24時に発表されていたアメリカの経済指標は予想より改善していたもののマイナスとなっていてポジティブにはとらえられなかったようだった。0時台には、EU離脱に伴う交渉の動きでポンドが下落していて、ドル円もその動きにつられて値を下げていたようだった。ドル円は、その後も米国債利回りとNYダウ指数の下落に合わせ下値を追う動きが続いて、朝方の6時台には112.357円まで値を下げていた。
【2017年12月5日 火曜日 ドル円相場】
昨日112.3円台の安値を付けていたドル円は、反転してジリジリと下値を切り上げていく展開に変わっていた。ドル円はアメリカの長期国債金利の動きに合わせて値を動かしていて、16時台には112.7円に迫るところまで値をあげていたが、112.7円を超えられずに金利が下がると値を下げていった。20時には112.4円台まで値を下げていたドル円だったが、昨日の安値を更新せずに反発すると上昇していき、チャートにダブルボトムを描くと23時に入ってネックラインの112.7円をブレイクして上昇を強めていった。当日の24時にはアメリカのISM非製造業景況指数が発表されていたが、結果は予想を下回っていた。ドル円は米国債金利が下がってはいたが、ドル買いの流れが続いていたようで値を下げず、1時台には112.863円の高値をつけていたが、そこからは値をさげて112円後半で値を上下する展開となっていった。
【2017年12月6日 水曜日 ドル円相場】
112.5円が値をサポートしていたドル円は、8時になるとサポートの112.5円を割り込み値を下げていった。ドル円は日経平均株価が下がると下落を強めていき、16時台には一時112円を割り込んで111.990円の安値をつけていた。当日にはトランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認め、米大使館の移転をすることを決定したと報道されていて、これがリスクオフの材料となったというヘッドラインが散見されたが、米国株への影響は限定的で、日本株の下落はメジャーSQ前の水曜だったために下落が強まったのではないかとの見方も出ていた。安値をつけたあとのドル円は、22:15に発表されたADP雇用統計の数値は市場予想と同じだったため影響は限定的となっていて、112.2円が上値を抑えていたが、23時になってNY市場時間に入ると上方にブレイクして値を上げていき、1時台には112.375円まで上昇していった。高値をつけたあとのドル円は、若干値をさげて112円前半で値を推移していった。ドル円の値動きとの相関性はあまりないが、ビットコイン/円はバブル的な上昇が続いており、当日は150万円近くまで値を上げている場面もみられた。
【2017年12月7日 木曜日 ドル円相場】
112円前半で上下していたドル円は、小さな三角持ち合い相場を形成していたが、8時を過ぎると上昇が強まっていき、保ち合いを上方にブレイクしていった。9時になって、日本市場が始まるとドル円は日経平均の上昇に合わせて値を上げて、9時台に112.48円まで上昇していた。112.5円は一旦は抵抗となっていたが、ドル円はその後も上昇が続いて14時には112.5円もブレイクし、21時台には112.793円まで値を上げていった。そんな中バブル状態が続くビットコインは200万円近くまで上昇する場面があり、ヘッドラインでもその値動きがよく取り上げられていた。ドル円は一旦値を下げたものの、112.5円は割りこむことなく反転し上昇を続けていった。当日のアメリカの経済指標は良好な結果となっていたが、結果を受けたドル円相場の反応は限定的だった。ジリジリと下値を切り上げていたドル円は、日本時間深夜3時半ごろにアイルランドと英国が国境問題で合意に近いとのヘッドラインニュースが出るとポンドの上昇につられて上昇を強めて、4時台には米国債利回りの上昇もあって113円台へと値を乗せて上昇を続けていった。
【2017年12月8日 金曜日 ドル円相場】
昨日113円台へと上昇していたドル円は、113円を下回らずに、日本の8時台にアメリカ議会の暫定予算可決の報道を受けて、朝から上昇していき高値を更新していくと10時台には113.4円近くまで値を上げていた。ドル円の上昇とは関係がないが、バルブを続けるビットコインは200万円を超えていくと250万円に迫るところまで上昇していたが、その後は暴落するような値動きを見せて調整していた。ただ暴落といっても150万円近くまでの下落で値幅は大きいが、水曜の高値すら下回ってはいない様だったので値を下げたといってよいのかはわからない。ビットコインの乱高下を他所に、ドル円は欧州市場時間の17時台になって113.585円の高値まで上昇していた。高値をつけた後のドル円は、当日米雇用統計の発表を控えているということもあってか、113.5円で膠着して小幅な値動きへと変わっていった。注目の雇用統計は雇用者数は予想を上回っていたものの、平均時給が予想を下回っていたため、発表直後は小幅な下落で反応していた。下落した後は一旦は発表前の値まで戻したドル円だったが、23時台には再び下値を追う動きとなって113.129円の安値をつけたが、そこから反発すると113.5円近くまで値を戻して、何事もなかったかのように小幅な値動きを続けて週を終えていた。24時に発表されていたミシガン大学消費者態度指数の速報値は予想を下回る数値だったが、影響は限定的なようだった。113.5円近くで週を終えていたドル円の終値は、偶然にも昨年2016年12月の雇用統計終了後の終値と近い数値となっていた。
【今後の見通し】
ドル円は週初めは値を下げたものの、窓を埋めたあとは反発し、週足を下髭の長い陽線として終えている。チャートでは週足で陽線が連続したため、上昇トレンド入りした可能性が出てきた。2015年の高値から引くトレンドラインは現在、114.3円近くに位置しており、ドル円は引き続きこのラインをブレイクすれば上昇が強まる可能性が高いとみておきたい。
現在の2017年のドル円の値幅は11.274円となっており、平均値より低くなっている。今年は残りの営業日数も少なくなっているが、ドル円がトレンドラインをブレイクすることができれば、年始の高値118.593円を年内に超えてくる可能性も出てくるかもしれないので急激な値動きには注意しておきたい。
【次週の予定】
次週は海外の政策金利発表が続く。13(水)FOMC政策金利発表、14(木)イングランド銀行、欧州中央銀行政策金利発表。ドル円相場への影響が大きいのはFOMCだが、利上げはすでに織り込まれているので、注目したいのは来年の利上げペースになる。直近のインフレ指標は予想を上回ってきていないようなので、利上げペースが強まる可能性は低そうだが結果とイエレン議長の会見を確認しておきたい。経済指標では13日米消費者物価指数(CPI)と14日米小売売上高に注目。あとは影響がどれくらいあるかはわからないが12日のアメリカのアラバマ補選と、引き続き米税制改革法案の行方にも注目しておきたい。
USD/JPY week O:112.771 H:113.585 L:111.990 C:113.500
USD/JPY予想レンジ 12月11日~12月15日 112.000-117.000

このエントリーをはてなブックマークに追加
オススメできるFX取引会社
スプレッドや約定率を比較して選んだFX初心者でも安心して使えるオススメのFX会社です。
FX業界最狭水準のスプレッドで全20通貨ペアで取引できるDMM FXなら取引チャンスを逃さずトレードできます!初心者でも簡単、安心、スマホからでも取引可能!
スプレッドが原則固定された裁量取引に向いているベーシックコースとMT4の自動売買に対応したプロコースから選べるFX取引会社です。

コメントを残す

名前