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アラバマ補選、FOMC、税制改革の行方 USD/JPY相場12月11日~12月15日

【2017年12月11日 月曜日 ドル円相場】
前週の終値から変わらない113.5円近くでスタートしたドル円相場は、10時台に113.687円まで上昇していたが、上値を追う動きは強まらずにそこから値を下げていく展開となっていった。アジア時間では113.5円が下値をサポートしているようだったが、16時を過ぎると米国債利回りの低下に伴い下落が強まって、安値を更新してきて21時台には113.242円まで値を下げていた。22時頃にはNYで爆発があったとヘッドラインが流れたが、マーケットへの影響は特にないようだった。この爆発はテロの試みではあったようだが、あとから爆発が失敗していたと伝わっていた。ドル円はサポートされていた113.5円の下の113.45円で上値を抑えられていたが、3時の米国10年債の入札時間を過ぎると利回りの上昇に伴いブレイクして上昇を強めていった。
【2017年12月12日 火曜日 ドル円相場】
前日のNY市場で小幅ながらも上昇していたドル円は、113.5円台で推移していたが、日本市場が始まると113.5円を下回ってジリジリと値を下げていった。16時台には113.371円まで値をさげていたが、値を下げた後は米国債利回りの上昇に合わせて下値をジリジリと切り上げていった。ドル円は、明日のFOMC政策金利発表を前にして値動きが小さくなっているようだった。昨日と同じく113.5円で上値を抑えられていたドル円は、22時30分に発表されたアメリカの卸売物価指数(PPI)が市場予想を上回ると上昇してブレイクしたが、すぐに値を戻して1時間足のチャートには上ヒゲができていた。一旦は値を下げたドル円だったが、その後再び上昇が強まり、チャートの三角持ち合いも明確にブレイクして、日が変わった0時台には昨日の高値を更新して113.747円まで値を上げていた。しかし、高値を更新してもドル円は上昇が強まらず、2時を過ぎてポール米共和党上院議員が米税制改革法案について「大規模な米国債務を押し上げる法案は支持できない」とツイッターで投稿したことから、113.3円まで下落をしたが、すぐに値を戻しチャートでは下ヒゲを作る形になっていた。その後のドル円は、113.5円を中心に小幅な値動きに終始していった。
【2017年12月13日 水曜日 ドル円相場】
アメリカでは現地時間12日にアラバマ州上院補欠選が行われていて、市場はこの結果に注目しているようで、ドル円の値動きも結果を待つように小幅な値動きとなっていた。9時台には仲値で値を下げる場面もあったドル円だが、下値も113.4円を割り込まず限定的となっていた。11時を過ぎるとアラバマの補選の開票状況が伝わってきて、共和党のムーア氏が優勢と伝わっていたがマーケットの反応は薄く、開票が進んでいき12時台になって民主党ジョーンズ氏が票数を逆転し勝利する見込みが強くなったことがわかると、ドル円は113.124円まで値を下げて下落が強まっていた。ただ、値を下げた後は、すぐに値を戻し、チャートに下ヒゲができたこともあってか、ジリジリと値を上げて16時台には113.448円まで値を戻していた。選挙の結果はややサプライズではあったが、結果が税制改革法案の行方には影響はなさそうだったこともあってか、マーケットの反応は限定的だったとみられる。値を戻した後のドル円は、113.5円を超えられずに値を下げると下値を追う展開へと変わっていった。22:30にはアメリカの消費者物価指数(CPI)が発表されていて数値が予想を下回るものがあったことから下落が強まったようで、ドル円は112.954円まで値を下げて113円を割り込む場面もあったが、112円台では買いも出ていたようで下落は強まらずに、1時台には113.275円まで反発していた。マーケットはその後のFOMC政策金利の発表を控える中、発表前の3時になると徐々に下値を追う動きが強くなり、発表時間の4時を前に当日の安値を更新して値を下げていった。4時の発表では、市場の予想通り金利の引き上げが発表され、ドル円は上下に値を動かす荒い値動きになっていた。FOMCの発表内容は特にサプライズはなかったが、セルザファクトでドル円は売られたようで、米国債金利の下落に合わせて5時台には112.459円の安値を付けていた。
【2017年12月14日 木曜日 ドル円相場】
値を下げていたドル円は、日本市場が始まる前の8時台に112.8円近くまで値を戻していたが、9時になっても112.8円を超えられずにいると値を下げていった。アメリカからは上下両院の共和党指導部が税制改革法案の一本化に合意したとの報道が出ていて、税制改革が着実に進んでいるようではあったが、このニュースにはドル円は反応していない様だった。ジリジリと値を下げていたドル円だが、112.5円はサポートされていたようで、下回らずに推移すると再び上昇して18時台には112.8円を超え112.878円まで値を上げる場面があったが、113円には戻せず再び値を下げる展開に変わっていった。欧州市場では21:00のイングランド銀行、21:45のECBと政策金利発表が続いていたが、ドル円への影響は限定的だった。22:30のアメリカの小売売上高は予想を大きく上回っており、ドル円は買われる場面があったが、上値は重いようで上昇しても当日の高値すら更新はできていなかった。ドル円はドラギECB総裁の会見からユーロが上昇し始めると、つられて上値を追う場面はあったが、米国債金利の低下が強まると日が変わった1時台には、112.5円を割り込んでFOMC後の安値を更新して下落が強まっていった。ドル円は共和党の上院議員の中で一部が税制法案への反対を示したことで不透明感から下落が強まったようで、4時台には112.064円まで値を下げる場面があった。同じ時間帯にはライアン米下院議長が2018年の選挙後に引退を検討しているという報道もあってドル売りを誘っていたのかもしれない。
【2017年12月15日 金曜日 ドル円相場】
税制改革法案の茶番劇で値を下げていたドル円は、アジア市場時間では日経平均株価が下落していたこともあってか、112.4円を超えられずに下値を攻める値動きが続いていた。11時台には112.111円まで下落する場面が見られたが、12時前にやや急激に値を上げる場面があり、後から日銀がさらなる緩和を示唆しているとのブルームバーグ日高記者の観測記事で値を上げたようだと伝わっていた。やや値を上げたドル円だったが、112.4円は超えず、上値を切り下げて下値を追う展開は続いていった。17時台にロンドン勢が参入してくると、ドル円は112.031円まで下落を強めて昨日の安値を更新していたが、112円を割り込まずに反転して、その後はジリジリと安値を切り上げていった。同日には、北朝鮮が15日に開かれる国連の安全保障理事会の会合に自国の国連大使を出席させるとの報道がでていたが、マーケットへの影響は薄いようだった。当日のアメリカの経済指標は予想を下回ってはいたが、ドル円は23時を過ぎると米国債利回りの上昇もあって、チャートで上値を抑えられていたレジスタンスラインを超え上昇が強まっていった。アメリカでは米共和党上院議員のルビオ氏が税制改革法案の支持に転じたと報道されており、税制法案が可決される見込みとなったことがドル円の上昇につながっていたようだった。ドル円は、0時台には112.739円まで値を上げていたが、金曜ということもあってかその後は値を下げて、週の終値は112.6円近くとなっていた。
【今後の見通し】
週初めに高値を更新していたドル円は、その後は値を下げて、11/27の安値110.841円と12/12の高値113.747円の半値である112.294円を下回る水準まで調整したが、前週の安値に迫るも安値を更新せずに反転して終わっている。前週はドル円が上昇トレンド入りした可能性があったが、今週の週足では陰線で終わってしまったため、強い上昇トレンドにはまだなっていなかったと思われる。ドル円の上昇が強まるには引き続き114.3円近くのトレンドラインをブレイクする必要がありそうだ。
次週は上下どちらに動くのか判断が難しいが、日足チャートでは金曜は下髭をつけた陽線となっているので、一旦は上値を追う形にはなりそうにみえる。ドル円は、112円台を割り込まなければ反転して上昇する可能性がまだあるとみておきたい。
【次週の予定】
次週はアメリカでは税制改革法案の行方に注目。すでに週末前に可決が見込まれているので、可決されることはマーケットで織り込まれているものと思われる。ただ、実際に可決されることでどのように市場が反応するのかはわからない。税制改革法案可決に絡んだヘッドラインには注意しておきたい。経済指標ではあまり大きな注目材料がないが、22日(金)のアメリカの個人消費支出(PCE)は結果はよく確認しておきたい。21日(木)には、日銀の政策金利発表があるが、現状維持と思われるので影響は限定的になりそうだ。
USD/JPY week O:113.518 H:113.747 L:112.031 C:112.622
USD/JPY予想レンジ 12月18日~12月22日 112.000-117.000

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