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トランプ関税表明と日銀2019年の出口戦略発言 USD/JPY相場2月26日~3月2日

【2018年2月26日 月曜日 ドル円相場】
週末、韓国で主催されていた平昌オリンピックの閉会式に合わせて北朝鮮から韓国に派遣された代表団が、北朝鮮はアメリカとの対話の用意があると示したことから、週明けのマーケットの反応に注目が集まっていたが、日本市場が始まる前の海外市場で、ドル円レートは前週の終値からあまりかわらずスタートしていた後、しばらくすると値を上げる展開となり、日本市場が始まる時間には107円台前半となり上窓を開けてスタートしていた。上窓となってスタートしたドル円相場は、7時台につけた107.18円が高値となってそこからは本邦輸出勢の売りが観測されたこともあって値を下げる展開が続いて、日経平均株価が多少上向いても関係なくドル円は値を下げていき、11時台には106.442円まで下落していた。その後は一旦反発したドル円だったが、16時を過ぎると再び値を下げて当日安値を更新して106.375円まで値を下げていたが、安値を付けた後は反発し始めると、今度は株価の上昇も支えとなったのか、ジリジリと値を上げる展開が続いて、23時台には107円台を回復するところまで値を上げていた。24:00に発表されたアメリカの新築住宅販売件数は予想を下回っていたが、ドル円の下値は限定的となっていて、その後もNYダウが堅調に推移していたこともあってか、深夜2時台には107.068円まで値を上げる場面があった。NY市場時間では107円をはさんで小幅な値動きとなっていったドル円は、日本の朝方の6時半ごろにムニューシン米財務長官が強いドルは米国の国益となる主旨の発言をしていたが、ドル円相場の反応は見られなかった。
【2018年2月27日 火曜日 ドル円相場】
小幅な値動きとなっていたドル円は、8時台にやや買われて107.088円まで値をあげたが、107円台では上値は重く推移していて、日本市場が始まる9時を過ぎると8時台の高値を若干更新した後に、そこから値を下げていき106.782円まで下落していた。値を下げた後は、日経平均株価が上昇していたこともあってか反発し、その後は当日パウエルFRB議長の議会証言を控えていることもあって方向感のないレンジ相場となっていった。パウエルFRB議長の議会証言は22:30に原稿が公表され、公表前にドル円相場は当日高値を更新していて、公表後に107.226円の高値をつける場面もみられたが、同時刻に発表されていたアメリカの耐久財受注が予想を大きく下回っていたこともあってか、下値も試したものの大きく値を下げずに、チャートの上下にヒゲを作る荒い値動きとなっていた。同日はアメリカの複数の経済指標が発表され23時、24時に発表された数値は全般良好な結果となっていたが、その後の24時に始まるパウエルFRB議長の議会証言に注目が集まっていたため値動きは膠着していた。0時を過ぎるとパウエルFRB議長の議会証言が始まり、質疑応答で利上げにタカ派寄りと受け止められる発言がみられたことでドル買いが強まって、107.680円まで値を上げる場面があったが、チャートに上ヒゲを作るとそこからは値を下げて、NYダウが下落していったこともあって、107円台前半で推移する流れとなっていった。
【2018年2月28日 水曜日 ドル円相場】
107円台前半に位置していたドル円は、107.5円がすでにレジスタンスとなっていたようで超えられずにいたが、9時を過ぎて日本市場が始まると株の上昇につられてやや上昇すると107.5円を超えたが107.526円をつけた後は値を下げる展開へと変わり、10時を過ぎて10:10に日銀が国債買い入れオペを減額したことが伝わると下値を追う動きを強めて107.074円まで下落していった。10時に発表されていた中国のPMIが予想を下回っていたことも重なって株価も下値を追う展開へと変わっていた。その後もジリジリと安値を更新していったドル円は、107円がサポートラインとなっていたようで16時台に107.001円まで値を下げる場面があったが割り込まずにいたものの、21時を過ぎると下方にブレイクしていった。ドル円は106円台になっても下値を追う動きは強まらずに、107円を中心に値を上下する展開となっていった。22:30に発表されていたアメリカのGDP改定値は予想通りの結果となっていてマーケットへの影響はなかった。ドル円相場は月末ということもあって0:00を過ぎるとロンドンフィキシング時間に合わせてドル売りが入ったようで下落が強まり、1時台には106.570円まで値を下げていった。値を下げていたドル円だったが、106.5円はサポートされていて、NYダウが軟調に推移している中でも底堅く推移していた。
【2018年3月1日 木曜日 ドル円相場】
月が変わったマーケットは、9時を過ぎると日経平均株価が昨日のNYダウの動きを受けて下げていたことから、昨日のドル円安値を更新して106.548円まで値を下げたが、106.5円を割り込まずに仲値では反発もみせ引き続き底堅く推移していた。ドル円は昨日のロンドンフィキシング時間の下落の後からは、106.8円がレジスタンスラインとなって超えられずにいた。13時を過ぎるとブレイクしてやや値を上げる場面も見られたドル円だったが、107円に届く気配も見られずに106円台後半で小幅な値動きになっていった。小幅な値動きとなっていたドル円相場が動き出したのはアメリカ市場時間となってからで、22:30に発表された米個人消費支出(PCE)は予想通りとなっていたが、個人所得や新規失業保険申請件数は予想より強い結果となっていて、発表直後の反応は薄かったものの、その後はジリジリとドル円の上昇圧力になっていたようで23時を過ぎると107円台まで値を上げる場面が見られた。その後の0:00に発表されたISM製造業景況指数が予想を上回る結果となると、ドル円は107.208円の高値をつけたが、その後は値を下げる展開へと変わっていった。ドル円は2時半ごろにトランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムに関税を課すと発表するとNYダウの暴落とともに値を下げて、3時を過ぎてサポートされていた106.5円を割り込んで、5時台には106.1円台まで値を下げていた。当日には、ロシアのプーチン大統領が演説で新戦略核兵器開発の表明をしていたことも、マーケットにはネガティブに働いていたのかもしれない。
【2018年3月2日 金曜日 ドル円相場】
下落が強まっていたドル円相場は、朝から昨日の安値を更新していたが106円の節目がサポートとなって下げ止まっていた。ドル円は、日本市場が始まる9時を過ぎるとやや上昇する場面があったが、106.3円を超えられずに反転すると下値を追う展開が続いていった。11時台には日経平均株価の下落につられて106円の節目を割り込み105円台をつけたドル円だったが、105円台では買い意欲もみられたようで反発していた。13時には日銀の黒田総裁が衆院で所信表明をしていたが、相場への影響は限定的だった。マーケットへの影響があったのは15時を前にして、黒田総裁が「2019年度ごろ出口を検討するのは間違いない」と発言されたことが報じられたあとで、ドル円は円高が強まって105円台へと沈んでいった。この発言自体は「19年ごろ物価目標達成なら」という条件つきではあったが、出口戦略への具体的な言及とみられたようだった。ドル円相場は、前月の安値105.55円がサポートラインとして意識されていたようだったが、19時を過ぎると105.55円を割り込んで20時を過ぎるころには105.2円台まで値を下げていった。下落が続いていたドル円は、105円の節目を前にして反発し、その後はジリジリと値を上げていき週末は105円台後半で迎えることとなっていた。
【今後の見通し】
ドル円相場は、週足で陰線となり、前週の安値を更新しているため引き続き値を下げる展開が予想される。2月が終わって月足は陰線となって、終値は昨年の安値107.319円を下回り106円台となっていた。ドル円レートは、2月の安値はすでに更新して105.250円まで値を下げているが、日足レベルでは105円の節目で反発したチャートになっているので、次週は一旦は106円台中盤程度までは上値を追う展開があると思われる。再び値を下げて105円を割り込むとドル円は下落が強まる展開となるとみておきたい。
【次週の予定】
次週は5日(月)ISM非製造業景況指数、7日(水)ADP雇用統計、9日(金)米雇用統計に注目。アメリカ経済は引き続き好調なようなので数値がよければドル円は上昇する可能性が高いが上値は限定的と思われる。8日(木)にはECB政策金利発表と9日(金)には日銀金融政策決定会合があり、日銀黒田総裁が出口戦略の火消しをするかに注目しておきたい。
ドル円相場への影響は不明だが、週末にはイタリア総選挙、ドイツ大連立に関する党員投票があり、週明けのユーロの動きに注意しておきたい。また、中国では5日から全人代の開幕が予定されていて、次週は材料が多いので値動きに注意しておきたい。
USD/JPY week O:107.180 H:107.680 L:105.250 C:105.705
USD/JPY予想レンジ 3月5日~3月9日 103.000-107.000

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