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トランプ砲で要職解任が続く米と日本の公文書改竄問題 USD/JPY相場3月12日~3月16日

【2018年3月12日 月曜日 ドル円相場】
週末には、米朝会談開催のために北朝鮮が非核化へ向けた具体的な行動を示すことという会談実現のためのアメリカ側の新たな要求が出てきたり、安倍総理大臣がトランプ大統領と電話会談し日本側は関税免除を求めたが相手にされていなかったり、日本の森友問題で財務省が週明け公文書書き換えの事実を認めるといった前週の流れを受けた複数の報道が出ていた。週明けのマーケットは海外市場で前週の終値からやや円高ドル安方向の106.6円台でスタートしていたが、日本で為替取引が開始される時間には、ドル円は前週の終値付近まで値をもどしていた。7時を過ぎるとドル円はそのまま106.9円台まで上昇していったが、107円台へと値を上げることができずにいると、10時を過ぎて値を下げる展開へと変わっていった。日本では森友問題の公文書書き換えについて自民国対委員長が政府から書き換えがあったと報告を受けたという報道を受けて値を下げていたようで、書き換え前の文書に安倍昭恵氏の名前もあった模様との報道もあって、ドル円は13時過ぎには106.357円まで値を下げていった。14:05からは麻生副総理が会見を開き、市場では麻生氏の辞任の可能性が懸念されていたようだったが、麻生大臣ははっきりと現時点で進退は考えていないと否定していたことから、リスクを警戒していた一部の買戻しが入ったようで、15時過ぎには106.733円までドル円は戻していた。その後は方向感なく、値幅を縮小していったドル円だったが、チャートで小さな三角持ち合い相場を形成したあとに、アメリカ市場時間に入ってNYダウが値を下げる展開となると、三角持ち合いを下方にブレイクし値を下げて、3時過ぎには当日安値を更新していたが、106.3円は割り込まずに推移していった。
【2018年3月13日 火曜日 ドル円相場】
ドル円は106円台前半で推移していた中、8時を過ぎると値を下げ始めて昨日の安値を更新し、9時過ぎには106.255円の安値をつけていた。早々に値を下げていたドル円だったが、日本市場では日経平均株価が上昇を続ける展開となって、ドル円も合わせて値を上げる展開へと変わっていった。14時前には麻生財務大臣がG20に出席の方向で検討されているとのヘッドラインが出ると、森友リスクの後退感からかドル円は上昇が強まり、その後も値を上げる展開が続いていった。ドル円は、17時過ぎには107円台をつけて、20時過ぎには107.282円まで上昇していった。注目していたアメリカの消費者物価指数(CPI)は米市場時間が夏時間へ移行したため21:30に発表されていて、市場予想通りの結果となっていた。発表直後のドル円は、やや値を上げていたが、指標の発表後にトランプ大統領がティラーソン国務長官の解任を発表していたため、ドル円相場は急に値を下げる展開となっていった。国務長官の突然の解任劇をうけたマーケットは、NY市場ではダウ指数が下落し、ドル円もジリジリと安値を更新していき、NY市場時間では106.4円台まで値を下げていた。
【2018年3月14日 水曜日 ドル円相場】
値を下げていたドル円相場は、7時台にさらに値を下げて106.395円まで下落していたが、反転すると9時過ぎには106.749円まで上昇し、その後は106.4円から106.7円の間で値を上下する展開となっていった。同日はアメリカのペンシルバニア州で下院補選が行われていて、共和党と民主党で数百票の差となる大接戦となっていたようだったが、最終的には民主党候補が勝利宣言を上げていた。ドル円はレンジの下限の106.4円を割り込む場面も何度かみられたが、割れてもすぐに値を戻していた。17時過ぎには、ドラギ総裁がユーロ高を懸念する発言をしていたことでユーロが売られ、ドル円は106.7円台まで値を上げていたが、朝方の高値に届かずに反転し、レンジ相場を続けていた。21時を過ぎると21:30に発表されたアメリカの小売売上高の結果が予想を下回っていたことから、ドル円は売りが強まって下値をサポートしていた106.4円を割り込み、106.313円まで値を下げたがそこから下落は強まらずに値を戻していた。一旦値を戻したドル円は、NY市場ではダウ指数が軟調な展開となっていたこともあって、0時過ぎに106.065円まで下落していたが、106円を割り込まずに値を戻すと106円台前半で推移する流れとなっていった。
【2018年3月15日 木曜日 ドル円相場】
小幅な値動きとなっていたドル円相場は、8時を過ぎると値を下げ始めて、9時に日本市場が始まり日経平均株価が下落すると下値を追う動きが強まって106円の節目を割り込み、10時台には105.820円まで下落していた。安値をつけたあとは一旦反発したドル円だったが、13時前に麻生大臣がG20を欠席するとの報道がでると、森友問題の継続が意識されたようで、14時過ぎには朝方の安値を更新し105.786円まで値を下げていた。ただ、105円台のドル円は底堅く買われているようで、17時台には106.181円まで反発したが、数日前にイギリスで発生していた亡命ロシア人の不審死から、イギリスとロシア間で外交問題へと発展しつつあり、ポンド相場がやや荒れた動きとなるとドル円も値を下げていた。再び105円台へと値を下げていたドル円だったが、当日つけた安値を更新せずに値を戻すと、21:30に発表されたアメリカの複数の経済指標がおおむね良好な結果となっていたことで値を上げて、その後は指標結果の影響もあってかNYダウ指数が今週はじめから続いていた下落から反発を開始したことから、NY市場ではドル円も値を上げる展開となって、5時過ぎに106.414円まで上昇していた。
【2018年3月16日 金曜日 ドル円相場】
106円台前半で推移するドル円相場は、9時になると値を下げていき10時過ぎには105円台へと下落していった。同時間帯には、トランプ政権のマクマスター大統領補佐官の解任計画の報道が出ていて、ドル円は売られていたようだった。報道の後にはトランプ政権側からすぐに解任を否定する報道が出ていたが、ドル円相場は値を戻さずに、ジリジリと値を下げていき、13時台には105.847円まで値を下げていた。下値攻めが続くドル円相場は、15時ごろに安倍政権の支持率が急落したとのニュースを受けて下落が強まって、16時過ぎには、昨日安値を更新して105.648円まで値を下げていた。ただ、105円台のドル円は下値が底堅く推移していて、20時を過ぎて再び安値を更新するも105.606円までの下落にとどまると、そこからは買い戻しの動きもあったのか、上昇する展開へと変わっていった。21:30発表のアメリカの経済指標は住宅関連は予想を下回ったものの、鉱工業生産は上回り、その後の23時に発表された消費者態度指数も市場予想を上回っていたこともあってか、ドル円は0時過ぎには106.234円まで反発を強めていた。その後のドル円相場は、週末のため小幅な値動きとなっていき、ジリジリと値をさげていったが、106円を割り込まずに週を終えていた。
【今後の見通し】
ドル円は、前週の高値を更新したものの、上昇は強まらずに値を下げて、週足は陰線となったが、前週の安値の更新はできていないで終わっている。チャートでは105円から105.5円のサポートが強く、重要なラインとなっている模様。すでに105円の手前では1カ月近く揉み合いを続けているので、次週辺りには上下どちらかへのブレイクを試す可能性があるかもしれない。ドル円は、105円を割り込めば下落が強まり、反対に108円を超えれば上値を追う展開へと変わる可能性があるとみておきたい。
【次週の予定】
次週は21日水曜日(日本時間22日)のFOMC政策金利発表とパウエル議長の会見に注目。アメリカの利上げはすでに織り込み済みとなっているため、金利の引き上げによるマーケットへの影響は小さいと思われる。ドル円は、2018年の利上げペースがどのような見通しとなるかで値動きが決まるとみておきたい。日本では、財務省の公文書書き換え問題の解決の見通しが立っておらず、麻生大臣の進退問題まで発展することはさけられそうにないと思われるので、引き続きこちらの動きも注意しておきたい。
USD/JPY week O:106.784 H:107.282 L:105.606 C:106.044
USD/JPY予想レンジ 3月19日~3月23日 103.000-108.000

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