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進む米中貿易戦争と105円のサポート割れ USD/JPY相場3月19日~3月23日

【2018年3月19日 月曜日 ドル円相場】
週末に森友問題から始まった公文書改竄問題の影響で、安倍政権の支持率が急落したニュースが出ていたためか、週明けのドル円相場は、海外市場で105.8円台まで値を下げてスタートしていたが、日本のFX会社で取引が開始されるころには、前週の終値の106円台まで値を戻していた。106円台から始まったドル円相場は、すぐに値を下げていき105円台へと下がった後、8:50に発表された日本の貿易統計の数値が予想されていたより悪く、その結果を受け円売りが強まったのか9時を過ぎるとやや値を上げる場面があり、106円台を再びつけていたが、日経平均株価が下落していたことからすぐに値を下げて、チャートに上髭を作った後は下値を追う展開が続き、14時過ぎには105.675円まで値を下げていた。値を下げた後のドル円は、105.5円のサポートが意識されたのか、反転すると値を上げ始めて、日本の夕方には米国債金利の上昇につられて値を上げ、欧州市場ではブレグジット進展期待でポンド高が進むと、クロス円通貨の値動きの影響を受けてドル円も上昇していった。21時過ぎには106.30円まで上昇していたドル円だったが、21時過ぎにECB関係者から今年中にQEを終了させるべきとの発言がみられたことが伝わるとユーロ高となって、ドル円はドル安の流れで下落に転じて値を下げていった。NY市場ではNYダウ指数も軟調に推移していたこともあって、ドル円は1時過ぎには105.779円まで値を下げていた。アメリカではFacebookが個人情報を漏えいしていたことが問題になっていて、Facebookの株価が大きく下落していた。ドル円相場は安値をつけた後は、やや反発しNY市場が終わるころには再び106円台まで値を戻していた。
【2018年3月20日 火曜日 ドル円相場】
106円を中心に値を上下させていたドル円相場は、9時台になると財務相幹部から円高牽制の発言が見られたことでやや値を上げると、その後は明日の日本の休日を前にしたゴトー日のドル買いが見られたようで上昇する場面もあり、10時を過ぎても上昇していく展開が続き、16時過ぎには特に大きな材料もない中、106.602円まで値を上げていった。値を上げていたドル円だったが、18時過ぎには日銀の雨宮副総裁から「2%達成前に金利調整の可能性は排除しない」との発言が見られたことで、ドル円はやや強く売られて、106.077円まで値を下げていた。値を下げた後のドル円は、106円を割れることなく反発すると、21時過ぎには106.596円まで値を上げたが、当日の高値を更新できなかった。高値を更新できず反転したドル円だったが、当日は米国債利回りの上昇が続いていたこともあって底堅く推移していて下値も限定的だった。ドル円は、NY市場では明日のFOMC政策金利発表を控えていることもあってか、106前半で小動きとなっていった。当日はG20が開催されいて声明が発表されていたが、特にマーケットへの影響は見られていないようだった。
【2018年3月21日 水曜日 ドル円相場】
日本市場は祝日のため休場となっていた水曜日、ドル円相場はNY市場時間で106.5円台まで値を戻していたが、そこからは小幅ながらジリジリと安値を更新する展開となっていた。20時40分頃には「中国がアメリカの貿易戦争に対処法を計画」という報道がでると、ドル円は106.077円まで売られていたが、106円を割り込まずに反発し、その後はアメリカの経済指標で値を上下させた後に、FOMC政策金利の発表を106円台前半で迎える展開となっていった。FOMC後のドル円の値動きは、3時の発表直後に一旦値を下げた後、106.640円まで上昇し昨日の高値を更新していたが、それ以上に上昇が強まることはなかった。FOMCではアメリカの金利の引き上げは予想通り行われ、2018年の金利見通しには変化がなく3回の利上げ見通しとなっていたが、2019年、2020年の金利見通しが引き上げられていたことでドルがやや買われたようだった。政策金利発表後のパウエルFRB議長の会見では、議長が利上げに中立的な立場を示したことで、ドル円は値を下げる展開となって、4時過ぎには105.879円まで下落していった。FOMC後のNYダウ指数は下落に転じていく中、ドル円も下落したが安値をつけたあとはやや反発して再び106円台をつける場面も見られた。
【2018年3月22日 木曜日 ドル円相場】
FOMCの結果を受けた翌日の休場明けの日本市場では、9時を過ぎるとドル円は下落が強まって昨日FOMC後につけた安値を下回ると、105.578円まで値を下げていった。値を下げたドル円だったが、日本市場では日経平均株価が上昇していて、本邦実需のドル買いもみられたようで、14時過ぎには105.959円まで値を戻す場面も見られた。ドル円は、値を戻しても106円台までの上昇はできず、再び値を下げていくと18時過ぎには当日の安値を更新して下落を続け、21時台にはポンド急落の値動きにつられる場面や、21:30発表の米新規失業保険申請件数が弱い結果となっていたこともあって、株価の下落につられ105.266円まで値を下げていた。しかし、105.25円は3月2日につけていた安値で、ドル円は今年の安値を更新せずにサポートされると、一旦は反発する流れに変わっていった。すでに105.5円から上値が重くなっていたドル円だったが、日本の日が変わったあとの1時台にはやや反発が強まって、3時過ぎには105.82円まで値を上げる場面も見られた。当日はアメリカの関税に対して中国の報復関税の報道も出ていて、米中の対立が浮き彫りになっていたようだった。NY市場の後半ではNYダウ指数の下落が強まって、ドル円は上昇分を打ち消して再び105.2円台まで値を下げていった。
【2018年3月23日 金曜日 ドル円相場】
昨日安値を支えた105.25円のサポートは、朝7時台に早々に割り込んで、ドル円は下落が強まって105円近くのストップロスを巻き込みながら104.632円まで値を下げていった。同じ時間には、すでに解任が予想されていたトランプ政権のマクマスター大統領補佐官の辞任が伝えられていて、ドル安が強まった原因にもなっていたようだった。値を下げた後のドル円は、9時を過ぎると105円台に一時値を戻す場面もあったが、再び値をさげて104円台へ値を下げるとその後は104円台後半で推移していった。マーケットではアメリカの関税に関するヘッドラインが続き、市場は先行きの見えない米中貿易を懸念してリスクオフの流れになっているようだった。15時過ぎに再び下落が強まったドル円は、104.663円まで値を下げたものの、当日安値を更新せずに反発すると、株価がやや値を戻していたこともあって、16時過ぎには再び105円台をつけていた。105円から105.5円のサポートラインを下回ったことから、105円から上ではドル円は売られやすくなっているようで、しばらくは105円を中心に上下する展開が続いていたが、21:30に発表されたアメリカの耐久財受注の数値が予想より強かったこともあって、22時過ぎには105.281円まで値を上げる場面も見られた。その後は23時に発表された(米)新築住宅販売件数が予想より弱い結果となっていたこともあって、ドル円は下落に転じて、NY市場ではダウ指数が続落したことで、再び104.6円台まで値を下げる場面があった。値を下げたドル円だったが、当日安値の更新はせずに、やや値を戻して104.7円台で週を終えていた。
【今後の見通し】
今週のドル円相場は、下落して週足では陰性を作っている。FOMCをきっかけにして、今年の安値を更新し、105円から105.5円のサポートラインをブレイクして104円台まで値を下げたことから、下降トレンドが継続しているものと思われる。1ヵ月かけた105円から108円のレンジ相場を下抜けたため、次週も引き続き値を下げる可能性が高いとみておきたい。
【次週の予定】
次週は27日(火)の佐川氏の証人喚問に注目。日本の公文書改竄問題は米中貿易戦争に隠れてしまっている感が否めないが、証人喚問の結果次第では、麻生氏の進退に影響があると思われる。現状では麻生大臣は辞任しない可能性が高いように思われるが、万が一辞任せざる負えない状況に追い込まれれば、現政権には大きな打撃となるため注意したい。経済指標では、29日に発表されるアメリカの個人消費支出(PCE)や個人所得の結果はよく確認しておきたい。引き続き何が飛び出すかわからないトランプ大統領の発言にも注目。期末、月末のフローに合わせて30日はグッド・フライデーとなり米国、英国をはじめとした各市場休場が多いので値動きに注意したい。
USD/JPY week O:106.041 H:106.640 L:104.632 C:104.765
USD/JPY予想レンジ 3月26日~3月30日 101.000-106.000

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