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米中貿易戦争の懸念とドル円の反発 USD/JPY相場4月2日~4月6日

【2018年4月2日 月曜日 ドル円相場】
週末特に大きなニュースもなくスタートした月曜日、ドル円は前週の終値から変わらず106円台前半で値動きを開始し、7時台に106.396円まで上昇したあと9時を過ぎて 106.182円まで値を下げて、その後はその値幅を超えないレンジ相場となっていった。欧州市場はイースター・マンデーとなっていたため、値動きはさらに小さくなっていったが、アメリカ市場時間に入るとドル円相場の値動きが出始め、21時を過ぎて上昇すると早朝の高値をブレイクし、22時台に106.453円まで値をあげたが、その後は値を下げる展開へと変わっていった。23時に発表されたISM製造業景況指数は予想を下回っていてドル円は一旦値を下げてから元に値を戻したが、その後は米国株価の下落が強まっていき、3時過ぎには105.659円まで下落していった。前日のエイプリルフールにテスラのCEOであるイーロン・マスク氏がツイッター上に「経営破綻した」と笑えない冗談を投稿していたことから、最近資金繰りにいい噂の無いテスラ株が大きく売られていたようだった。安値をつけたあとのドル円は、反発すると106円近くまで上昇したが106円台へは戻せずにいた。
【2018年4月3日 火曜日 ドル円相場】
値を下げていたドル円相場は、9時になると下落が強まり105.691円をつける場面があったが、その後は日本株が堅調に推移していたこともあって、ジリジリと上昇する展開となっていった。レジスタンスラインになっていた106円は、上値が重い中でも、14時を過ぎるとブレイクしていったが、16時前に黒田日銀総裁が「金融緩和の出口について内部ではいろいろ議論してる」と発言したことが報じられると105.7円台まで急落する場面があった。下落はしたものの、ドル円は下値は底堅く反発すると再び上昇基調へと戻り、米国債金利の上昇や、NYダウ先物価格の上昇に支えられて、当日高値を更新して、23時過ぎには106.592円まで値を上げていった。NY市場時間にはホワイトハウスから「アマゾンへの措置を検討していない」と報じられると、直近のトランプ大統領のアマゾンに関する発言の懸念が後退したのか、全般リスクオンとなっていたようで、ドル円の上昇は続いて、4時過ぎには106.653円まで値を上げていた。
【2018年4月4日 水曜日 ドル円相場】
106円台後半へ突入していたドル円だったが、7時を過ぎると値を下げて106.4円台へと下がっていたが、下値は引き続き底堅く、日本市場時間ではジリジリと値を上げていき15時過ぎには昨日の高値をやや更新する106.682円まで値を上げていた。高値を更新しても、ドル円は上昇が強まる気配はなく、その後の17時前に中国からアメリカの関税に対抗する追加関税報告が出ると下落が強まって、106.4円近くのストップロスを巻き込みながら、17時過ぎには106円を割り込み105.980円の安値をつける場面も見られた。中国からの報告は事前に予告があったが、予告ではマーケットは反応していなかったので、発表内容がマーケットの想定以上だったのかもしれない。値を下げていたドル円だったが、105円台では買い意欲が強いようで、19時過ぎに再び105円台をつけるも、先の安値は更新せずにチャートにダブルボトムを描くと上昇する展開へと変わっていった。21:15に発表されたADP雇用統計は予想を上回る結果となっていたが、発表直後のドル円相場は上昇が強まらず、ジリジリと値を上げ続けていた。その後の23時に発表されたISM非製造業景況指数は予想を下回っていたが、発表後のドル円相場の値動きはあまり見られなかった中、ドル円相場の上昇は継続していて、106.5円を超えると当日の高値近くまで上昇していった。NY市場時間には、日本時間深夜2時を過ぎて、アメリカが中国に対する新たな貿易措置を検討していないと伝わると、3時にはドル円は当日高値を超えていき5時過ぎには106.846円まで上昇していた。
【2018年4月5日 木曜日 ドル円相場】
上昇が続いていたドル円は、日本市場が始まる9時を過ぎて106.704円まで値を下げたが、安値をつけた後は連日と同じように日本市場時間ではジリジリと買われて値を上げていった。当日は中国が休みとなっていた中、ドル円は13時過ぎには107円台を一時つけたが、上値を叩かれて一旦は値を下げていた。値を下げたものの、再び上昇したドル円は、15時過ぎには107円台へ戻し、16時過ぎには107.149円台まで上昇していき、その後は106円台へ戻す場面もあったが106.9円を割り込むことはなく、上昇する展開へと戻っていった。当日の18時ごろには、金正恩委員長が習近平氏との会談で六ヶ国協議への復帰について伝達していたという報道が出ていたが、ドル円相場の反応は薄かった。21:30のアメリカの経済指標結果では、ドル円は値を下げる場面も見られたが、上昇は衰えずに特に大きな材料も見られない中、23時過ぎには前月の高値を更新して上昇が強まって、107.491円まで値を上げていった。ドル円の107.5円はレジスタンスラインとして意識されたのか、その後は107.5円を超えられずに高値で推移していった。
【2018年4月6日 金曜日 ドル円相場】
高値で推移していたドル円に、冷や水を浴びせたのは例のごとくトランプ大統領で、日本時間の8時前に対中追加関税の検討をUSTRに指示したと伝わると、ドル円相場は急落して8時台には107円まで値を下げていたが、107円は買われたようで反発していた。ドル円はその後の10時過ぎに再び値を下げて、先ほどの安値を若干更新して107円を割り込んだが、水曜日の急落と同じようにチャートでダブルボトムをつけると、ジリジリと値を上げる展開へと変わっていった。当日はアメリカの雇用統計を控えていたこともあってか、その後の値動きは小さくなっていったが、ドル円は16時過ぎには107.457円まで上昇し、その後は107円台で推移して米雇用統計の発表は107円台前半で迎える展開になっていた。雇用統計の結果は、非農業部門雇用者数の変化が予想を大きく下回っていたため、発表直後に値を下げる場面があったが、値動きは小さく107円割れも試さずにすぐに値を戻していた。同じ時間に発表された平均時給は市場の予想通りの結果となっていた。その後のドル円相場は、NY市場でダウ指数が下落したことから値を下げる展開となっていき、107円割れを何度も試したあと、2時を過ぎて明確に割り込むと、4時過ぎには106.775円まで下落し、引け前にはやや反発したが、107円台に戻すことはなく週を終えていた。
【今後の見通し】
4月に入ってのドル円相場は、反発を強め前月の高値を更新するところまで値を上げる場面が見られたが、108円台まで戻すことはなく、週末は106円台へと値を下げて終わった。週足では陽線を作っているため、引き続き上昇する可能性もあるが、108円を超えてこない様であれば、ここまでの反発で前月の月足の下ヒゲ分の反発を終え、再び値を下げる展開になる可能性があるとみておきたい。
投機筋の円売りポジションは4/3に円買いへ転じており、前回円買いへと転じた2016年の時と同じように投機筋が円買いポジションへと転換するようなら、ドル円は下落が続く可能性が高い。ただ、今週のドル円の反発は強かったため、このまま108円台のストップを狩るまで上昇する可能性にも注意はしておきたい。2016年1月には月足の長期トレンドラインをブレイクした後日銀のサプライズマイナス金利導入で値を戻してから本格的な下落トレンドとなったことは記憶にとどめておきたい。
【次週の予定】
次週は10日(火)米卸売物価指数(PPI)11日(水)米消費者物価指数(CPI)に注目。直近のマーケットは、経済指標よりも米中貿易戦争の行方への反応が大きくなっているので、突発的なトランプ大統領の発言、特にツイッターにも注目しておきたい。
USD/JPY week O:106.235 H:107.491 L:105.659 C:106.946
USD/JPY予想レンジ 4月9日~4月13日 103.000-108.000

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