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シリア情勢とトランプツイッター相場 USD/JPY相場4月9日~4月13日

【2018年4月9日 月曜日 ドル円相場】
週末もトランプ大統領はツイッターを活用し、8日(日)に中国との関税をめぐって「知財で取引は成立するだろう」と米中貿易戦争の懸念が和らぎそうな投稿をしていたが、特に週明けのマーケットへの影響はなく、ドル円相場は窓を開けずに106.9円台でスタートしていた。相場がはじまると8時過ぎには106.8円台まで値を下げたドル円だったが、その後は日経平均株価の上昇につられて上昇へ転じ、ジリジリと値を上げてロンドン金融市場が始まる16時過ぎには少し値を下げる動きも見せたが、下げた後は上昇が継続して19時過ぎに107.199円まで上昇していた。当日は朝方に北朝鮮が米朝会談で核放棄協議の意思があるとの報道があったがマーケットの反応は薄く、中国が人民元の切り下げ検討かといった報道や、日銀総裁に着任した黒田総裁がいつもと同じ発言を繰り返していたが、それらがドル円のジリ上げに影響していたのかはわからない。高値をつけた後のドル円は、反転して値を下げると21時過ぎに107円を割り込む場面があり、22時過ぎに106.9円近くまで下落したが、すぐに反発すると再び107円台へ戻して107.1円台まで上げていた。ドル円は、日本の日が変わった後の2時前にトランプ大統領が、シリアで起こった化学兵器を使った民間人に対するガス攻撃について、状況を精査し決定するとの見通しを出していたことで、リスクオフからNYダウ指数と米国債金利が低下し値を下げていき、4時過ぎには106.619円まで下落していた。下落の要因には、3時を過ぎて米財政赤字が2020年までに1兆ドルを突破する見込みという報道が出ていたことも影響があったと思われる。
【2018年4月10日 火曜日 ドル円相場】
値を下げていたドル円相場はやや反発していたものの、9時を過ぎて日本市場がはじまると下落が強まって、昨日の安値をわずかに更新する106.615円まで値を下げたが、チャートにダブルボトムを作る形となって反転上昇すると、上値を追う展開に変わっていった。日本では加計学園問題に関わる新たな文書が出てきたと報道がされていたがマーケットへの影響は薄いようだった。ドル円は、11時頃に中国の習近平主席がアジアフォーラムの演説で自動車の輸入関税の引き下げの方針を示し、アメリカとの対話姿勢を強調したことで、貿易戦争の懸念が和らいぎ急激に上昇を強めていって、11時過ぎには昨日の高値を超えて107.243円まで上昇していた。107円台に値を上げていたドル円だったが、17時前に今度はアメリカが中国の500億ドル赤字削減案を拒否との報道で下落が強まって、106.799円まで値を下げる場面が見られた。米中の綱引きに翻弄されていたドル円だったが、全般的には底堅く推移し、値を下げた後は再び上昇して、当日21:30に発表されていた米卸売物価指数(PPI)が予想を上回っていたこともあってか上昇を続けて、当日のNYダウ指数も反発を強めると0時過ぎには高値を更新して107.397円まで値を上げていた。その後のドル円は、107円台前半で推移していった。
【2018年4月11日 水曜日 ドル円相場】
107円台前半で上下していたドル円は、9時前にダウ先物指数が下落したことから下落が強まって、9時を過ぎると107円を割り込んで106.969円まで値を下げていたが、すぐに107円台へと値を戻すと、今度は107円がサポートラインとして機能して107円を割り込まないものの、下攻めが続く展開となっていった。マーケットは、トランプ大統領がシリアにおける軍事対応について48時間以内に重要な決断をすると発言していたことから、その期限が迫る中膠着していたようで小幅な値動きとなっていたが、16時を過ぎると107円を割り込んでいき、その後はジリジリと値を下げて、20時台にトランプ大統領がミサイルの発射についてツイッター上でロシアに警告すると下落が強まったようで、21時過ぎには当日21:30に発表されていた米消費者物価指数(CPI)が予想を下回る結果となっていたこともあって、106.681円まで値を下げていた。値を下げた後のドル円は一旦反発したものの、22時台に106.9円台まで値を戻すにとどまり107円台へと値を戻せずに再び値を下げると、0時過ぎには先ほどつけた当日安値を更新して106.645円まで下落していた。下落した後のドル円相場は、自律反発し3時のFOMC議事要旨の公表後に、タカ派よりの内容からドル買いが強まって、107.062円まで値を上げる場面があったが、107円台を維持することはできずに106円台へと値を戻していった。
【2018年4月12日 木曜日 ドル円相場】
106円台後半で推移していたドル円は、9時に日本市場がはじまると下落が強まって106.698円まで下押ししていたが、昨日の安値を下回らずに反発すると日本株の上昇につられて値を上げる展開に変わっていった。日本市場ではジリジリと上昇して再び107円に迫る勢いもみられたドル円だったが、107円台をつけられずにその後は値動きが膠着していった。マーケットに動きがあったのは、またもトランプ大統領がきっかけで、シリア攻撃について「いつ実施するかは言わない」とごく当たり前の発言をすると地政学リスクの後退と受け取られたようで、ドル円は上昇を強めて107円台へと値を上げていった。当日のアメリカの経済指標は甲乙入り混じり、ドル円相場は大きな反応を示していなかった。ドル円はNYダウ指数が上昇を強めると、22時台に107.424円まで上昇していった。NY市場時間には、シリア問題について23時過ぎにマティス国防長官が発言したり、その後トランプ大統領がシリアや貿易戦争について発言していて、その影響なのか、ドル円は高値をつけた後は値を下げ、2時台には107.086円まで下落していたが、107円を割り込むことなく反発すると、その後は107円台前半で値動きが膠着していった。
【2018年4月13日 金曜日 ドル円相場】
ドル円相場は、9時を過ぎると上昇が強まっていき10時台には107.475円まで値を上げていったが、107.5円のレジスタンスラインを超えられずに、一旦は値を戻していた。アメリカではトランプ大統領が条件次第でのTPP復帰を示唆していたことがマーケットに好感されたのか、ドル円相場は全般底堅く推移していて、14時過ぎに再び上昇を強めると、15時過ぎには107.5円を超えてストップを狩るような値動きをみせていた。107.5円をブレイクしたドル円だったが、その後は上昇の勢いは強まらずにジリジリと値を上げる展開が続いていった。16時過ぎには、2月27日の高値107.680円に迫ったドル円だったが、107.671円とわずかに超えずに値を下げたあとに、107.5円がすでにサポ―トラインとして機能していたようで反発すると、19時過ぎには高値を更新して22時過ぎには、107.774円まで値を上げていった。その後の23時に発表されたミシガン大学消費者態度指数の速報値は予想を下回る結果となっていて、結果を受けたドル円は、下落に転じていってNY市場ではダウ指数が下げていたこともあって107.5円も割り込み、4時台に107.256円まで値を下げていた。値を下げたドル円は、その後はやや反発して107.3円台で週を終えていた。
【今後の見通し】
上昇が続くドル円は、週足で陽線としたが108円までは値を上げておらず、日足では上ヒゲを作って週を終えている。ドル円は引き続き108円を明確に上回ってこなければ、下落に転じる可能性が高いとみておきたいが、今週の終値は2017年の安値である107.319円を若干上回って引けているので、このまま上昇が続いて108円を超えてくる可能性も十分残されていると思われる。
今週の相場を動かしていたトランプ大統領のシリア対応は、結局金曜のマーケットが終わったあとに米英仏でシリアの化学兵器関連施設への空爆が実施されたため、週明けのマーケットは一旦は下に窓を開ける可能性が高くなっていると思われる。窓を開けた後の値動きはわからないが、4月も半ばを過ぎ、軍事対応をきっかけに5月に向けて下落相場に転じていく可能性も考えられる。
なお、前回のシリア攻撃時の値動きが参考になるかはわからないが、その時のトレード備忘録を振り返っておきたい。

北朝鮮・シリアの地政学リスクに揺れるドル円と雇用統計 2017年4月3日~4月7日
高まる北朝鮮とアメリカの衝突懸念とドル円 2017年4月10日~4月14日

当時と同じ動きをするのかはわからないが、当時は金曜の場中に軍事対応があり、金曜は値を下げた後に反発して引け、週明けは一旦上値を試したのちに、火曜に節目のサポートライン110円を割り込み下落が強まっていた。
【次週の予定】
次週はまずは週明けの値動きに注目。週末に米ロでこれ以上の動きが見られなければ、事態が収束することも考えられるが、ドル円相場は一旦は下値を試すものと思われる。経済指標では、16日(月)のアメリカの小売売上高に注目。数値が悪ければ下落要因になるかもしれない。
USD/JPY week O:106.910 H:107.774 L:106.615 C:107.334
USD/JPY予想レンジ 4月16日~4月20日 103.000-108.000

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