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米朝会談の行方と110円を割り込んで下落したドル円 USD/JPY相場5月21日~5月25日

【2018年5月21日 月曜日 ドル円相場】
週末に、貿易協議に関して米中共同声明が出され、アメリカの貿易赤字削減では一致したものの、具体的な数値への言及はなかったが、ムニューシン米財務長官が中国に対する追加関税を保留にすると発言し、当面米中貿易戦争は保留となる見通しとなったことから、週明けのマーケットでは、株高円売りとなって、ドル円相場は、前週の終値から小さな上窓を開けて110.8円台でスタートしていた。窓を開けてはじまったドル円は、窓埋めすることなくそのまま上昇すると、日本市場がはじまる9時過ぎには111円台をつけていたが、前週の高値を超えられずに高値で膠着していた。12時を過ぎるとドル円は上昇が強まって、前週高値を超え、そのまま上昇を続けると16時過ぎには111.393円まで値を上げていった。111.5円のレジスタンスラインは、過去にも何度も値をもんだ節目となっていたこともあり、またトランプラリーでつけた高値118.658円と2018年の現在の安値104.632円の半値に近い値ということもあってか、ドル円は高値を更新できず、相場は上昇から下落へ反転して値を下げる展開へと変わっていった。21時過ぎには、ムニューシン米財務長官がZTEの制裁措置についての変更の可能性や、強いドルは長期的にアメリカにとってよいこととドル高容認発言をしていたが、ドル円相場の反応は薄く、わずかに値を上げるにとどまり、下落は続いていった。21:30に発表されたシカゴ連銀全米活動指数は、市場の予想を下回る結果となっていたが、ドル円は発表後にやや値を上げて反応していた。NY市場時間へ入ってもドル円は、米国債利回りの低下とドル売りから、値を下げる展開が続いて、2時過ぎには111円を割り込んで110円台をつける場面もあったが、110円台では反発していた。3時過ぎにはハーカー:フィラデルフィア連銀総裁が、今年は残り2回の利上げを支持すると発言していたこともドル円の重しになっていたのか、一旦反発した後のドル円は、再び値を下げると5時過ぎに再び111円を割り込んで、先ほどの安値を更新していた。
【2018年5月22日 火曜日 ドル円相場】
111円の節目を挟んで上下していたドル円は、北朝鮮の対応次第では米朝首脳会談を行わない可能性もありうるとぺンス副大統領が発言していたこともあってか、朝からジリジリと値を下げていったが、12時過ぎに110.838円の安値をつけると、月曜の上窓を締め切らずに反発し、15時過ぎには上昇を強めて111円台を回復していった。16時台には111.183円まで値を上げていたドル円だったが、そこからは値を下げる展開へと変わっていった。20時過ぎには110.798円まで値を下げていたドル円相場は、反転すると上昇し、23時リッチモンド連銀製造業指数の予想を上回る結果で上昇を強めたあと、結果発表後にすぐに値を戻していたが、その後もジリジリと上昇を続け111円台を回復し、0時過ぎにはロンドンフィキシング時間を過ぎて111.074円まで値を上げる場面もみられた。アメリカでは米朝会談を前にした米韓首脳会談が行われていて、その中で1時過ぎにトランプ大統領から「米朝会談が行われなくても構わない」という発言が見られたが、ドル円相場の値動きは限定的だった。当日のドル円相場は振り返ってみれば、111円を中心に小動きのレンジ相場となっていたが、NY市場時間の終わりごろにはドル円は111円をまた割り込んで110円台で推移していった。
【2018年5月23日 水曜日 ドル円相場】
110円台後半で推移していたドル円は、朝からやや売りが強まって値を下げていき、8時過ぎには月曜の窓を埋めるところまで値を下げていた。マーケットでは、トルコリラが直近強く売られ値を下げ続けていて、当日の早朝に大きく値を下げていたことで、ドル円の値動きにも影響を与えていたようだった。9時過ぎには、トランプ大統領が、11月までに新減税を提案する予定と発言をしていたが、中間選挙のためのリップサービスと判断されたのか市場の反応は薄く、ドル円は10時を過ぎて、CTAからの売りが見られたことで日経平均株価が下落し、ドル円も値を大きく下げて110.4円台まで下落していった。その後も下値を追う動きは続いて、ドル円は12時過ぎには110.373円まで下落し、しばらく値を膠着させてから、15時を過ぎると再び下落が強まって安値を更新し、16時になって欧州市場時間に入ると、ドル高円高となり円が強く買われていたようで、日足の上昇をサポートしていたトレンドラインを下方にブレイクすると下落を強め、110円を割り込んでストップロスを狩るような値動きから、ジリジリと下値を追って18時過ぎには109.556円の安値をつけていた。109.5円を前に反発したドル円は、その後はジリジリと値を上げる展開へと変わって、22時過ぎに110円台を回復すると、23時の米新築住宅販売件数の発表後に、110.174円の高値をつけてから一旦値を下げたが、再び上昇すると日本の日が変わった2時過ぎには110.3円台まで値を上げる場面もみられた。ドル円が反発上昇する中では、22時過ぎにポンペオ長官が米朝会談の予定は変わらずと発言していたことや、 1時過ぎには通貨リラが急落していたトルコで中央銀行が緊急会合を開いて、緊急利上げを行ったことからトルコリラの買い戻しが強まっていたことなどが要因となっていたようだった。注目されていた3時過ぎのFOMC議事要旨公開は、当日の値動きがダイナミックだったこともありマーケットが疲弊していたのか、ドル円相場はあまり反応していなかったが、2018年の利上げ回数が4回となる材料が見られなかったことから発表直後はドル円はやや売られていたようだった。米国債利回りは3%を割りこんで下げていく中、NYダウはやや反発を強めて上昇していた。
【2018年5月24日 木曜日 ドル円相場】
110円台で推移していたドル円は、米国債利回りが3%を割り込んでいたこともあって、110円台を割り込み109円台に値を下げると、8時過ぎに110円台へ値を戻す一時的な反発する場面もみせたが、その後は値を下げる展開へと変わっていった。9時前には、北朝鮮から米朝首脳会談が開催されないことへの言及などの北朝鮮絡みの報道があり、米朝会談が開催されない可能性が高まる中、ドル円は売られていたようだった。9時過ぎには、追い打ちをかけるようにトランプ大統領が「自動車などの輸入をめぐり通商拡大法232条に基づく調査開始の検討を商務省に要請した」との報道があり、ドル円は下落を強めていたようだった。日経平均株価は大きく値を下げる中、ドル円は10時過ぎに昨日安値を更新し、その後はジリジリと下値を更新していくと14時過ぎに109.332円まで下落していた。値を下げた後のドル円は、前週の安値を前に反発すると、米国債利回りが再び3%を回復するまで上昇していたこともあって、上昇を強めて19時過ぎには109.763円まで値を戻していった。21:30に発表されたアメリカの新規失業保険申請件数は、予想されていたよりも悪い結果となっていて、ドル円相場の反応は限定的であったが、指標後にドル円は理由はわからないがジリジリとやや反発上昇する場面がみられた。22:00に発表されたアメリカの住宅関連の経済指標は甲乙入り混じる結果となっていたが、ドル円は値を下げ、その後の22時台にトランプ大統領が金正恩委員長に書簡を送り、アメリカと北朝鮮の会談が実現しないことが決まったと発表すると、ドル円は大きく値を下げて前週の安値を更新して109円の節目に迫っていった。追い打ちをかけるように、23時に発表されたアメリカの中古住宅販売件数は予想を下回っていて、ドル円は23時台に109円を一時割り込み、0時を過ぎると108.956円まで下落していた。108円台をつけたドル円だったが、その後は反転上昇すると、1時前にトランプ大統領が、米軍は必要なら準備ができていると発言したり、1時半を過ぎて米政府が北朝鮮へ新たな制裁を検討との報道がでていたが、ドル円は109円台へと値を戻していき、2時過ぎには109.370円まで上昇していた。上昇した後のドル円は、ジリジリと値を下げる展開へと変わっていった。
【2018年5月25日 金曜日 ドル円相場】
ジリジリと下落していたドル円は、7時を過ぎて109.133円まで下げていたが、7時30分頃に北朝鮮から「北朝鮮はアメリカといつでも対話する用意がある」との報道がでると、発表直後の反応は鈍かったが反転上昇するきっかけとなったようで、ジリジリと値を上げる展開へと変わっていった。9時を過ぎるとドル円は上昇が強まって、時間足チャートに引けたトレンドラインを上方にブレイクしたこともあってか、日経平均株価の上昇も重なり上昇を強め、10時過ぎには109.743円まで値を上げていった。上昇した後のドル円は、値を下げると17時過ぎには109.331円まで下落し、109.5円を中心に上下に値を動かす展開となっていった。18時台には109.592円まで反発したドル円だったが、その後はジリジリと値を下げていき、21時過ぎからスペインで政局を巡る不安が強まってくるとリスクオフの流れから、ドル円は売りが強まって値を下げていった。21:30に発表されたアメリカの耐久財受注は、予想を下回っていたが、指標が発表される前にトランプ大統領が、会談中止後の北朝鮮側の反応に対して、「北朝鮮から温かく生産的な発言を受けとったのは、とても良い知らせだ。」とツイッターで投稿していたため、ドル円は地政学リスクの解消期待からやや上昇していたようだった。やや反発を見せたドル円だったが、22時台に予定されていたパウエルFRB議長の発言で、景気見通しに関する言及がなかったこともあってか、22時過ぎにはドル円は109.122円まで値を下げていった。その後のドル円は、109円を前に反転上昇するとトランプ大統領が12日の会談の可能性はまだあると発言していたこともあってか、ジリジリと値を上げていった。23時のミシガン大学消費者態度指数は予想よりもやや悪い結果となっていたが、ドル円はその後もジリジリと上昇を続けていった。ドル円は、109.5円では上値を抑えられていたようだったが、5時を過ぎると109.5円を超えて、週の終値は109.5円台となっていた。
【今後の見通し】
今週のドル円は週明け上昇が強まると111.393円まで上昇したが、そこからは大きく値を下げて、前週の週の高値と安値を更新して週足は大陰線で終わっている。110円を割り込み週を終えて下落を続けているため、次週も値を下げる展開が予想される。5月の月足のローソク足はまだ確定していないが、このまま下落が続くと上ヒゲの長い陰線になる可能性が高い。その場合、6月以降も値を下げる可能性が強まると思われる。
【次週の予定】
次週は30日(水)のADP雇用統計、米GDP改定値、31日(木)のアメリカの個人消費支出(PCE)、個人所得、月が変わって1日(金)の米雇用統計、ISM製造業景況指数に注目。各経済指標が予想を下回るとドル円は売られやすいとみられる。5月から6月へと月が変わるので月替わりのフローにも注意しておきたい。28日は米国がメモリアル・デー、英国がスプリング・バンク・ホリデーで休場となる。
USD/JPY week O:110.868 H:111.393 L:108.956 C:109.544
USD/JPY予想レンジ 5月28日~6月1日 105.000-110.000

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