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北朝鮮、イタリア、スペインに揺れるドル円 USD/JPY相場5月28日~6月1日

【2018年5月28日 月曜日 ドル円相場】
週末は米朝首脳会談への再構築の動きがみられ、トランプ大統領がツイッターで会談が行われるなら予定されていた12日になるだろうと発言していたり、まったく予定になかった南北首脳会談が突如週末行われたり、トランプ大統領から12日の会談開催を目指すという発言がみられたり、米代表団が板門店で北関係者と協議を進めるといった米朝首脳会談に向けたポジティブな動きがみられたことで、週明けのドル円マーケットでは、前週の終値からやや上窓を開けてスタートし、前週金曜の高値を超える109.8円近くから始まっていた。日本時間の6時台には、アメリカが中国に対して輸入調停に著名するように圧力をかけているという報道があったためか、上窓を開けたドル円チャートだったが、日本での取引がはじまると値を下げ始め、すぐに窓を埋めると10時過ぎには、日経平均株価が上昇から下落に転じていたこともあってか、109.314円まで値を下げていた。11時過ぎには、米朝首脳会談に韓国も参加する可能性が報じられていた。値を下げた後のドル円は、反転上昇すると14時を過ぎてトルコリラの買い戻しが見られたこともあって、値を上げていたようで、15時過ぎには109.6円台まで値を戻していた。トルコリラの買い戻しは、週末のエルドアン大統領の呼びかけに反応したもののようだった。当日はロンドン市場とアメリカ市場が休場となっている中、アジア時間を終えて、ドル円相場は値動きがやや小さくなっていったが、18時前にイタリアのサルビーニ党首が「ルールが変わらなければEUにとどまる意味はない」と発言したことをきっかけに、イタリアの政局不安からユーロが売られ、重ねて19時ごろに、スペイン議会で不信任投票のプロセス開始との報道が出ていたこともあって、ドル円はリスク回避の動きから円高方向に進み、19時過ぎに当日安値を更新すると21時過ぎには109.231円まで下落していた。その後も、北朝鮮、スペイン、イタリアについては各報道で進展がみられていたためか、ドル円相場はジリジリと値を上げていったが、アメリカ市場が休場となっていたことで値動きは限定的となっていたようだった。
【2018年5月29日 火曜日 ドル円相場】
109.5円近くまで値を戻していたドル円相場は、9時を過ぎると米国債利回りの低下に伴い売りが強まって、合わせて国内輸出のドル売りがみられたことで、10時過ぎには109円を割り込み、108.917円まで下落していった。109円を割り込んだドル円は、しばらく109円を中心に値をもみ合う展開となっていき、13時台には、ブラード米セントルイス連銀総裁の発言からやや値を下げる場面もみられたが、109円を中心とした値動きは続いていた。15時を過ぎるとドル円は、売りが強まって値を下げていき、欧州市場時間では株価の下落と金利の下落に伴って下落し、17時過ぎには108.426円まで値を下げていた。当日の値動きには関係はなかったが、金融庁が検討していた日本の新たなレバレッジ規制は回避される見込みとの報道が出ていた。108.5円を割り込んだドル円だったが、19時前にイタリアの五つ星運動の党首がユーロの離脱を模索したことはないとSNSに投稿したことから、イタリアの政局不安が和らいだため、ドル円は値を上げて反応していた。ドル円は、22時に発表されたアメリカの経済指標が予想を上回っていたことから上昇し、109円台へと値を戻すと、23時の米消費者信頼感指数は予想通りの結果となっていたことが好材料と捉えられたのか、23時台には109.104円まで値を上げていた。しかし、上昇はそこまでとなって、NY市場ではダウ指数が売られ、金利が2.8%を割り込むまで低下すると3時過ぎには108.108円まで下落していたが、108円のサポートラインが意識されたようで、108円は割り込まずに反発する流れへと変わると108円台後半まですぐに値を戻していった。当日はドイツ銀行の株価も値を下げていたことがリスク警戒の流れを強めていたようでもあった。
【2018年5月30日 水曜日 ドル円相場】
108円台後半まで反発していたドル円相場は、8時過ぎに108.347円まで売り込まれる場面がみられたが、その後は米国債金利が反転上昇していたこともあって、ジリジリと値を上げる展開が続いていった。15時前にはイタリア大統領から「真夏の再選挙は避けたい」との意向が示されるとユーロの買い戻しでドル円は上昇していった。その後もイタリア政局に関する報道で動きが見られ、ドル円はリスク回避の巻き戻しから上昇が続いていった。アメリカのADP雇用統計は、予想を下回る結果になっていたが、ドル円はやや値を下げるにとどまり、その後の米GDP改定値が悪い結果となると、今度はしっかりと値を下げたが、それでも下値は限定的な動きになっていた。引き続き値を上下させながら上昇していったドル円は、日本の日が変わった後の00:30頃にイタリアの「パオロ・サボナ氏の財務相指名を取りやめることを提案」との報道を受けて上昇すると、109.069円まで上昇したが、1時を過ぎると下落に転じ、108円台へと値を戻すと108円台後半で値を推移していった。
【2018年5月31日 木曜日 ドル円相場】
昨日の朝と同じように108円台後半で推移していたドル円は、朝から値を下げていき、9時を過ぎると108.5円台まで値を下げたが、108.5円は割り込まずに反発を見せると、そのままじりじりと値を上げる展開へと変わっていった。アメリカでは米朝の高官による会談が始まっていて、引き続きイタリアの政局やトルコリラの動きでドル円は値を上下させる場面もあったが、16時過ぎにやや値を下げても、当日安値を割り込まずに反発すると、チャートにダブルボトムを描いて17時にネックラインをブレイクすると、18時過ぎには109.001円まで上昇する場面も見られた。欧州でのごたごたが何とかまとまりそうになってきた中、21:30に発表されたアメリカの経済指標は予想を上回る結果となっていたが、22時になってアメリカがEU、カナダ、メキシコに関税を発動したことが報じられると、ドル円は下落が強まって、22:45のシカゴ購買部協会景気指数は予想を上回っていたが下落は続き、23時過ぎにNYダウ指数も下落していたこともあって108.382円まで値を下げていった。値を下げたドル円だったが、23時を過ぎてEUから追加関税の報復報道が出るころには、底値をすでにつけていたようで、そこからは、当日が月末ということもありロンドンフィキシング時間に向けドル円は上昇して、108円台後半へと値を戻していった。その後も2時過ぎに、イタリアで「コンテ首相で同意」との報道があるとドル円は上昇していた。3時過ぎにはポンペイオ長官が北朝鮮一部難しいものもあったと発言すると、やや値を下げる場面もあったが、その後4時過ぎにはイタリアで新政府が樹立されたこともあって、ドル円は108円台後半で底堅い値動きを見せていた。
【2018年6月1日 金曜日 ドル円相場】
ここ数日と同じように108円台後半で日本の朝を迎えていたドル円は、10時を過ぎて日銀の国債買い入れオペの金額が減額されたことが伝わると、108.7台まで値を下げる動きを見せたが、すぐに反発すると、今度は109円を超えて上昇が強まり109.2円まで値を上げていった。同時間帯に黒田日銀総裁のイタリア政局による金利の上昇は大きな影響でないだろうなどといった発言も影響があって、ドル円は上昇していたのかもしれないが、今までのオペ減額時とは違ったドル円の反応を見せていた。12時過ぎには109.240円まで上昇したドル円だったが、そこからは当日にアメリカの雇用統計を控えているということもあってか、値動きが小さくなっていった。当日はスペインの政局不安の動きもあったが、マーケットはすでに織り込んでいるのか、市場へは影響を与えていないようだった。ドル円は、18時に高値を更新するとジリジリと上昇していき、米雇用統計の発表前に、トランプ大統領が雇用統計の内容を知っているかのようなツイートをしたことから、結果に対する期待が高まって上昇が強まっていった。このツイートについては、あとでトランプ大統領は事前に結果を知っていたという報道が出ていた。21:30の雇用統計の結果は、雇用者数、失業率、平均時給、すべてにおいて市場予想より良い結果となっていたが、発表直後はすでに109.5円近くまで値を上げていたため、109.6円台程度まで上昇するにとどまり、一旦は発表前の値に戻る場面もあったが、時間が経過すると上昇を強めて22時すぎには109.729円まで値を上げていった。その後の23時に発表されたISM製造業景況指数も市場予想を上回る結果となっていたが、好材料出尽くしとなったためか、ドル円の上昇は止まって、そこからは週末の値動きとなっていった。ドル円は109.5円を割り込むところまで値を下げる場面もみられたが、底堅く推移し、前週終値とあまり変わらない109.5円近くで週を終えることとなっていた。日本の日が変わったあとの2時過ぎには、ホワイトハウスに北朝鮮の金英哲党副委員長が到着したとの報道も出ていて、3時過ぎにはトランプ大統領から米朝首脳会談を12日にシンガポールで開催すると前週とは逆の発言がされていた。
【今後の見通し】
今週のドル円は、週明けから下落が続き108円近くまで値を下げた後は、反転上昇したが、週初めの高値を超えずに週を終えて、週足は下ヒゲの長い陰線となっている。下ヒゲがダマシとならなければ、次週は上昇する可能性が高いが、5月の月足では上ヒゲの長い陰線を作っていて、月足チャートでは下落する展開が予想される。110円が節目ということもあって、次週このラインを明確に超えてくるとドル円は、短期上昇相場の半値戻しを完了し再び上昇基調へと戻る可能性があるが、110円を超えてこないようであれば、月足チャートに従い下値を試すものと思われる。
【次週の予定】
次週は5日(火)のISM非製造業景況指数と6日(水)の米貿易収支に注目。その他の動きとしてはEUの政局、米中貿易の行方、米朝会談の動きにも注意しておきたい。
USD/JPY week O:109.795 H:109.798 L:108.108 C:109.502
USD/JPY予想レンジ 6月4日~6月8日 105.000-110.000

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