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貿易の対立で孤立するアメリカとドル円 USD/JPY相場6月4日~6月8日

【2018年6月4日 月曜日 ドル円相場】
週末は、米朝会談に関連してアメリカが北朝鮮の非核化の長期化を容認したとの見方や、トランプ大統領が「最大限の圧力」という言葉を使うことを望まないと発言したり、2日に閉幕したG7財務相・中央銀行総裁会議でアメリカとその他の国の対立が取り上げられていたが、週明けのドル円マーケットは特に窓を開けることもなく、前週の終値からあまり変わらずにスタートしていた。9時を過ぎるとドル円は、仲値に向けた買いが見られたようで上昇し、株価も上昇していたことから109.759円まで値を上げる場面が見られたが、上昇後はドル売りが強まって値を下げる展開へと変わっていった。その後の値動きはやや小さくなっていったドル円だったが、ジリジリと値を下げていくと、21時すぎには109.372円まで値を下げる場面があったが、反転するとNY市場時間では米国債金利の上昇に合わせて値を上げる展開へと変わり、ドルの買い戻しもあって当日の高値を更新して109.8円台まで上昇していった。
【2018年6月5日 火曜日 ドル円相場】
109.8円台まで上昇していたドル円は、日が変わっても上昇を続けていき、日本の8時すぎには109.989円をつけて110円の節目を伺うところまで上昇していたが、110円のレジスタンスを超えられずに値を下げると109.7円台まで小幅に調整をしていった。日本市場時間では、米朝首脳会談のスケジュールがシンガポール現地時間で12日午前9時(日本時間午前10時)から行われることが発表されていたり、黒田日銀総裁と安倍首相が会談を行ったりしていた。ドル円は13時を過ぎると上昇が強まって再び110円の節目に近づいていき、14時を過ぎると110.005円まで値を上げたが、それ以上は上昇することなく反転し値を下げる展開へと変わっていった。17時ごろには、週末予定されているG7サミットでは声明を公表することに合意しない可能性があると独政府担当者が発言していたことも、ドル円の下落に影響をしていたかもしれない。22:45に発表されていたアメリカの5月PMI改定値が強かったことからドル円はやや上昇し、その後の23時のISM非製造業景況指数が予想を上回ると、発表直後の反応は薄かったがしばらくするとドル円は値をあげていった。やや反発上昇したドル円だったが、110円には届かず日本の日が変わってから、EU関係者がG7で貿易問題の突破口ないと発言したことや、株価が下落していたことでドル円も再び値を下げて、1時過ぎには109.471円まで値を下げる場面があったが、その後、ECBが14日の理事会で出口模索に言及する見通しと報じられるとドル売りのユーロ買いとなって、ドル円はクロス円通貨の上昇につられて昨日と同じように109.8円台まで値を上げる展開となっていった。
【2018年6月6日 水曜日 ドル円相場】
109.8円台まで値を戻していたドル円は、9時過ぎに109.938円まで上昇する場面があったが、110円を超えられずに値を下げると109円台後半で値を推移させていった。13時を過ぎるとドル円は、日経平均株価が後場になって上昇を強めていたこともあってか朝方の高値を更新し、再び110円の節目をうかがう展開となると何度も上値を試した後に、15時を過ぎて110円を超えて勢いはなかったがストップを狩るような値動きも見せて上昇していった。16時前にはブラードECB理事の発言でユーロが値を上下させ、ドル円もややつられるような値動きをみせていたが、110円を割り込むことはなく、ジリジリと上昇する展開が続いていった。当日は中国が米中貿易戦争で米国に配慮した対応を見せている報道が出ていて、米中貿易のリスクが後退しているような動きもドル円に影響を与えていたかもしれない。ドル円は、20時台には110.227円まで上昇を強めていったが、そこから値を下げる展開へと変わっていった。21:30のアメリカの貿易収支は赤字額の減少がみられていたが、ドル円相場の反応は見られず、ドル円は110円のオプション取引の影響もあってか、23時過ぎには110円を割り込んで、109.892円まで値を下げる場面があったが、安値をつけた後は反転上昇し、NYダウが上昇を強めていったこともあって、4時すぎには当日高値を更新して110.261円まで値を上げていた。
【2018年6月7日 木曜日 ドル円相場】
高値をつけていたドル円は、110円台で値を推移させている中、9時を過ぎると110.219円まで上昇する場面がみられたが、その後はドル安が強まって値を下げて、10時すぎには110円の節目を割り込んで下落していった。110円を割り込んだドル円だったが、110円のオプション取引が影響していたのか、その後は109.8円から110.1円で110円を挟んで値を上下させる展開が1日続いていった。12時過ぎには、一部通信社からトランプ大統領がG7で対立的な態度をとる模様と報じられていた。ドル円は20時過ぎにトルコリラの買い戻しの動きから上昇する場面があったが、110.1円を超えることはなく推移していった。1時を過ぎるとドル円は、アメリカで開かれていた日米首脳会談で、トランプ大統領が会談前に貿易赤字に言及したり、北朝鮮の核放棄がなければ合意はないと発言をしていたことから、下落が強まったようで、米国債金利の急落もあり、2時過ぎには109.479円まで下落したが、そこから反発すると109円台後半で値を推移させていった。
【2018年6月8日 金曜日 ドル円相場】
109円台後半で推移していたドル円は、8時すぎにやや売られ109.6円近くまで下げたが、そこから反転すると当日が実質的なゴトー日となっていたこともあって上昇し、仲値に向けて109.8円台まで値を上げる場面があった。109.8円まで値を上げたドル円だったが、そこからは上値が重く、反転下落する展開へと変わっていった。当日は日本と中国で貿易収支が発表されていたが、どちらも予想よりも弱い結果となっていた。ドル円は、15時を過ぎると売りが強まって、16時に四時間足チャートで確認できる三尊のネックラインをブレイクして下落が強まっていった。欧州市場時間には、イタリアやトルコの情勢の影響からか、マーケットはユーロ売りドル買い円買いとなって、ドル円は20時すぎには109.197円まで下落していたが、109円を割り込むところまで値を下げずに反転上昇すると、22時すぎには109.598円まで値を戻していった。109.5円台まで反発したあとのドル円は週末の値動きとなっていき、109.5円を挟んで値を上下させて109.4円台で週を終えていた。
【今後の見通し】
今週のドル円は前週の週足ローソク足の下ヒゲチャートの影響からか、前半上昇し110円台をつけたが後半は下落して、週足で上ヒゲの長い陽線となって終えている。週足の上ヒゲに合わせて、5月の月足の上ヒゲチャートがあることから、次週のドル円は下落する展開が予想される。日足チャートでは108円をネックラインとした三尊チャートが確認でき、108円は4月にブレイクした際に上昇を強めたサポートラインとなるため、108円を割り込むと下落が強まるとみておきたい。
【次週の予定】
次週はマーケットへの影響が大きいイベントが重なる週となるので以下にて確認しておきたい。

12日(火)米朝首脳会談
13日(水)米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利発表
14日(木)欧州中央銀行(ECB)政策金利発表
15日(金)日銀金融政策決定会合政策金利発表

米朝首脳会談はヘッドラインで乱高下することも十分予測されるため、当日の値動きには十分注意したい。結果についてはどうなるか予測がつかない部分が多いが、独裁国家の北朝鮮の体制を米国が保証することは現実的に難しいのではないかと思うので、会談がまとまらないまま終わる可能性には注意しておきたい。
FOMCでは金利の引き上げが予想されているが、影響があるのは2018年の利上げ回数の予測だと思われる。利上げ回数が年3回の見込みとなるとドル円は金利の低下から売られる展開となると思われる。ECBは出口模索への言及報道があったため、発表内容に注目しておきたい。日銀は政策変更はないと思われる。
経済指標では12日(火)消費者物価指数(CPI)、13日(水)卸売物価指数(PPI)、14日(木)小売売上高とアメリカのインフレを占う指標が続く。
週末のG7サミットでは、すでにトランプ大統領がロシアを復帰させるべきだと発言して欧州の反発を招いたり、予定を早めて米朝首脳会談のためにシンガポールに発つようで、G7声明はまとまらない可能性が高くなっており、事前に指摘されていたことではあるので、すでに市場はある程度織り込んではいると思われるが、週明けのマーケットの反応には注意したい。
USD/JPY week O:109.465 H:110.261 L:109.197 C:109.477
USD/JPY予想レンジ 6月11日~6月15日 104.000-111.000

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