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米朝首脳会談、米欧日金融政策発表でも値動きが小さかったドル円 USD/JPY相場6月11日~6月15日

【2018年6月11日 月曜日 ドル円相場】
週末開催されていたG7サミットでは、トランプ大統領が米朝首脳会談のために早めに切り上げてシンガポールへと出発して、残りの各国でG7首脳宣言への著名が行われ、かろうじてまとまったかに見えたが、トランプ大統領がツイッターでアメリカとして宣言を承認しないよう指示したと反旗を翻し、ついでに自動車関税を示唆していた影響からか、週明けのドル円相場は、若干下に窓を開けて109.3円台でスタートしていた。下窓ではじまったドル円は、すぐに上昇し窓を埋めると、時間足チャートにひける上からのトレンドラインを上方にブレイクしたこともあってか、その後は一方的に上昇する展開が続いていった。週末の日曜日には、金正恩委員長がシンガポール入りし、明日の米朝会談を控え、会談への期待感から米系ヘッジファンドの買い仕掛けが見られたようで、ドル円は、15時過ぎには110円をつけ、16時すぎには110.066円まで値を上げていた。110円台をつけたドル円は、その後は一旦値を下げて22時すぎに109.841円まで調整したが、再び上昇すると深夜2時すぎに当日高値を更新して110.113円まで値を上げていった。その後のドル円は、110円を再び割り込む場面もあったが、底堅く推移して下値を切り上げ、上昇の勢いは続いているようだった。
【2018年6月12日 火曜日 ドル円相場】
米朝首脳会談への期待から上昇が続くドル円相場は、7時から早々に前日の高値を更新して上昇を続けていった。110.2円近くには日足チャートの200日移動平均線が位置しており、レジスタンスとして意識されていたようだったが、8時を過ぎて110.2円を超えていくと、ドル円は上昇に勢いがついて、9時すぎには110.489円まで値を上げていた。米朝首脳会談は予定通り日本時間の10時(シンガポール9時)にトランプ大統領と金正恩委員長が握手をするという歴史的な瞬間からスタートしていたが、マーケットは会談が始まると上昇がとまり、110円台前半で値を上下するレンジ相場へと変わっていった。セルザファクトで売られていたようだったドル円は、11時すぎには110.128円まで値を下げたが、13時過ぎにトランプ大統領と金委員長が二人で散歩し、報道陣にたいして、トランプ大統領が何らかの合意に著名すると発言したことで、期待感から上昇したようだったが、その後、急に値を下げる場面もみられた。合意内容に非核化についての具体的な内容は盛り込まれず、対話を続けるという形だけの合意だけになるとの見通しでドル円は売られたようだった。その後も、はっきりしない声明内容について後出しで情報が伝わるたびに、ドル円は値を上下していたが、110円台前半のレンジ内で推移していった。米朝首脳会談は一対一の会談からはじまり、拡大会合、ワーキングランチとそつなく終わり、両首脳が何かしらの合意に著名をして幕引きとなっていた。合意内容は時間がたつにつれ情報が伝わってきていたが、非核化への言及はなく、期待外れの内容との評価が先行していたようだった。マーケットは17時過ぎに始まる予定だったトランプ大統領の会見待ちとなっていたようで、17時を過ぎてやや遅れて大統領の会見がはじまると、ドル円は値を下げ始め、18時すぎには110円近くまで値を下げていたが110円台を維持すると底堅く反転し、再び上昇していった。市場は、期待外れの米朝会談からFOMCの利上げへと注目を変えたようで、期待感からかドル円の上昇は続いていった。21:30に発表されたアメリカの消費者物価指数(CPI)は市場の予想通りの結果となっていて、結果を受けてドル円は値をやや下げる展開へと変わっていったが、18時につけた安値まで下げることなく反転すると、3時すぎには110.482円と米朝会談前の高値近くまで値を上げていた。
【2018年6月13日 水曜日 ドル円相場】
上昇が続くドル円は、連日のように7時を過ぎると上昇を強め、昨日の高値を更新して110.5円の節目もブレイクして値を上げたが、上昇の勢いは強まらずに、9時を過ぎて110.3円台まで小幅に調整していた。一旦値を下げても、ドル円はFOMCの政策への期待感からか、ジリジリと値を上げる展開が続いていたようで、13時すぎに110.684円をつけ、17時すぎには110.7円台をつけるまで上昇したが、110円台後半からは上値の重さも目立っていた。110.7円台をつけた後のドル円は、下落に転じてジリジリと値を下げる流れへと変わっていった。21:30に発表された米卸売物価指数(PPI)は予想を上回る好結果となっていたが、ドル円の上値は限定的となっていて下落が続いていった。0時すぎには110.340円まで値を下げていたドル円は、その後はFOMCの結果発表を待ち、値動きも小さくなっていった。3時に発表されたFOMC政策金利発表の内容は、利上げは予想通りだったが、2018年の利上げ予想が4回に引き上げられ、ドル円は発表後から上昇していき、3:30に始まったパウエルFRB議長の会見で、来年から毎回記者会見を行うことが伝わると110.850円の高値をつけていたようだったが、そこが高値となり、4時過ぎに米政府が早ければ15日に中国製品への関税を準備しているとの報道が出ると、値を下げる展開へと変わっていった。
【2018年6月14日 木曜日 ドル円相場】
下落していたドル円は7時を過ぎると、ここ数日とは打って変わって値を下げる展開となり、110.084円まで値を下げて110円の節目に迫ったが、110円を割り込まずに反発すると再び下値を試す場面もあったが、仲値に向けた買いもみられ、反発上昇していった。10時過ぎには、日銀のオペ減額が伝わると、瞬間下落で反応したドル円だったが、すぐに値を戻すと110.3円台まで値を上げていた。日本ではトランプ大統領から「金委員長は日朝会談にオープン」と伝わったことで日朝会談の報道が多くなっていた。ドル円相場は、反発したあとは再び下値を追う動きが続き、昨日のFOMCでアメリカの利上げ見通しが強まったことからか、世界的には株が下落していて、15時すぎには110円を割り込み、16時台には109.919円の安値をつけていた。110円より下ではドル円は底堅く反転上昇を開始して、20:45にECB政策金利が発表されると、声明で買い入れ終了後の再投資が言明されていたことから、ユーロ売りが加速すると、ドル買い円買いで上昇の勢いが強まり、今度は一方的に値を上げる展開へと変わっていった。21:30に発表されたアメリカの小売売上高、輸入物価指数は軒並み予想を上回る好結果となっていて、アメリカ経済の好調が確認できたこともあって、ドル円の上昇は続いているようだった。同時刻からはじまったドラギ総裁の発言は、ハト派よりと受け止められたようで、ユーロ安はドラギ総裁の会見後に加速していった。ドル円は、クロス円の下落で値を下げる場面もあったが、円高よりもドル高が強まって上昇する流れとなって、3時すぎには110.7円近くまで値を上げていた。日本の日が変わる時間帯には、EUがアメリカへの報復関税に同意との報道や、2時過ぎにはトランプ大統領の中国への関税計画の報道が出ていたが、ドル円相場はほとんど反応せずに上昇を続けていった。
【2018年6月15日 金曜日 ドル円相場】
上昇が続いていたドル円は、8時を前にトランプ大統領が中国に対する関税に承認したことで110.5円近くまで値を下げる場面がみられたが、値を下げた後はすぐに元の値に戻し、ドル円は下値が異常に固い値動きを続けていた。当日は米国債利回りは低下していたため、下落圧力が続いていたドル円だったが、9時台では当日がゴトー日ということもあって仲値に向けて買いが強く、ドル円は上下でせめぎ合うような値動きをして、仲値の時間ではやや値を飛ばすような荒い動きも見せていた。仲値で上昇したあとのドル円は、株価が下落していたこともあって、値を下げると10時過ぎには110.5円を割り込み110.454円まで下落する場面があったが、割り込んだあとはすぐに値をもどして、再びジリジリと値を上げる展開を続けていった。ドル円は、11時40分ごろに発表されたあまり注目されていない日銀の現状維持の政策を受けると上昇が強まっていった。上昇の理由は、物価の現状判断の下方修正によるものと伝わっていたが、株価には大きな反応はみられず、ドル円相場だけが反応しているようだった。ドル円は、上昇すると昨日からレジスタンスラインとなっていた110.7円を超えて110.8近くまで値を上げていった。110.8円では再び上値を抑えられたような値動きをしていたドル円だったが、14時にブレイクすると110.9円近くまで上昇していったが、その上には111円の節目や、昨年11月の高値から引くトレンドラインが位置していたためか110.9円で上値を抑えられ、15時を過ぎ15:30から始まった黒田日銀総裁の会見から値を下げる展開へと変わっていった。16時を過ぎると「アメリカが中国に対して1000億ドルの追加関税の可能性」と報じられたことで、ドル円は売りが強まって値を下げて17時すぎには110.390円まで下落していたが、下値は引き続き異常に固く、すぐに反転していた。20時台では110.728円まで反発を強めていたドル円だったが、21:30のアメリカの経済指標発表を前にして、USTRが中国へ500億ドルの関税を課す原案を公表すると下落が強まり、経済指標が発表されたあとには、中国から同規模の報復関税措置を講じると発表があったことで、110.4円台まで値を下げていった。同時間帯に発表されたニューヨーク連銀製造業景気指数は良好な結果だったが、ドル円の値動きは関税報道に左右されて、経済指標への反応はないようだった。その後の23時に発表されたミシガン大学消費者態度指数の速報値も予想を上回る好結果となっていたが、ドル円は、当日のダウ指数や米国債金利が下落していたこともあって、上昇せずに値を下げていた。関税報道や経済指標で値を上下していたドル円だったが、値動きは大きくなく110.5円台を中心に三角持ち合い相場を形成していたようで、その後は値を収束させていった。マーケットの終了時間が近くなると、ドル円は三角持ち合い相場を上方に上抜けたようで、110.6円台まで小幅に値を上げて週を終えていた。
【今後の見通し】
今週のドル円相場は、ビッグイベントが重なった週ではあったが、200pipsの値幅もなく大きな値動きとはなっていなかった。週足は前週の高値を超えて陽線となって、次週も上昇継続が見込まれるチャートになっている。日銀がステルステーパリングをしても、貿易戦争が激化しても、ドルが買われているためか値を下げなくなっているドル円だが、111円から上には、月足のトレンドラインがいくつか位置しているため、上値が重くなっているようでもある。次週、ドル円が111円を超え111.5円を超え112円もブレイクしてくるような展開になると、本格的な上昇相場になっていくと見方を変えたいが、反対に上値を超えられないようであれば、貿易戦争の激化や新興国の通貨下落の影響からリスクオフの展開となり、ドル円は再び下値を試す展開が残されているとみておきたい。
ドル円が上下どちらに進むのかの判断は難しいが、ここ数週間中立を保っていた投機筋のポジション動向が、6/12時点でドル円がドル高円安へと進んでいた中にあって、円ロングへ傾いていたことにも注目しておきたいと思う。
【次週の予定】
次週は打って変わってイベントが少ない週となるが、日米の各経済指標は確認しておきたい。アメリカ経済の強さは直近の経済指標でよくわかるが、今後は経済指標によってFOMCの利上げサイクルが変わる可能性が低くなっていくかもしれないので、良好な経済指標の影響は薄くなってくるかもしれない。反面、悪い数値には強く反応する可能性もあるので注意しておきたい。日米以外では21(木)のBOE金利発表にも注目。米利上げ後の新興国通貨の動きにも注意しておきたい。
USD/JPY week O:109.323 H:110.896 L:109.314 C:110.658
USD/JPY予想レンジ 6月18日~6月22日 107.000-112.000

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