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過熱していく貿易戦争の動きとドル円 USD/JPY相場6月18日~6月22日

【2018年6月18日 月曜日 ドル円相場】
週を開けたドル円相場は、前週の終値から変わらず110.6円台でスタートしていた。9時台に110.670円をつけた後のドル円は、下落に転じて10時台に110.296円まで値を下げていた。日本では朝8時前に大阪で大規模地震が発生していて、時間が経つにつれ建物の倒壊や不幸にも亡くなった被害者の報道が出てきて、被害の大きさが確認されていったことで、リスクを避ける動きから日経平均株価が下落して、ドル円も値を下げていたようだった。当日は香港市場、中国市場が休場となっていた中、ドル円は日本時間午前に値動きがあったあとは、朝の高値、安値を超えない方向感のないレンジ相場となっていって、16時過ぎに110.6円台までジリジリと反発した後は値を下げて、NY市場の開始とともにダウが値を下げていたことから110.3円台まで下落していたが、そこからはダウ指数の反発とともに上昇に転じていった。ドル円は、深夜4時台に110.592円まで上昇した後は、110.5円を割り込まずに底堅く推移していた。
【2018年6月19日 火曜日 ドル円相場】
底堅く推移していたドル円相場は、8時を過ぎてトランプ大統領が「貿易赤字の中国に対して一段の措置をとる必要がある」と発言し、米国通商代表部(USTR)に、2000億ドルの関税の対象となる中国製品を確認するよう指示したと伝わったことから下落が強まり、110.5円のサポートを割ると110.1円台まで下落していった。9時過ぎには110円を割り込むところまで値を下げていたドル円は、110円では値がサポートされていたようだったが、11時前に中国商務省から米国の関税に対して対抗措置を取る方針が発表されると、110円を割り込んで下落が強まっていった。貿易戦争の懸念から日米中の株価が下落する中、15時すぎには109.550円まで値を下げていたドル円は、109.5円がサポートされたようで、そこから上海総合指数が引け前に若干反発したこともあってか、反転する流れへと変わっていった。マーケットの反応は薄かったが、19日、20日に北朝鮮の金正恩委員長が3回目の訪中をしていることが、いつものような事後報告ではなくリアルタイムで報じられていた。17時を過ぎるとドル円は、ドラギ総裁の発言でユーロ安になっていたことから、ドル買いが強まって上昇を強めていたようで、18時台には109.9円台まで値を上げていた。当日21:30に発表されていたアメリカの住宅関連の経済指標は、甲乙入り混じる結果となって、ドル円は上値が抑えられているようだった。22時台に110.006円と110円をわずかにつけるまで上昇したドル円だったが、その後は23時過ぎに109.706円まで値を下げてから、再び上昇して0時を過ぎて110円の節目を超えても上昇が強まらずに、110.10円が次の抵抗となってしまったようで110.10円を超えられずに推移していった。その後は、世界ではワールドカップが開催中ということもあってか値動きは小さくなっていった。当日にはアメリカが国連人権理事会から脱退と報道が出ていたが、相場の大きな反応は見られなかった。
【2018年6月20日 水曜日 ドル円相場】
110.10円を超えられずにいたドル円は、8時すぎにブレイクし110.137円まで値を上げたが、上昇は続かずに日本市場がはじまると株価が下落していたこともあって、10時台には109.850円まで値を下げる場面があった。値を下げていたドル円は、中国株が反発すると上昇に転じ、11時すぎには当日の高値を超えて110.2円台まで値を上げていったが、上値が重い展開が続いた。上値が重い中ジリジリと値を上げていたドル円は、14時すぎには110.246円の高値をつけて、そこからは株価が軟調な展開となっていき、値を下げる展開となっていった。22時半前には中国がアメリカの関税に対して強力な対策をするという報道が出ると、下落が強まって109.949円まで値を下げたが、その後ポルトガルのシントラで開かれていたECB主催のフォーラムの講演で、パウエルFRB議長からタカ派発言が出てきたことでドル買いが強まり、ドル円の下値は限定的となって反転上昇に変わっていった。23:00の米中古住宅販売件数は予想を下回る結果となっていてドル円は売られたが、パウエル議長のタカ派よりな発言が続く中、ドル円は下値を切り上げて上昇していった。3時過ぎには、日本市場時間につけた110.25円を超え、4時過ぎには110.448円まで上昇を強めていたドル円だったが、110.5円のレジスタンスが意識されたようで、ブレイクできずに高値で値を推移していった。
【2018年6月21日 木曜日 ドル円相場】
110円台で推移していたドル円は、引き続き110.5円のレジスタンスを超えられずにいたが、下値は110.3円台を下回らずに、110.5円を超えるタイミングをうかがっているような値動きをしていた。ドル円は、10時を過ぎると日経平均株価の上昇に支えられて値を上げて、110.5円を超えると110.6円台まで上昇し、その後中国株が下落して軟調な展開となっていたが、ドル円は米国債利回りの上昇に伴って上昇が続き、14時すぎには110.753円まで値を上げていった。上昇が続いていたドル円だったが、高値をつけた後は、利回りの低下と上海総合指数が後場に下落を強めていたこともあって値を下げていき、欧州市場がはじまると、17時過ぎにトルコからアメリカへの報復関税の報道や、18時すぎにイタリア国債の利回りの上昇といったネガティブな報道も重なって、110.330円まで値を下げていった。当日は20時にBOEの金利発表があり、ポンド相場で荒い値動きとなっていた中、ドル円は21時すぎに110.592円まで値を上げて反発したあとに、21:30に発表された6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想を大きく下回ると、発表直後の値動きは限定的だったが、徐々に値を下げる展開へと変わっていった。値を下げ始めたドル円は、ドル売りが強まる中、NYダウが下落してはじまり、その後に発表された米欧の経済指標も予想を下回り、金利の低下が続いていたこともあって、23時すぎには110円を割り込んで109.850円まで下落していった。値を下げた後のドル円は、反発して110円台へと戻す場面もあったが、下値を追う動きは続いていった。4時過ぎには当日の安値を更新して109.841円まで値を下げる場面があったドル円だったが、同じ時間帯に米NECが米中協議を検討しているとの報道から貿易戦争回避の期待感で反発したようで110円台をつけるまでやや値を上げていった。
【2018年6月22日 金曜日 ドル円相場】
朝の6時台から昨日の安値を更新して109.826円まで値を下げていたドル円だったが、109.8円のサポートラインは割り込まずに反発すると、10時台には110.075円まで値を上げていった。当日の上海総合指数はやや値をさげて始まっていたが、下落は続かず上昇に転じ、後場に再び値を下げても、引けにかけてはプラス圏で終えて、今週の中国株の下落に歯止めがかかったような値動きをしていた。ドル円は高値をつけた後は、ジリジリと値を下げて、16時すぎには109.859円まで値を下げていたが、欧州市場がはじまるとユーロの上昇が強まってクロス円の上昇につられ、米国債金利も上昇していたことから上昇が強まり、17時すぎには110.217円まで値を上げていった。再び110円台へと値を戻したドル円は、110円を割り込まずに推移していく中、21時を過ぎると売りが強くなっていった。22:45に発表されたアメリカの6月PMI速報値は、予想を下回る結果となっていてドル円は下落を強めたが、引き続き下値は固かった。底堅かったドル円だったが、23時半前にトランプ大統領が「EUから輸入の自動車全てへ20%の関税」を示唆すると下落が強まって、当日の安値を更新する109.804円まで値を下げたが、109.8円は割り込めずに反発し、その後は週末の値動きとなっていった。反発したドル円だったが、110円台へは戻せず週の終値は109.9円台で終わっていた。
【今後の見通し】
今週のドル円は、110円を中心に値を上下させたが、週足では陰線のはらみ足となっている。次週は上下どちらに動くのかわからないが、今週の高値、安値を超えた方向へ勢いが強くなるとみておきたい。ドル円は、引き続き111.5円から112円の抵抗を超えてこなければ、下落に転じる可能性が高いとみておきたいが、前週注目していた投機筋のポジション動向が、6/19時点で円ショートへ大きく傾いていたため、円売りが強まって112円の抵抗を超えてくる可能性にも注意をしておきたい。
【次週の予定】
次週は28日(木)米GDP確定値、29日(金)の米個人消費支出(PCE)は確認しておきたいが、直近のアメリカの経済指標で6月の数値で悪いものが出てきているので、26日(火)6月リッチモンド連銀製造業指数、6月消費者信頼感指数、29日(金)6月シカゴ購買部協会景気指数、6月ミシガン大学消費者態度指数・確報値に注目してみたいと思う。GDPはおそらく良好な結果となると思われるが、6月の各経済指標が予想を下回ると、アメリカ経済のピークアウトの懸念から、ドル売りが強まる可能性があると思われる。経済指標以外では、次週で6月が終わるので、月末のフローと月足の形に注目しておきたい。
USD/JPY week O:110.655 H:110.753 L:109.550 C:109.966
USD/JPY予想レンジ 6月25日~6月29日 107.000-112.000

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