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波乱の幕開け2016年 USD/JPY相場1月4日~1月8日

2016年は波乱の幕開けだった。若干の下窓から始まった月曜日は窓をすぐに埋めて120.457まで上昇した後に中国の製造業PMIが予想より悪かったことが発表されると中国株の大幅な下げを受けてドル円は節目となっていた120を割り一気に値を下げた。月曜にサウジアラビアによるシーア派宗教指導者の処刑の影響でサウジアラビアやバーレーンなどがイランとの外交関係を断絶するニュースが伝わり中東リスクが意識されたことも影響があった。中国株は後場に入り今年から導入されたサーキットブレーカー制度が発動して引け前に取引中止となった。それがさらに市場に不安を与えていた。欧州時間に入り118.692まで下げてからは一旦は反発したものの120円には戻せずに日本時間5日の12時に119.698まで値を上げた後は、再び下値を探る展開となって月曜の安値付近まで値を下げた。月曜に発表されたアメリカのISM製造業景況指数は予想より悪く予想通り50を割れていたが相場に与えた影響は限定的だった。火曜は落ち着きを取り戻していた中国市場だが水曜の日本時間10時台に中国人民銀行が人民元の対ドル基準値を約4年半ぶりの元安・ドル高水準に設定したことを受けて人民元の基準値が下げたことでまたリスク回避モードとなって円が買われてドル円は月曜安値を下回った。合わせて同時刻午前10時半に北朝鮮が水爆の実験を行ったという情報が伝わったことも混乱の原因となっていた。その後は一旦は小康状態を保っていた相場も翌日木曜日に再び元安が進んだことを受けて、中国市場開始とともにサーキットブレーカーが再度発動して中国市場は前場の終わりを待たずして取引停止となった。その影響を受けドル円は118円のサポートも抜けて木曜に117.325の安値をつけることとなった。翌日の金曜日は注目のアメリカの雇用統計ではあったが、それ以上に中国市場に注目が集まり、同日金曜の日本時間10時台に中国人民銀行が基準値を元高方向に設定したことを受けて、今度は118円の後半まで1円近い値上がりする荒い動きを見せた。前日には中国政府からサーキットブレーカーの見直しのニュースも出ていたことが市場の安心感をサポートしていた。その後は、アメリカ雇用統計発表までは118円前半でもみあいとなり22:30の292000人の良好な雇用数の増加の発表を受けて一旦はドルが買われ一時的に118.781まで値を伸ばしたが、賃金の伸びが悪かったこともあり、その後は反転し朝まで下値を探り前日安値を割れて117.388で波乱の1週間は終了となった。月曜の中国株の下げは8日に予定されていた株売却制限の解除を意識した動きだったようだ。市場の混乱を見たその後の中国政府の対応で8日の売却制限の解除において引き続き市場を落ち着かせるための措置が取られることとなっていた。原油価格も月曜から下げていて一時2008年のリーマンショック時につけた安値(32.4ドル)を下回っていたことも相場にリスクオフの影響を与えていた。
チャートとしては再び日足で6連続陰線をつけることとなり120の節目を割れてから下落トレンドを明確に示している。週足でも大陰線となったため翌週も下値を探る展開が続くと予想できる。一旦は反発があるとみているが雇用統計までに一度反発してから下げているのでこのまま下げ続ける可能性もある。下値の目途としては8月24日の下値116.196が重要な値となりその下の115円は強いサポートとなっていると思われるがここを割ったら110円~112円まで下げることも考えられる。115円を割ることは想定していないが予想が外れた時のことも頭には入れておきたい。
次週も引き続き中国市場の動きと原油価格に注意が必要だ。指標としては米国の小売売上高に注目しておきたい。IMMのポジションは円ロングに転じていて現在はリスク回避の円高で円が買われているものとみられる。あまりにも急激に円高が進めば、今度は日銀の追加緩和の思惑が働き今月末の日銀金融政策決定会合が意識される可能性も出てくる。

USD/JPY week O:120.163 H:120.457 L:117.309 C:117.388
USD/JPY予想レンジ 1月11日~1月15日 115.00-120.00

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