FX分析ブログTOP > トレード備忘録 > 利上げ予測後退によるドル売り USD/JPY相場2月1日~2月5日

利上げ予測後退によるドル売り USD/JPY相場2月1日~2月5日

前週の日銀のマイナス金利導入による上昇の期待から始まったマーケットは若干の上窓を空けてスタートしたが、そこが週の上値となり5円近い値幅の下落を試すこととなった。窓埋めを試しながら121円台でレンジ相場となっていたドル円はアメリカのISM製造業景況指数が予想より低い48.2で50を切っていたことからレンジをブレイクして下落を始めた。この時点で週の終値が116円台になることは想定していなかった。翌日の火曜は前日から値を下げていたWTI原油先物価格の下落につられてドル円は下落をした。ドル円は日本時間の14時台に120.5のストップを刈って一旦は反発したが、夜間に原油先物価格が下落を続け一時30ドルを割るのに合わせて120円の節目を割った。水曜は中国関連の指標(財新メディア非製造業PMI)が注目され前回よりよかったが相場への影響は限定的だった。ドル円はその後、119円を前に一旦反発をしたが120円を超えてからまた値を戻し下落を再開した。米国の指標のADP雇用統計、ISM非製造業景況指数で値は上下していたが、ニューヨーク連銀のダドリー総裁の利上げに対するハト派発言を受けてアメリカの利上げ予測が後退しドル売りが強まって日本時間の23時からわずか2時間の間に119円台から117円台まで値を飛ばしながら大きく下げた。その後深夜に下値は117.054まで下げていた。利上げ期待の減速を理由にしていたが、原油価格は反発しており、どちらかというとドルを売りたい筋による仕掛けがあったように思う。翌日相場は反発し中国が元高誘導したこともあって一旦は118円台まで値を戻し、原油価格も値を戻しこれで底打ちかと思わせたが日本時間の夜になってまた値を下げて117円を簡単に割った。翌日金曜は雇用統計ということもあり相場は116円台後半でレンジ相場となった。雇用統計は雇用者数は+151000人と予想より低くなったが、 失業率が4.9%に低下し平均時給が予想を上回った(前月比+0.5%、前年比+2.5%)ので強弱織り交ぜた内容となり、乱高下した。一旦は下値116.255まで下げたが、その後117.411まで値を上げて元の116円台後半に落ち着いて週の終値は116.891となった。
日銀のマイナス金利導入という追加緩和策をマーケットは1週間で消化し、追加緩和の効果は雲散霧消となった。マイナス金利自体は導入してすぐに実体経済に効果が出てくるものではないので、時間とともに円安圧力にはなるとは思うが、結果が出た以上、現在のマーケットの流れを変えるまでにはなかったと判断するしかない。アメリカの雇用は時給が上がり失業率が下がり、雇用数が減ったということは完全雇用に近い状態になっているのだと思う。雇用の数値からはアメリカ経済は引き続き強いとはみれる。
チャート的に122円すら超えずに一旦上抜けした120円を再度割り、116円台まで戻したため、上値を追うのは相当難しくなったと見れる。頭を切り替える必要はなくなった。2016年の前半の相場は引き続きリスクオフを続けるとみておきたい。115円~116円は何度も下値を試している重要なラインだが、これだけ試したラインを抜けずに反転して上昇することは考え難いので下値は試すことになると思う。ただ、115円下は日本政府も意識しているようなので反発も強い可能性が高い。ポジションを持つなら戻り売りに徹して突っ込み売りは避けたい。反発が強ければしばらくはレンジとなる可能性もある。ドル円は下がるとしても時間をかけて値を下げていくと思う。115円を明確に抜けてくれば月足での三尊(ヘッドアンドショルダー)が完成することになり一旦は大きく下落する可能性があるので注意が必要だ。

【ドル円/月足 ヘッドアンドショルダー】
ドル円月足ヘッドアンドショルダー

下値の目途は112円の窓と節目の110円、それを超えたら105円までが想定内になる。年内の値幅は115円~130円と予想していたが、今回上値を試せなかったことで下値の幅を広げて110円~130円に変更しておくべきだろう。
次週はイエレンFRB議長の議会証言が10日、11日に予定されている。イエレン議長が利上げに対してハト派な発言をすればドル売りが強まる可能性がある。中国は春節で休場となり、日本も木曜11日は建国記念日になっている。アジア時間のボラティリティは低下が予想される。北朝鮮のミサイル発射という不安材料もありリスクオフの材料にも注意が必要だ。

USD/JPY week O:121.270 H:121.478 L:116.255 C:116.891
USD/JPY予想レンジ 2月8日~2月12日 112.00-118.30

このエントリーをはてなブックマークに追加
オススメできるFX取引会社
スプレッドや約定率を比較して選んだFX初心者でも安心して使えるオススメのFX会社です。
FX業界最狭水準のスプレッドで全20通貨ペアで取引できるDMM FXなら取引チャンスを逃さずトレードできます!初心者でも簡単、安心、スマホからでも取引可能!
スプレッドが原則固定された裁量取引に向いているベーシックコースとMT4の自動売買に対応したプロコースから選べるFX取引会社です。

コメントを残す

名前