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111円を明確に割り込んだドル円レート USD/JPY相場3月14日~3月18日

【月曜日】
週末の中国の指標結果と関係なく上に窓を開けてスタートしたドル円相場はすぐに窓を埋めその後反転し先週金曜日の高値を超えて113.991をつけた。しかし、114円は超えられずに値を下げ始め欧州市場が開始する頃には113.5を割れるところまで値を下げた。中国は元の基準値を下げて設定していたがドル円レートへの反応は薄かった。同日浜田内閣官房参与の「1ドル113円は円が高過ぎるという状態ではない」という発言もあったが反応は薄かった。その後は翌日の日銀金融政策決定会合発表を待つレンジ相場となった。
【火曜日】
日銀金融政策決定会合を控えレンジ相場となりながらもドル円相場はジリジリと値を上げていた。日銀の発表時間が近づくとドル円相場は仕掛け的な値動きが出てきた。11時台にも上下に振る動きがあり12時を過ぎると発表前に114円を試したが、日銀結果公表後(12:35)は値を下げることになった。日銀の公表結果はマイナス金利の副作用に配慮してMRFのマイナス金利適用除外を導入したが金融緩和政策は予想通り現状据え置きだった。その後15:30からの黒田日銀総裁の会見を受けて値はさらに下がり113円を割る展開へと進んでいった。113円では一旦の反発はあったものの日本時間21時台まで値を下げ続け安値112.630をつけて反転した。同じ時間帯に発表されたアメリカの指標は小売売上高は予想よりよかったが生産者物価指数が予想より悪かったことと前月分の小売売上高が大幅に下方修正されたため値を下げたがそこが安値となった。ちょうど日足の三角保ちあいレンジ下限を試した格好になる。反転した後はじりじりと値を上げて113円台まで値を戻していた。
【水曜日】
日本市場が開始となる9時になるとそれまで上値を抑えられていた113.2の抵抗を抜けてドル円レートは上げていった。市場の関心は次のFOMCに移っていて期待感からか発表までじりじりと上値を追う展開が続いた。国際金融経済分析会合に招かれていたスティグリッツ教授の消費税延期に関する発言が取り上げられていたが、市場への反応は限定的だった。ただ、安倍政権は消費税延期の外堀を埋めつつあり、かなり高い確率で消費税延期となりそうな流れができつつあるようだ。黒田総裁からは「マイナス金利の理論的な可能性として0.5%近くまで余地ある」との発言もあったがこれも市場は大きな反応を示さなかった。同日発表されたアメリカの消費者物価指数は予想よりよかったが、FOMC前にして反応は限定的だった。日本時間17日3時に発表されたFOMC政策金利は予想通り変更なしだったが、2016年末のFF金利見通しが1.375%から0.875%へ引き下げられたことでドル安となってドル円レートは大きく下落した。日足での三角保ちあいもFOMC後の下落でサポートラインをブレイクしていた。ドル円レートは112円前半で一旦は反発して翌日までに値を少し戻していた。
【木曜日】
前日のFOMC結果を受けた市場の反応はドル安となり、日本市場開幕まで少し値を戻していたドル円レートだったが、9時台に113円を超えられずに値を下げ始めるとそのまま下落を強めていった。下げは欧州市場時間となっても止まらず、日本時間20時に111円を割って勢いをつけ110.671まで値を下げた。しばらくは110円台で少しもんでから突然ショートカバー的な上げが入りドル円レートは112円近くまで一気に値を戻した。ただ、上げの勢いは長くは続かず、その後はレンジ相場へと変わっていった。急激な上昇は日銀レートチェックの噂があったが後からの報道によると日銀関係者による相場の動きの背景にある要因確認があったようだった。いずれにせよ売り仕掛けをしていたヘッジファンドの一部ポジション解消があったのかそれまでの強い下落圧力は収まった。
【金曜日】
18日は日本市場の開始から再び110円台への下落があったが、そこでもまた急激に値を戻す場面がありその後は111円を割り込むことはなかった。チャートはその下落で二番底をつけダブルボトムを形成したが、ドル円相場は三角保ちあいを続け上抜けを何度か試すも買いが続かず、111.60円以上が重く、週の終値は111.50近くとなった。

【今後の見通し】
強く意識されていた111円を割って一旦は値を戻しチャートでは日足で下髭の陽線をつけれたことで、ドル円レートは反発できる可能性が高まったとみている。ここまでの流れは昨年2015年8月のチャイナショック後に直近安値を更新して反発していった流れに似ている。
【2015年8月チャイナショック後のドル円相場(日足)】
201508USDJPY
【2016年3月のドル円相場(日足)】
201603USDJPY
WTI原油先物価格は40ドル台で推移し、中国のリスクも影を潜めているので反転するならここからしかなさそうに見える。積みあがっている円ロングポジションが解消される流れになればドル円レートは値を戻していけると思う。ただ、引き続きドル売りが加速するような展開が続いて前回の安値を更新して110円を割るようであれば、下げトレンド継続とみて注意はしておきたい。
【次週の予定】
月曜は日本市場が休みのためヘッジファンドによる2月11日のような売り仕掛けがあるのではないかと警戒されているようだ。ただ、警戒されれば売り仕掛けはしにくいので警戒されるほどやりにくいだろう。大きく注目するイベントはないが、日本企業の年度末へと向けたフローに注意しつつ日米の各経済指標はしっかりと確認していきたい。

USD/JPY week O:113.867 H:114.097 L:110.671 C:111.540
USD/JPY予想レンジ 3月21日~3月25日 110.00-115.00

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