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110円を割れたドル円止まらぬ売り USD/JPY相場4月4日~4月8日

【月曜日】
中国市場が休みの月曜、週明け窓なしでスタートしたドル円相場は、その後につけた111.786が週の高値となって下げ続ける展開となった。日本時間は仲値の時間を過ぎて一旦は下値をつけて、時間足チャートでダブルボトムを形成したが高値は超えずにダブルボトムで作ったサポートラインを日本時間23時になると割り込んだ。その後も売りは続き原油価格の下げもあってか日本時間深夜には111円手前まで値を下げる展開となった。途中にはアメリカ連銀総裁の発言もあったが反応は薄かった。
【火曜日】
日本市場開始までに一旦は持ち直してあげていたドル円レートだったが日本市場が始まると売りが強まり、111円のサポートを抜け下落を強めた。日本時間13時に日銀、金融庁、財務省が同日14時に会合を開くとの報道があると一旦は111円台まで値を戻したが、買いは続かず昨日の安値111.089を超えることなく戻りを試しただけで再び下落した。会合で特に重要な発表や決定がなかったことも失望を作りその後の下げを強めたのかもしれない。110円前半まで値をさげたところで今度は菅官房長官から「為替の水準を緊張感を持って注視したい、必要に応じて対応する」の発言があって買い戻しが強まったがこれも一時的に売り場を作ったにすぎず111円すら触れずに値を下げてすぐに安値を更新していた。安値を更新後は下げは強まらず、110円のサポートラインを下抜けできずにいたところ、また日本側から日銀4月追加緩和の公算のニュースが材料として出てきて値を戻したがこれも売り場を作ったに過ぎなかった。アメリカのISM非製造業景況指数が予想よりも良かったがドル売りは止まらず、日本時間深夜になると安倍総理大臣の「競争的な切り下げは避けなければいけない」との報道を受けて介入期待が薄まり節目となっていた110円にとどめを刺して一時的に下抜けし109.952をつけた後、急速にリバウンドをして110.5近くまで値を戻した。その後は110円のサポートが強く意識されたためかしばらくレンジ相場となった。
【水曜日】
110円前半でレンジ相場となっていたドル円相場は上値を何度か試すものの超えることはなく、日本時間22:00になって下値をブレイクし23時には110円を明確に割れた。110円の値を割れた後にまたショートカバー的な急速な戻しが一回はあったが、戻しは弱く重要なサポートをブレイクしたこともあってドル円相場は再び安値を更新して下落相場を続ける展開となった。その後の深夜の FOMC議事録公表では、「アメリカ経済の下サイドのリスク」についての言及されていたこともあって、ドル売りが強まり値を109.335まで下げたがそこで反発して日本市場開始までやや値を戻したが110円を超えることはなかった。
【木曜日】
木曜日は日本市場が開始されるとドル円レートは再び下落することになった。黒田日銀総裁の発言や、財務省幹部からの「必要な措置をとる」との発言もあったがどれも一時的に安値を止めるだけで下落相場の流れは止まらなくなっていた。日本時間の18時まで一方的に下げ続けて108円を割れたところで一旦は反発したものの、その後また下落をしアメリカの市場時間には107.657まで値を下げ週の安値を更新していた。その後は、日本時間金曜早朝に予定されていたイエレン議長が参加する討論会があり、事前に発言に注目が集まっていたが特に大きな相場の材料とはなっていなかった。
【金曜日】
ドル円相場は時間足チャートで逆三尊型を作り、麻生財務大臣が「場合によっては必要な措置をとる」と介入をにおわせる発言をしたこともあって、ネックラインを抜けて一旦は109円台まで値を戻した。値を戻した後はまた一方的な売りが強まり、今度は時間足チャートでヘッドアンドショルダーを作ってネックラインを割れて下値を試す展開へと変わり週の終値は108.078まで下げた。
【今後の見通し】
チャートではレンジ相場の重要なサポートだった111円、110円を明確に割れたことで下落相場となっている。週足は大陰線となって引き続き強い下げを示唆している。日足では6連続の陰線となったことで一旦は反発があると思うが、110円まで戻せなかったために下値を追う展開は続きそうだ。下値のサポートは月足三尊の目標値116円近辺と2014年10月につけた下値105.195にある。105円手前までは下落相場が続きそうだが、105円から106円ではヘッジファンドの買い戻しも強まりそうなので警戒しておきたい。あとは今後の日本政府の対応にも注意しておきたい。引き続きまだ下値は試すと予測できるが、ここからの売りは下値の幅が狭いため、戻り売りするよりは下値を見て拾っていく方向で見ていたい。下値が拾えなかった場合には109.3,110の抵抗を抜けてからトレンド転換を判断したい。
この下落の原因は読めないが、ヘッジファンドが確信めいた売りを仕掛けているのは間違いないと思うので何か材料があるのではないかと推測する。一番可能性がありそうなのは噂になっている上海合意でドル安の容認と中国のソフトランディングの合意が取られ、そのしわ寄せが円高という形で表れているのかもしれない。日本にリーマンショック的な危機状況が起きているとなったら安倍政権は増税延期に踏み切りやすくなる。そのために、政府が様子を見て行動はしないと踏んでいる投機筋の売りに押されている可能性もあるかもしれない。いずれにせよ、選挙前には日本政府が対策してくるだろうとは予測できるので値を大きく戻す場面はありそうだ。
【次週の予定】
次週はアメリカの米地区連銀経済報告(ベージュブック)、14日-15日に予定されているG20財務相・中央銀行総裁会議に注目。G20ではパナマ文書が取り上げられる見込みのようだ。相場は引き続きドル売りが続くのか、それとも日本政府が対応を強化していくのか今後の動向に注意していきたい。

USD/JPY week O:111.553 H:111.786 L:107.657 C:108.078
USD/JPY予想レンジ 4月11日~4月15日 110.00-105.00

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