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下窓から110円を超えた上昇相場 USD/JPY相場4月18日~4月22日

【月曜日】
週末のドーハ会合では予想通りだったが交渉決裂となった結果と、G20でルー米財務長官が「円高にもかかわらず為替相場は秩序を保っている」と発言したことで日本の介入がけん制されたとの見方が広がったことと、熊本地震の影響が週末で徐々に明るみになる中、一部日本企業が操業停止になることがわかったことがあって、複数の要因がからみ週明けのドル円相場は大きく下窓を開けてスタートした。
108円台前半でスタートした後は107円の下値を試す展開となり、日本市場時間11時台には107.841まで値を下げたが4月11日の安値を割らずに反転し、WTI原油価格と日経先物の株価の戻しに合わせて欧州市場時間になると108円台まで値を戻した。ただ。108.5の抵抗は超えられずダブルトップをつけ一旦は再び下落となるかと思わせたが、108円を割らずに戻すと急激に値を戻しそのまま週明けに開いた窓を埋め、108円後半まで値を上げることとなった。
【火曜日】
前日108円台後半まで値を戻していたドル円は超えられなかった109円の抵抗を朝8時台に上抜けし、その後は109.2で抵抗があって上昇が続かず、再び108円台へと値を下げたが下値は固く、時間足で下ヒゲを二本つけると109円台へまた値を戻した。今度は109.2の抵抗を超えることができたが、超えても上昇は弱く、109.5を超えられずにまた値を下げた。ドル円の上値の抵抗は強かったが徐々に下値は切り上げていた。相場への大きな影響は出ていない様だったが、同日には震災対応優先でダブル選挙の思惑が消えるとのメディア報道も出ていた。

・衆参同日選、見送りで調整=首相、熊本地震の対応優先

【水曜日】
109円前半を維持していたドル円レートは中国株の下げにつられて値を下げる展開となって再び108円へと値を下げた。しかし、次週の日銀政策決定会合への期待からか下値は固く昨日の安値108.792を下抜けるも下げは限定的となって時間足で下髭を二本つけると上昇へと転じた。NY市場時間にはアメリカで発表された中古住宅販売の経済指標が予想よりよかったことや、原油在庫が増加したことを受けて原油価格が戻したのに合わせてドル円レートも上値を追う展開となり110円の手前まで上昇していた。
【木曜日】
昨日110円を超えられなかったドル円相場は109円後半の高値でレンジを形成し何度か安値を試すも底堅く推移していた。同日20:45の欧州中銀の政策金利発表は予想通り据え置きとなり、その後のドラギ総裁の会見ではユーロが乱高下する展開となった。ドルが売られるのに合わせてドル円レートも下値を探る展開となって109.3台まで値を下げた。同時刻帯にはリビアが石油生産を倍増させるとの報道もあって、原油価格が下げたことも相場に影響していた。NYダウ平均も下げていたが、ドル円は引き続き底堅く推移していて109円を割ることはなく109円台前半でレンジ相場となっていた。
【金曜日】
日本市場が始まると前日安値を更新して109.26まで値をさげたドル円相場だったが、引き続き下値は固く推移していたところで、日本時間13時に一部通信社から「日銀は金融機関への貸し出しにマイナス金利適用を検討」「貸出マイナス金利は政策金利マイナス幅の拡大時に検討」との情報が出て、日銀追加緩和の期待から急激に上昇する展開となって110円の抵抗をあっさりと超えることとなった。この情報リークについては様々な憶測があるがマイナス金利導入時に日銀追加緩和情報が漏れていたことを考えると信憑性は高いとみている。
110円ではロングポジションの利益確定もあってか一旦は109円台までまた値を戻したが109.845を押し目にして110円台へと戻ると110円を割れることはなく上昇を続ける展開となった。その後は重要なレジスタンスラインとなっていた110円を明確に超えたことで上昇幅を広げ、週の終値は111.716となった。
【今後の見通し】
チャートでは110円を明確に超えてきたことで上昇する目途がたった。110円下ではトリプルボトムをつけてネックラインを超えてきており、相場転換を示すチャートサインも出ている。日足、週足は大陽線になっているので次週も上昇の可能性が高い。
USDJPYDAY
110円下では新たな円買いの投機ポジションもたまっているようなので、次週の日米の中央銀行の動向によって投機の円ロングポジションが解消される展開になるとドル円相場は上昇継続するとみている。次の上値の重要なラインは115円となっておりここを超えたら円安トレンド復帰の見込みも出てくる。115円を超えられなければ一旦は下値を模索すると見るが110円はサポートとなるだろう。
【次週の予定】
4月28日FOMC政策金利発表と日銀金融政策決定会合が重要イベントとなっている。FOMCでは今回の利上げはないと予想されていて、今回はイエレン議長の会見も予定されていない。発表内容に6月利上げを示唆する内容が盛り込まれればドル買いに傾く可能性がある。日銀会合では、すでに緩和が織り込まれ始めているため、発表内容が期待を裏切る内容であれば失望売りを誘いやすいが、7月の選挙を控えた動向もあっておそらく期待を裏切る内容とはならないとみている。ここで失望を誘うような内容となればアベノミクスに対する信任は大きく損なわれる可能性もある。そうなった場合には、今後の円安回帰は難しくなるだろうから、ドル円長期ロングの戦略は見直したほうが良いかもしれない。いずれにしても今後の動きは日米の中央銀行の動向次第なので発表内容は慎重に見極めていきたい。

USD/JPY week O:108.189 H:111.794 L:107.841 C:111.716
USD/JPY予想レンジ 4月25日~4月29日 110.00-115.00

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