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雇用統計38,000人のネガティブサプライズ USD/JPY相場5月30日~6月3日

【月曜日】
金曜のイエレン議長の発言からドル買いが強まっていたドル円相場は、週末に日本の消費増税延期に関する報道があった影響もあってか、先週末の終値から若干値を上方向に開けて始まりそのまま上昇を続けた。3月17日の安値110.7を超えると上昇に勢いがつき日本時間16:00には111.435の高値をつけた。そこが高値となって反転したが111円は割らずに、その後はロンドンとニューヨークの市場が休場ということもあって朝まで小幅なレンジ相場を形成することになった。
【火曜日】
日本時間7時に111円を割れると110.783まで値を下げたが下値は固く再び111円台まで値を戻した。しかし、高値を追うことはできず値を折り返すと時間足でダブルトップを作る形となってアメリカのシカゴ購買部協会景気指数、消費者信頼感指数の経済指標が予想より弱かったことを受けてドル売りが強まり、日本で日が変わる時間には110.783のネックラインを抜けた。イギリスでは世論調査でEU離脱派が上回ったとの報道があってポンド円が急落したのにつられてリスクオフの雰囲気が強まったことも下落に影響していた。ネックラインを抜けた後は同じラインがレジスタンスとして機能していたが110.7は意識されていた値のためか下げにも勢いをつけれずどちらにも抜けれずにレンジ相場を形成した。
【水曜日】
5月から6月に変わる。レンジ相場を形成していたドル円は上下にブレイクを試すも騙しとなっていたが、午後に入って日経平均株価が急落するとそれに合わせてドル円も急落していた。109.648まで下げたところで一旦は反発したものの戻りは弱く再び下げ始めると21時台には109円手前まで値を下げた。日本では予定されていた消費増税延期を安倍総理大臣が発表していたが、特にサプライズがなかったことが材料出尽くしで失望を誘ったとの見方もあった。一旦の底値を付けたドル円はアメリカのISM製造業景況指数が予想より強かったこともあって、その後値を109.7まで戻したが110円を超えることはなく引き続き下値を探る展開となっていった。
【木曜日】
日銀の佐藤審議委員が2%の物価目標に対して否定的見解を示したことで、ドル円相場にはネガティブな要素となり109円を割って108円台まで値を下げていた。ただ下値は固く下げ切らないで109円にまた戻すと109円を挟んでレンジ相場となっていた。21時台になるとドラギECB総裁の定例記者会見やOPECで合意がなかったことが影響し、レンジをブレイクして108.5近くまで値を下げたが、やはり底堅く、その後は翌日の雇用統計まで108.5から109.2のレンジ相場となった。
【金曜日】
注目の雇用統計は非農業部門雇用者数38,000人というネガティブサプライズとなって、雇用統計発表後に108前半まで一気に値を下げてから、ジリジリと値を下げ続け、23時に発表されたISM非製造業景況指数も予想より悪かったことから、下げ幅を強めて107円を割って週の終値は106.614で引けた。アメリカの雇用統計の数値は悪かったが、失業率は改善し平均時給が伸びていることから完全雇用に近い状態へと近づいているのだと思う。ただ、それ以上に今回の雇用者数は市場に大きなインパクトを与えたようだった。
【今後の見通し】
3月17日の安値110.7を上抜けても上昇が続かず値が戻ってきていて、さらに上昇トレンドをサポートしていたラインもブレイクし4月11日の安値だった107.626も割って値をさげてしまったので、下降トレンドに戻っていると判断してよさそうだ。下値のサポートは106.4と105.5にある。ここをブレイクしてくると引き続いて下値を追う展開が強まりそうだ。ただ、ここから下の値は日本政府の介入警戒も強まるとみられることから突っ込んで売るのは避けたい。105円を割ってくれば今回の下落相場は一旦の底を打つ可能性もあるので100円を下値の目途とみて少しづつ買いを入れてもいいかもしれないが、できたら明確な反転を待ってからがいいだろう。
【次週の予定】
週末が底値で引けたため週明けは下窓の警戒感が強まる。6日にはイエレンFRB議長の講演が予定されており、今回の雇用統計を受けてどのような見解を示すのか注目したい。そのほかには大きく注目したい経済指標はない。次週の翌週にはFOMCと日銀政策決定会合が控えていて、それに向けた値動きが出てくることに注意はしておきたい。6月のFOMCでは今回の雇用統計発表を受けて利上げはないと予想しているが、イエレン議長が市場の利上げを織り込むのを狙っているなら、講演でも利上げを示唆する発言をすると予測している。そうなると6月に利上げがない場合でも一旦はドル買いの流れになる可能性が高い。今回のイエレン議長の発言がタカ派よりなら利上げはおそらく7月になるのではないかと考えている。日銀は安倍首相の消費増税延期の判断から直近では動くことはないとみている。また、追加緩和をするとしてもアメリカが利上げに動いた後だろう。
USD/JPY week O:110.396 H:111.435 L:106.500 C:106.614
USD/JPY予想レンジ 6月6日~6月10日 105.00-108.50

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