FX分析ブログTOP > トレード備忘録 > 105円を下抜けたドル円相場 USD/JPY相場6月13日~6月17日

105円を下抜けたドル円相場 USD/JPY相場6月13日~6月17日

【月曜日】
週末アメリカのフロリダ州オーランドでアメリカ史上最悪の49人の犠牲者を出した銃乱射事件の発生を受け、移民政策が焦点となっているイギリスのEU離脱を問う国民投票に影響する懸念もあり、ドル円相場は前週の終値から下に値を開けて始まった。取引が開始されてから値を下げ続け日本市場時間で105.734まで下落した。105円台まで下げたところで5月3日につけた安値105.551が意識されたのか反転し下げ止まった。その後は安値圏で値を上下する展開となって日本時間22:30になるとポンド円が材料不明の急騰をしたため、それにつられてドル円も急騰した。106.5円台まで急騰したが、高値を維持できずチャートで上髭をつけると再び値を下げた。
【火曜日】
106円を挟んで上下していたドル円相場は引き続き上値が重く、日本時間15時には昨日の安値を更新した。ただ下値も固く、日本時間16:30ごろに理由なき急騰で一時106円をつけるとやや乱高下する展開となったが105.632を安値にして値を上げてジリ上げを続ける展開となった。同日発表されたアメリカの小売売上高は予想より強く、発表後はドル高になったがすぐにレートを戻していた。その後のジリ上げを支える材料にはなっていたのかもしれない。
【水曜日】
FOMCを前にしてドル円相場は値動きを縮小していたが、引き続き上値を追い日本時間17時には106.384まで値を上げた。そこが天井となってFOMC前の調整のためか今度は値を下げ始めた。同日発表されたアメリカの生産者物価指数は予想より強かったが下落を止める材料とはならなかった。注目のFOMC政策金利の発表では金利は予想通り据え置きだったが、17年末と18年末のFF金利見通しについて引き下げられたため米長期金利が急低下しドル売りとなった。16年と17年のGDP見通しも下方修正された。FOMC政策金利が発表される前にドルはすでに売られており、3:00(日本時間27時)の発表後にさらに売られたが、105.425が安値となって、5月3日の安値105.55を一時割れてはいたものの3:15には反転して、イエレンFRB議長の会見で7月の利上げの可能性が残されたことでドル円は106円台まで買い戻された。その後は日本の日銀金融政策決定会合を控えた値動きへと移っていった。
【木曜日】
FOMC後106円まで上げた後からは値を下げ続けていたドル円レートは9時に日本市場が開くとさらに下落を強めて105.5円近くまで値を下げた。日銀の結果公表が11:45に現状据え置きで発表されると、ドル円は売りが強まって105円を明確に割り込み104円台まで値を下げた。ドル円は日銀からアナウンスが出る前にすでに安値更新を始めていたので、今回の発表時においても何かしらのリークがあったのかもしれない。その後も安値を更新し続けて、15:30から始まった黒田日銀総裁の会見時には一時103.531まで値を下げた。そこが底値となって一旦は104.5円近くまで値を戻していたが、同日日本時間21:30発表のアメリカの消費者物価指数が予想より弱い結果となり、ドル売りが強まった。しかし、安値は更新せずに下げ止まり、その後市場の関心が次週のイギリスの国民投票へと移る中、同日イギリスの残留派女性議員が射殺されるという痛ましい事件が発生し、残留派への同情票が増えるのではないかという予測から、市場の雰囲気が変わりリスクオフの流れが巻き戻されていた。
【金曜日】
日本時間午前中に麻生太郎財務相をはじめとする政府・日銀幹部による定期会合が開かれるとの報道と麻生財務相の発言などで介入警戒感からか104.830まで値を上げたドル円相場だったが、そこが高値となってその後は104円台前半まで値を下げた。その後は次週のイギリスの国民投票への警戒感からか小幅なレンジ相場となり、週の終値は104.147となった。終値で104円台をキープしたものの下抜けた105円台は遠くなってしまった感がある。
【今後の見通し】
節目となっていた105.5円から105円を明確に下抜けているため下げトレンド継続となっている。次週のイギリスの国民投票の結果次第だがEU残留となれば105円を超えてリスクオンの流れとなれるかもしれないが、万が一EU離脱となると100円を割れる展開は視野に入れておいた方がいいだろう。ただ、離脱の可能性は低いとみている。世論調査の結果でも僅差となっているため、発表前後はヘッジファンドの仕掛け的な売買や、スプレッドの広がりが懸念されるので事前にポジションを持つことは避けて、結果発表後に判断したいと思う。チャート上では上値は5月3日安値の105.551まで戻せれば上昇トレンドになる可能性がある。下値は2014年の安値100.752がサポートになるが、イギリスの結果次第ではここを一時的にでも下抜ける可能性は考慮しておきたい。
【次週の予定】
23日のイギリスの国民投票が最大のイベント。下はロイターのまとめた結果までの流れ。

英国民投票23日、結果判明までの流れ

結果発表は日本時間24日午前6時以降のようなので、その前後の値動きには最大限に注意を払いたい。21日にはイエレンFRB議長が米上院銀行委員会、22日には米下院金融サービス委員会で議会証言を行う予定があるので発言内容には注目したい。そのほかには大きく注目する経済指標はないがアメリカの経済指標はチェックしておきたい。

USD/JPY week O:106.794 H:106.835 L:103.531 C:104.147
USD/JPY予想レンジ 6月20日~6月24日 100.00-110.00

このエントリーをはてなブックマークに追加
オススメできるFX取引会社
スプレッドや約定率を比較して選んだFX初心者でも安心して使えるオススメのFX会社です。
FX業界最狭水準のスプレッドで全20通貨ペアで取引できるDMM FXなら取引チャンスを逃さずトレードできます!初心者でも簡単、安心、スマホからでも取引可能!
スプレッドが原則固定された裁量取引に向いているベーシックコースとMT4の自動売買に対応したプロコースから選べるFX取引会社です。

コメントを残す

名前