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イギリス国民がEU離脱を決断した歴史的瞬間 USD/JPY相場6月20日~6月24日

【月曜日】
週末イギリスの世論調査で国民投票の残留支持が上回っているとのニュースが出ていた影響でやや上に窓を開けてスタートした。104.843まで上値を試すもそこからは下落して窓を埋め、ニューヨークの市場時間には103円台まで値を下げた。同日に黒田日銀総裁の発言も出ていたが市場はイギリスの国民投票の動向に注目が集まっているためか、黒田総裁の発言には反応が薄かった。
【火曜日】
103円台まで値を下げていたドル円相場は麻生財務相の「為替介入は容易にやるつもりはない」との発言などもあって103.576まで値を下げたが16日の安値を割ることはなく、そこでチャート上に下髭を作って反転することとなった。日本時間22時にはドラギ総裁の発言でユーロ売りの反応があったがドル円への影響は限定的だった。23時にはイエレンFRB議長の議会証言があったが、こちらの反応も限定的だった。ただドル円の買いは強く22日の早朝には105円台まで値を上げた。105円はダブルボトムのネックラインになっていたが、抜けても上値を追わずダマシとなって一旦は値を下げることになった。
【水曜日】
市場は明日始まるイギリスの国民投票に向けて取引が減っているためかレンジ相場となっていった。下値は104円前半まで下げ上値は105円を超えられずにいる中、イギリスの国民投票に関する世論調査発表に反応して値を上下させる展開となっていた。昨日に続いてイエレンFRB議長の議会証言があったが内容が前日と同じということもあって材料視はされていなかった。
【木曜日】
23日15時にイギリスで国民投票が開始されると天候不順で得票率が下がるとの思惑から仕掛け的な英ポンドの値動きにつられてドル円レートは値を104.019まで急激に下げていた。しかしそこで下ヒゲを作ると今度は一転して上げ幅を強めて105円を超えて5月3日の安値105.551もブレイクした。ブレイクしたあとは105.5がサポートとなり引き続きイギリスの国民投票が残留の結果で終わることが期待されたためか買いが強い展開が続いた。
【金曜日】
日本時間早朝の6時に投票後の世論調査発表で残留支持が52%との報道が出ると106.799まで一気に値を上げ、結果的に火曜にネックラインを抜けたダブルボトムは利益確定までの値幅を達成したことになった。しかしそこが天井となり、その後は徐々に開票される結果に反応して値を下げ始めた。8時台には一部地域の開票速報で離脱支持が上回っていたことがわかり売りが強まり、その後も残留支持と離脱支持が僅差の投票数の中、離脱支持が投票数を上回ってくると売りが強まっていった。10時台には103円を割るところまで値を下げ、11時台になって、離脱支持の票数が大きく上回りはじめると、11時40分を過ぎてから投票結果が離脱支持で決まるとの思惑から値を一気に下げてドル円レートは100円を割れて一時99円を割れるところまで値を急激に下げた。この間、震源地のイギリスの通貨ポンドは大きく売られて、ポンド円は160円台から133円台までの実に27円の値動きをわずか6時間の間にこなした。ドル円の値動きも1日の値幅が7円を超えて過去最大の変動率となった。ドル円が99円まで突っ込んだのはわずか数分間の出来事だったが、その後は値を急速に戻して一時102円台まで戻ると二番底をつけに行く動きとなって再び100円割れを試したが、今度は割れても大きく下落することなく100円を割ったところで反発してその後はジリジリと値を上げて一時103円台まで値を戻していた。イギリスの国民投票の結果を受けてキャメロン首相は辞意を表明することとなり、G7は緊急の電話会談を開き声明を発表したが特に注目する内容はなかった。イギリスの国民投票の結果は急激な相場の変動とともに急速に市場に織り込まれた結果となり、その後の展開は値動きが荒い展開とはなっていたが102円台で膠着して終値は102円台を維持して1週間を終えた。
【今後の見通し】
イギリスの国民投票の結果はまさにネガティブサプライズとなり、今後の見通しが予想していたものと変わって難しくなった。ドル円チャートは2014年の下値を割れて100円まで割れてしまっているが、週足では3円幅の下ヒゲをつけた格好となり、一旦は反発が予想される。今後の値動きはまずはイギリスの動向に左右されてくるものと思われる。チャート上ではイギリスのEU離脱は織り込まれた格好となっているが、今後はイギリスだけでなくEUのほかの国に離脱の動きが広がってくるとさらにリスクオフの展開になることは避けられないと予想できる。また、この結果を受けてアメリカの利上げ観測がどのようになるかによってもドル円レートの今後の動向は変わってくる。影響がイギリスのEU離脱だけに留まるのであれば、重要な材料の結果がひとまず出たことで相場は反転する可能性もある。いずれにせよ次週の各国の動きや、市場の動きをみてから判断していきたい。
【次週の予定】
次週は29日にはイエレンFRB議長が講演を行う予定があるのでイギリスの結果を受けてどのような発言をするかに注目したい。ほかは日本の全国消費者物価指数、日銀短観、アメリカの各経済指標にも注目。週内に7月に月が変わるがアメリカの雇用統計は次週はないので注意。

USD/JPY week O:104.676 H:106.799 L:98.898 C:102.290
USD/JPY予想レンジ 6月27日~7月1日 100.00-105.00

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