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「ジブリの法則」にまどわされてはいけない理由

為替や株の世界では「ジブリの法則」と呼ばれているアノマリーが存在しています。

これは日本テレビの金曜ロードショーでスタジオジブリの作品が放映されると高い確率で市場が荒れることがあったという過去の経験から実しやかにささやかれるようになっていき、ネット上でも情報が拡散されていったジンクスのようです。

「ジブリの法則」のすごいところは根拠のないアノマリー、ジンクスであるにも関わらず、WALL STREET JOURNALでも取り上げられたことがあることです。

日本の株・外為投資家が身構える「ジブリの呪い」(THE WALL STREET JOURNAL)

ジブリの法則はWALL STREET JOURNAL以外にもいろいろな人が取り上げているので、ここであえてデータを取ることはしません。

【ジブリの法則を取り上げているサイト】
・「ジブリの法則」についての傾向と対策
・ジブリの法則と米雇用統計・完全データ

これらのまとめられているデータからみると「ジブリの法則」が機能しているのには、いくつかの理由があることが見えてきます。

理由1:ジブリ映画が放映されるのはアメリカの雇用統計発表の時間であることが多い。

ほかのニュースサイトでもこの点は指摘されています。雇用統計のように数値が大きく変動する時にはジブリ映画の放映に関係なく相場は動くので、相場が動いたのにはジブリ作品の放映との関係はないと言えます。

理由2:ジブリ作品の放映月には偏りがある

日本テレビはジブリ作品の放映を高い視聴率獲得のために行っていると考えられるので、より多くの人に見てもらえる時に放映しているとみることができます。そのため、ジブリ作品の放映日には明らかに偏りが出ています。下は2005年8月5日から2016年8月5日までに雇用統計の日にジブリ作品が放映された月の回数をまとめたものです。

1月 3回
2月 3回
3月 1回
4月 1回
5月 0回
6月 2回
7月 4回
8月 3回
9月 1回
10月 2回
11月 0回
12月 0回

まず1月、2月、7月、8月にジブリ作品の放映が多いことがわかります。これは日本人の子供たちの休みが多い1月、7月、8月に合わせたスケジュールのためだと考えられます。上の月の数値をさらに2011年からに絞ると下のようになります。

1月 2回
2月 0回
3月 0回
4月 1回
5月 0回
6月 0回
7月 3回
8月 2回
9月 1回
10月 0回
11月 0回
12月 0回

より偏りが顕著になっています。ジブリの法則が市場で噂されるようになってきたのはここ数年のようです。そして、日テレのジブリ作品放映日は昔よりも最近のほうが月の偏りが顕著になってきているようでもあります。

たしかに直近のジブリ放送と米雇用統計が被った時は雇用者数が予想を下回ることが多かったとデータは物語っていました。しかし、これはジブリの放送を理由に考えるよりも、月によって変動するアメリカの雇用者数の傾向と予想の乖離に月ごとの傾向がみられるようになっていると考える方が自然です。

「ジブリの法則」自体には、市場を動かす理由はないものと考えられます。やみくもに「ジブリの法則」を信じてトレードをする人はいないとは思いますが、「ジブリの法則」からわかる月毎の偏りを根拠に分析した結果からは今後の相場の動きを探る大きなヒントは見つかるかもしれません。

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