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6年半ぶりの低水準となったISM非製造業景況指数 USD/JPY相場9月5日~9月9日

【月曜日】
週明けやや上に窓を開けてスタートしたドル円相場は朝方に104円台の天井をつけてから下落が始まった。日本市場時間では黒田日銀総裁の講演に注目が集まっていたが特に新しい材料がなかったためか失望売りとなったのか円高傾向になっていた。北朝鮮が弾道ミサイルを発射し北海道沖の日本の排他的経済水域に落下したと推定されるとのニュースもリスクオフを誘う要因となっていたのかもしれない。日本時間18時には103.144まで下落したドル円はそこからはアメリカがLabor Dayで市場が休みとなっていたこともあってか、ジリ上げするも103.5を上抜けできずにいた。
【火曜日】
日本時間8時台にドル円は103.5を上方にブレイクしたあと上値を103.8円近くまで伸ばすも、浜田宏一内閣官房参与がアメリカの金融政策を決めるFOMC前の追加緩和は控えるべきとの考えを示したことで売られて103.36近くまで値を下げた。13:30には豪中銀(RBA)の政策金利発表となっていたが、予想通りの結果でドル円はやや上昇し値を戻していたが、高値を更新することはなく再度下落に転じた。16時には浜田参与発言の際につけた安値を更新して103.2円台まで値を下げて、その後は103円を下方にブレイクできずにレンジ相場となっていた。しかし、23時に発表されたアメリカのISM非製造業景況指数が予想を大きく下回る51.4という結果だったことが発表されると103円もブレイクして先週の雇用統計の安値の102.788もブレイクし102円手前まで値を下げていた。ISM非製造業景況指数の結果は6年半ぶりとなる低水準で50以上ではあったが大幅な悪化といってよかった。その後も下値を追う動きは強く102円を何度か割っていたが102円を中心とする値動きでアメリカ市場時間は終えた。
【水曜日】
日本時間8時になるとかろうじて102円台だったドル円レートは急激に下落を強めて101.195近くまで値を下げた。産経新聞で日銀の総括検証が難航し3分裂しているとの報道もあって下落を強めていたようでもあったが、仕掛け的な売りがあったようでもあった。101円台になってしまったドル円はその後は安値を更新することはなかったが102円台に値を戻すこともなくジリジリと値を上げるにとどまった。FRBメンバーのタカ派発言も出ていたが市場の反応は限定的だった。
【木曜日】
8:50に発表された日本のGDPが速報値よりやや改善し+0.2%となっていたことや同時間に発表された国際収支に反応してドル円は101.9円まで値を上げたが102円に戻ることはなく再び下落に転じた。ただ101円台では下値も固く101.4で時間足の下ヒゲをつけると反転し、100円台でレンジ相場となっていた。日銀の中曽宏副総裁が都内で講演をしその発言にドル円は反応して値を上下していたが101円台のレンジの範囲内の動きにとどまっていた。その後、 欧州中銀(ECB)の政策金利発表とドラギ総裁の発言でドル円相場にも値動きに反応はあったが引き続きレンジの範囲内で推移していた。しかし、日本の日が変わる頃に原油が大幅に値上がりするとそれに合わせて、米長期金利の上昇に合わせてドル円も上昇し102円をブレイクすると上昇を強めて102.591まで値をあげた。
【金曜日】
102円台へと値を上げていたドル円相場だったが、高値をつけた後は売りが続き、同日北朝鮮が核実験を行った可能性があるとの報道を受けたこともあってか再び102円を割り込むところまで売られていた。ただ昨日ブレイクした102円近辺のレジスタンスがサポートとなって下値も固く推移していたところ、本田内閣官房参与からの「日銀は9月に追加の金融緩和をすべきだ」との発言を受けチャート上でも時間足レベルの小さなダブルボトムを作る形となって上昇し昨日の高値を超えて、その後、日銀が予定している総括検証で「マイナス金利は効果の方が大きい」という方向でまとめられるとの情報やFRB高官のタカ派発言で上昇を強めて一時103円を超えるところまで値を上げたが103円は上値が重く、その後は値を下げて週の終値は102.679で終わった。
【今後の見通し】
ドル円チャートは8月16日の安値99.518から9月2日の高値104.316の半値戻しをして反転している形となっている。
大局的に見ると99円から107円の大きな三角保ちあいを形成していると見れて現在はその中央値に近いので相場の方向性が出にくいと見れる。FOMCまでは市場参加者も様子を見る可能性が高いのでこのままレンジ相場となっていく可能性が高い。いずれにせよブレイクした方向に相場の値動きは出てくると考えられるが、日米の金融政策が大きなカギを握っていることは間違いない。FRBメンバーからは相次いでタカ派発言が出ていて利上げを織り込みたいのはミエミエだが、弱い経済指標からアメリカが利上げに踏み切るのかが全く予測できない。FOMCでアメリカの利上げについて明確な方向性がでるまでは様子見をした方がよいかもしれない。
【次週の予定】
次週はアメリカの小売売上高、生産者物価指数(15日)と消費者物価指数(16日)に注目したい。市場はその次の週のFOMCと日銀政策決定会合に注目していくとみられるので、それに合わせた値動きにも注意していきたい。
USD/JPY week O:104.036 H:104.122 L:101.195 C:102.679
USD/JPY予想レンジ 9月12日~9月16日 101.00-104.50

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