FX分析ブログTOP > トレード備忘録 > ネックラインを超えたドル円相場の行方 USD/JPY相場10月10日~10月14日

ネックラインを超えたドル円相場の行方 USD/JPY相場10月10日~10月14日

【月曜日】
週末にワシントン講演で黒田日銀総裁が「マイナス金利引き下げ必要無い」と発言したり、アメリカ大統領選の共和党代表のトランプ氏の女性を軽視する過去の発言が取り上げられるなど相場の材料となりそうなニュースがあったが、ドル円相場はやや前週の終値より値を上げて103円台からスタートするにとどまった。週明けは日本が祝日のため日本市場は休みだったが、相場が始まった後はまずは窓を埋める形で値を下げた。その後の日本時間10時にはアメリカ大統領選の第二回討論会が行われ、内容はクリントン氏が勝利との見方が強かったが、討論会は歴史上で最もひどい中傷合戦と酷評されるような内容だった。ドル円相場は討論会後も値を下げて102.795まで下落したが、金曜安値を更新しても底堅くその後は上昇する流れとなった。上昇を支えた要因としてはロシアのプーチン大統領がOPECの減産合意にロシアも参加する用意があると述べたことで原油価格が上昇しリスクオンとなったことが大きいとみられ、アメリカ市場時間にはドル円レートは103.7まで上昇していた。
【火曜日】
103円台後半まで値を上げていたドル円相場は日本市場開始とともに値を上げて前日高値を更新し、15時には一時104円台まで上昇していた。16時になると一時103.6円台まで急落する場面がみられたが一旦は値を戻した。その後は104円台に戻ることはなく下落を続ける流れとなった。欧州市場時間からアメリカ市場時間にかけては英ポンドが下落し、米労働市場情勢指数が予想よりもよくなかったことや米国企業の決算がよくなかったことがリスクオフへとつながったようで、株安とともにドル円は日本時間12日3:00に103.179まで値を下げていた。
【水曜日】
前日103円台前半まで値を下げていたドル円レートは103円の節目は再び割り込むことはなく反転し、日本市場時間には103.6から上値が重くなっていたが、安値を切り上げる形でジリジリと上昇していた。衆院予算委員会に出席していた黒田日銀総裁が「必要なら追加緩和を実施する」と発言したことも相場を下支えしていたかもしれない。その後、20時に上値が重かった103.6~103.7を明確に抜けると上昇幅を広げて104円に迫るところまで値を上げていた。104円は節目の数字となっていることもあってか値が重くブレイクせずに一旦は値を下げたが、ロンドンフィックス時間が近づくと値を上げ始め104円をブレイクし、米国債の入札も重なってフィックス後に前日高値の104.064をブレイクするとその上の9月2日の高値104.316のダブルボトムのネックラインを上抜けることとなって104.474円まで上昇した。その後は104.5から上値が重く値を下げてFOMCの議事録公開時間となって、議事録が想定内のタカ派よりの内容だったことから値を上下する展開となったが、下は104円、上は104.5円をブレイクすることはなかった。
【木曜日】
ドル円相場は日本市場が始まると値を上げて前日高値を更新し104.627まで上昇した。このまま上昇が続きそうな勢いではあったが、徐々に売られ、日本時間の11時過ぎに発表された中国の貿易収支が予想外に悪かったことで、中国経済への懸念からリスクを回避する動きが広がって急激に値を下げて、103.5円台まで100pips近い値幅の調整をすることとなった。その後は17時台に一時104円台まで上昇する場面はあったが、再び値を下げ始めると安値を更新してアメリカ市場時間には103.334まで値を下げていた。
【金曜日】
前日103.3円台まで値を下げたドル円レートだったが、底堅い動きは続いており、日本市場が開くころには103円台後半で推移していた。昨日の中国の経済指標の悪化から同日10:30発表予定だった中国のCPI、PPIに注目が集まっていたが、結果はどちらも予想より強い内容となっていて、昨日の下落はマーケットには一過性のものと判断されたのかドル円は買い戻される流れとなって、16時に欧州市場が開始されると急激に値を上げる場面もあり104円台まで上昇すると今度は104円を割らずに高値を維持していた。日本時間の21:30にはアメリカの小売売上高とPPIの発表があり、どちらの内容も予想よりやや強い内容となっていたが、発表直後は一旦はドル円レートが下げる場面もあった。しかし、値を下げたあとは買われて104.467円まで一時上昇していた。その後、23時に発表された米ミシガン大学消費者態度指数は予想より悪く、そこから株価の下落につられてドル円もやや値を下げる展開へと変わって、日本時間の日が変わった土曜2:30に予定されていたイエレン議長の講演で「緩和策を長く維持しすぎると代償も」との発言などがあって一時103.795まで値を下げたが、その後は再び上昇して週の終値は104円台で終わることができた。
【今後の見通し】
ドル円は9月2日の104.316の高値を超えて日足でのダブルボトムネックラインを超えたが上昇は続かずに104円を中心に調整をしているようにみえる。週の終値が104円台となったことで、引き続きトレンドラインをブレイクした後の上昇トレンドは継続しているとみるが、アメリカの利上げが濃厚になるにつれて中国をはじめとする新興国経済の減速が懸念されようであればまた突発的な値動きが発生する可能性があることに注意したい。次週も上昇が続きネックラインの104.316を明確に抜けることができれば、107円程度までがダブルボトムの目標値となる。
【次週の予定】
次週は19日の中国の7-9月期四半期国内総生産(GDP)に警戒しておきたい。20日にはECB政策金利とドラギ欧州中央銀行総裁の定例記者会見がある。アメリカの経済指標では18日の消費者物価指数に注目。その他の日米の経済指標も確認しておきたい。
USD/JPY week O:103.117 H:104.627 L:102.795 C:104.170
USD/JPY予想レンジ 10月17日~10月21日 102.50-106.00

このエントリーをはてなブックマークに追加
オススメできるFX取引会社
スプレッドや約定率を比較して選んだFX初心者でも安心して使えるオススメのFX会社です。
FX業界最狭水準のスプレッドで全20通貨ペアで取引できるDMM FXなら取引チャンスを逃さずトレードできます!初心者でも簡単、安心、スマホからでも取引可能!
スプレッドが原則固定された裁量取引に向いているベーシックコースとMT4の自動売買に対応したプロコースから選べるFX取引会社です。

コメントを残す

名前