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ドル円の上昇を阻む米大統領選挙 USD/JPY相場10月24日~10月28日

【月曜日】
週末日曜に日本で衆院2補選があり、結果は自民党の2勝となっていた。ただ、与党が勝利をしても年明けにささやかれている解散総選挙に対しては与党から慎重な意見も出ていたため、不透明感が残り相場への影響は限定的だったようだった。ドル円相場は特に大きな窓を開けることなくスタートし上昇したが、104円をブレイクできずにいると下値を試す展開となって15時には一時103.7円台まで値を下げたが、その後再び上昇し20時には104円をブレイクした。ブレイクしても上値は重く、21:30に発表されたシカゴ連銀全米活動指数が予想より悪く、103円台まで値を戻したが、その後に発表された米マークイット製造業PMIの速報値が予想より強い結果となると、上昇を強め高値を更新し、104.3円近くまで上昇していった。104.2は4時間足でみる逆三尊のネックラインとなっていて、ブレイクするも104.2円で少し値をもみ、しっかりとブレイクすると上昇を続ける流れとなっていった。ニューヨーク市場時間ではアメリカの連銀総裁の発言が相次いでいたが影響は限定的だった。
【火曜日】
ドル円は9月2日の高値104.316が意識されたのか104.3から上の値が重かったが、早朝にブレイクしたあと日本市場の開始とともに上昇幅を強めて、104.5円の手前まで値を上げていった。同時刻帯には米シカゴ連銀のエバンズ総裁が「来年末まで3度の利上げ適切となる」との発言もしており、発言直後は影響は限定的だったが、上昇を支えていた可能性もある。またゴトー日ということもあって中値に向けてのドルの買いは強かったようだ。104.5は簡単にはブレイクできなかったが、ドル円は底堅く上昇三角を作り19時になると104.5をブレイクして104.595まで上昇した。その後は一旦調整するも、21:50くらいからニューヨーク勢が参入してきたためか、ポンド売りが強くなり、つられてドル円は上昇する流れとなっていった。22時発表のアメリカの経済指標が予想より強かったことも上昇を後押しし、22時台には10月13日高値を更新するとストップを狩るような動きもあり、104.869まで上昇した。しかし、その後に発表されたアメリカの10月消費者信頼感指数が予想よりかなり悪い結果の98.6(予想101.5)となると、急騰から反転し日本時間深夜1時には104.102円まで値を下げた。同時刻にイギリスのカーニー中銀総裁の議会証言があり、発言からポンドの買い戻しをされたり、ECBのドラギ総裁が「過度に長期間このような低金利を続けるのは良くない」などと発言したこともあってユーロが買い戻されたこともドル円の急落に影響を与えていたようだった。
【水曜日】
昨日104円台前半まで値を下げたドル円は日本時間早朝から下攻めが続き、104円を下方にブレイクしたいような値動きが続いていたが、底値は固くブレイクできずに9時の日本市場開始を迎えると反転し、104.4近くまで値を戻していった。しかし、その後も下攻めの動きは続き18時には一部通信社が米大統領選のフロリダ州の世論調査でトランプ氏支持が優勢と報じるとトランプリスクからか104.032まで値を下げたが、104円はブレイクできずに再び値を戻し上昇していった。しかし、アメリカの長期金利の上昇からジリ上げの展開は続き、チャート上では時間足レベルのダブルボトムを形成する流れとなっていたが、ネックラインの104.4をブレイクできないでいると再び値をさげた。その後、22:45に発表された米マークイットサービス業PMIが予想よりよい結果となると値を上げ、23時の新築住宅販売件数はまちまちの結果となったが、ドル円は下げずに上昇する流れとなっていき、トリプルボトムのネックラインとなった104.4をブレイクすると上昇幅を広げ104円台後半で推移していった。
【木曜日】
104円台後半に位置していたドル円レートだったが、日本市場が始まると売られる展開となり、株価の下落につられて一時104.285まで値を下げたが、そこまで値を下げると反転していった。ジリジリと値を上げて朝方の高値を更新すると少し値をもむ展開となったが、上昇圧力は強く、21時30分に発表されたアメリカの経済指標の結果が予想より悪くても下げ渋り、再び上昇すると23時に発表されたアメリカの住宅関連の経済指標が予想よりも強かったこともあって23時台に一時105円をつけるまで上昇した。105円では一旦売られ104.8円台まで値を下げる場面があったが、アメリカの利上げ観測からドル高は続き105円まで値を戻すと105.336まで値を上げていた。
【金曜日】
105円台まで上昇したドル円は105円を維持していたが、昨日の上昇が急だったこともあってか105円前半でレンジ相場となっていた。8:30に発表された日本の消費者物価指数(CPI)は予想通りの結果で悪いものとなっていたが105円を割るようなことはなく、ドル円はレンジ相場を続け、11時台に105.066まで値を下げると反転して昨日の高値を更新し105.424まで値を上げた。その後日本時間21:30に発表されたアメリカの7-9月期GDPは予想より強い2.9%となっていて、ドル円は上値をトライして105.495まで値をあげたが105.5は超えられずに値を下げると当日の安値を更新した。しかし、105円は割れずに反発すると今度は高値を更新して一時105.5をブレイクし荒い値動きとなっていた。ブレイク後も上値は重く105.4近くでしばらく小幅なレンジ相場となっていたところ、深夜にヒラリー氏のメールをFBIが再捜査するとの報道が入るとリスクオフから株が売られドル円も値を下げて105円を割ると下げ幅を広げ、一時104.5円を割るまで値を下げた。その後はOPECの減産合意ならずとの報道も出ていたが104.7円までやや値を戻して週の取引を終えた。
【今後の見通し】
ドル円チャートは週足レベルのダブルボトムのネックラインの104.316を明確に抜けて週を終えた。ヒラリー氏のメール問題は想定外のリスク要因となったが、引き続いて上昇トレンドが継続しているとみておきたい。次週は日米の政策会合やアメリカの重要経済指標があるために値動きに注意したい。日米の金融政策は今回の会合で政策変更は予想されていないため、影響は大きくないとみている。アメリカの経済指標次第で上値を追う動きが継続するか、一旦調整をするか分かれそうだ。
105.5は2013年の高値、2014年10月の調整時の安値、2016年5月の反転時の安値となっていて意識がされやすいポイントになっている。次週はここを明確に抜けることができるかが重要になってくるとみている。抜けられなければ一旦大きく調整する可能性に注意しておきたい。
【次週の予定】
重要イベントが重なるため値動きに注意したい。月曜は月末となり翌日から11月となるため月替わりのフローに気をつけたい。1日には日銀の政策金利発表があり、2日(日本時間3日)にはFOMC政策金利発表となる。アメリカの経済指標では注目するものとしては1日にISM製造業景況指数、3日にISM非製造業景況指数、4日に雇用統計が控えている。また、ポンドの値動きにつられることも多いため3日の英BOE金利発表にも注意しておきたい。さらに、その翌週の11月8日には米大統領選挙を控えているため、前週末のような突発的な材料にも警戒を。
USD/JPY week O:103.837 H:105.508 L:103.720 C:104.741
USD/JPY予想レンジ 10月31日~11月4日 104.00-107.50

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