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円安ドル高となったトランプ大統領の誕生 USD/JPY相場11月7日~11月11日

【月曜日】
週末にアメリカ大統領候補のヒラリークリントン氏のメール問題についてFBI長官が訴追しないことを表明したことで、先週の終値から1円ほど上に窓を開けてスタートしたドル円相場は、103.6円まで下押ししたものの、窓埋めはせずに上昇していくこととなった。この窓開けは、偶然にもイギリスの国民投票の週、月曜に窓を開けてスタートした時と同じ展開となっていた。ドル円はジリジリと時間をかけて104.6円まで上昇を続けたが104.6から上は抵抗となって高値でレンジ相場となっていた。
【火曜日】
多数のメディアでアメリカ大統領選挙ではヒラリー氏が当選することが予想されていたため、ドル円は底堅く推移し下値は104円を割れることはなかった。同日発表された中国の貿易収支は懸念されていた通り予想よりも弱い数値となったが、やや下押す程度で相場への影響は限定的だった。マーケットは本日から始まり明日結果が出るアメリカ大統領選挙に注目しているようだった。ドル円は日本時間20時になると昨日から上値が重かった104.6円をブレイクして上昇幅を広げていった。日本時間の日が変わる0:00にアメリカで発表されたJOLT(求人労働移動調査)の数値が予想よりも悪かった影響を受けて一旦下押しし104.6円まで戻されたがチャートで下ヒゲをつけると反転してその後は105円台まで値を上げていった。
【水曜日】
アメリカの大統領選挙の投票が昨日から進んでいて、開票が開始される日本時間の朝8時になるとドル円はやや値をさげて105円を割っていた。同時刻には日本の貿易収支が発表されていて数値は予想より悪いものとなっていたが、市場の関心は大統領選挙の結果に向いていて、9時を過ぎて各州の開票速報が出てくるとその速報に反応して値を上下しはじめていた。トランプ氏の優勢が伝わると下値を104円台前半まで広げる場面もあったが、ヒラリー氏の優勢が伝わると今度は値を戻し昨日高値を更新して105.440円まで値を上げる場面もあったが、105.5円はブレイクできず、その後重要な接戦州であったフロリダの開票状況でトランプ氏の優勢が強まっていくにつれてトランプ氏の大統領当選を警戒するリスクオフの流れからドル円は値を下げ始めた。ヒラリー氏とトランプ氏の選挙結果の状況は接戦となっていたが、制したものが大統領になるといわれていたオハイオ州の結果がトランプ氏が優勢となった段階でマーケットはトランプ大統領の誕生となると判断したのか下落が加速していきドル円レートは月曜に開いた窓を埋め一時102円を割るところまで下落した。その後の開票結果でも続々とトランプ氏の優勢が伝わるとマーケットはトランプ大統領の誕生を織り込み、ややパニック的にドル円は下値を追う展開が続いた。しかし、ドル円は底堅く101円手前まで下げると下げ渋り始め、イギリスのEU離脱ショック時の安値から引くトレンドラインで反転するような値動きとなり、メディアがトランプ大統領の当選確実を報道する頃には反転し値を上げ始めていた。その後の値動きは専門家が予想していたリスクオフの加速とは異なり、一転してアメリカ国債の金利上昇に合わせてドル円は円安ドル高となって上昇していった。日本時間の17時には103円台後半まで値を伸ばし、一旦下押しをするも103円で再び反転すると夜には104円台後半になりアメリカ大統領選挙の開票前に近い水準まで値を上げていた。トランプ大統領が誕生してドル円が上昇したのには複数の理由が考えられるが、マーケットはトランプ大統領の誕生を事前に予想されていたリスクになると判断しなかったようだった。トランプ大統領はイエレンFRB議長の退任を求めるのではないかと事前には見られていたが、アドバイザーが退任は求めないだろうと発言していたり、トランプ氏の勝利宣言が過激発言がなく落ち着いたものだったことなども安心感を誘ったのかもしれない。その後、アメリカ市場時間には選挙前の高値を更新して106円手前まで上昇したが106円にはバリアオプションが観測されていたためブレイクできずにいたがドル円は高値を維持していた。
【木曜日】
日本市場が開くとドル円は売られ105円を割るところまで値を下げたが、底堅く反転すると欧州市場時間帯には昨日の高値106円をブレイクして107円に迫る勢いで値を上げていった。107円は上値の抵抗があって、何度かトライするもブレイクできずにいたが下値は106円を割らずドル円の上昇の勢いはまだ続いていた。
【金曜日】
高値を維持していたドル円は106円から107円の間でレンジ相場を続けていた。日本時間19時には106円を割る手前まで値をさげたがそこからは反転し、フィッシャーFRB副議長の発言がドル高を支える材料にもなっていて、その後のアメリカのミシガン大学消費者態度指数の速報値が予想よりも強かったことが伝わると106円台後半まで値を戻して週の終値は106.6円台で終わった。金曜はアメリカはベテランズデーとなっていて債券市場が休場となっていた。
【今後の見通し】
トランプ大統領の誕生によって一旦はリスクオフの流れとなったものの、その後ドル円は反転し高値を更新して105.5円の節目も超えることができたため上昇トレンドに戻っているとみている。チャートでは日足と週足で長い下ヒゲを作った形となり、次週も上昇の可能性が高くなっている。107円を超えると7月の高値107.481で一旦は調整が入るかもしれないが、引き続き上昇の流れは強そうだ。ただ、今後のトランプ大統領の発言や動向次第で相場の方向がまた急転する可能性もなくはないので注意はしておきたい。
【次週の予定】
次週はアメリカの経済指標の小売売上高、卸売物価指数、消費者物価指数に注目したい。数値次第で12月の利上げの思惑につながるので値動きに注意したい。その他ではトランプ大統領の今後の動きや17日に予定されている安倍総理大臣との会談内容にも注目。
USD/JPY week O:104.010 H:106.952 L:101.191 C:106.648
USD/JPY予想レンジ 11月14日~11月18日 106.000-110.00

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