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8年ぶりのOPEC減産合意とドル円月足の大陽線 USD/JPY相場11月28日~12月2日

【月曜日】
ドル円は前週の終値よりやや値を下げて113円を割り込み112円台でスタートした。週末にアメリカ大統領選挙の再集計にヒラリークリントン氏の陣営も参加をするといったニュースが出ていたため、不透明さからドルが売られたのかもしれなかった。ただ、再集計をしたとしてもアメリカ大統領選の結果が覆る可能性は低いだろう。下窓でスタートしたドル円は一旦は反発して上値を試したが113円に戻せずに下落を始めると先週からの時間足チャートで三尊が完成する形となってネックラインの下の112.3円を下回ると111.351円まで値を下げていった。この一方的な下落の理由は中国国有銀行が人民元支援のためにドル売り介入をしたようだとあとから報道が出ていた。ドル円は安値をつけてからは反発し112.7円台まで値を戻したが25日の高値から引くトレンドラインをブレイクできずに下落すると二番底を形成する流れとなっていった。24:30に発表された米ダラス連銀製造業活動指数は予想を上回ったものの反発は一時的だった。
【火曜日】
早朝からドル円は下値を追い8時台に111.6円台をつけるところまで下落していった。安値をつけた後は仲値に向けて円安ドル高となって112円台まで値を戻していったが上値は重く、ドル円は112円を中心に短期レンジとなっていった。17時台には昨日ブレイクできなかったトレンドラインを明確にブレイクし、時間足チャートのダブルボトムのネックラインとなっていた112.7円を前に少し値をもむ展開になっていたが、21時台になるとネックラインのブレイクから113円の節目のブレイクも重なってストップを狩るような値動きとなり、その後の22時30分に発表されたアメリカのGDP改定値が予想より改善されていたためドル円は上昇を強め113.334円まで値を上げていった。高値をつけた後は、明日に控えているOPEC会合でイランが減産をしないとの報道がでると23時前に原油価格が下落し、リスクオフの流れからドル円も売られる展開となっていた。同時刻帯に続いて発表されていたアメリカの経済指標は23時の住宅関連の指標はまちまちとなっており、その後24時に発表された消費者信頼感指数は予想より強かったが、反応は一時的でドルはジリジリと売られる展開が続いた。
【水曜日】
東京市場の開始とともに株価の下げにつられてドル円は下落し112円を割り込む手前まで下げたがチャート上では月曜の安値から引くサポートラインで反転して、月末ゴトー日ということもあってか再び上昇をする流れとなっていった。トランプ次期大統領が米国時間30日の早朝に重大発表をすると報道が出ていたが、この内容は予告した時間になってから出ていた情報からすると、トランプ氏が事業を退くことだったようだった。市場への影響がどれほどあったかは定かではない。ドル円は112.5円の節目を抜けると上昇を強めて113円の手前では上値の抵抗がみられたが、日本時間の16時台に本日のOPEC会合で減産合意がまとまるようだとの報道がでてくるとリスクオンの流れからか上昇を強めて18時には103円をブレイクしていった。20時台には前日高値を上抜けしてその後113.5円近くまで値を上げていったが、22時前には次期米財務長官に指名されたムニューチン氏の発言に反応したのか、下押す場面があったが、22:15の米ADP雇用統計が予想より大きく上回っていたことから、再びドル円は上昇し23時には当日の高値を更新していった。ドル円は同時刻帯に開かれていたOPEC会合で当日の合意観測報道があった通り8年ぶりの減産合意がされたこともマーケットにはプラス材料となっていたため、同じ時間帯に米連銀総裁からドル高牽制のような発言もみられていたが、上昇圧力は強く日本の日付けが変わったあとの1時台には月末のロンドンフィキシングに絡んだ買いもあり、114.5円近くまで上昇した。
【木曜日】
日本市場が開くとドル円は昨日の高値を更新し114.824円まで値を上げていた。その後は115円の節目が意識されたためか、または急ピッチな上昇からか調整し114円を割り込むところまで値を下げたが、下値は堅く、再び上昇すると23時にはアメリカのISM製造業景況指数が予想より強い53.2となっていたことから上昇を強めて114.718円まで値をあげた。しかし、昨日の高値を超えられずに値を下げ始めるとその後のアメリカ市場時間ではドルが売られる展開が続いた。
【金曜日】
ドル円は昨日からの時間足チャートでダブルトップを作る形となっていて、日本市場開始時間とともにネックラインの113.8を下方にブレイクしたが、下落幅は伸びず下値は限定的となっていた。その後は雇用統計が控えていることもあってか、113円台後半から114円台前半でレンジ相場となっていった。注目の米雇用統計は雇用者数変化は予想より若干悪く、失業率が改善していたが、賃金の伸び率が予想よりも弱くなっていた。雇用統計発表前はドル円は一旦は上値を追う展開になっていたが、発表後から売られて当日の安値を更新し113.5円近くまで値を下げるも再び上昇して荒っぽい値動きとなっていた。その後の値動きは小さくなり、週末4日にイタリアで憲法改正の是非を問う国民投票が予定されていることからジリジリと値を下げて週の終値は113.5円近くで終わることとなった。
【今後の見通し】
今週のドル円は週初めから下落し、前週の高値から250pips近い下落をして一旦は調整をした形となっていた。11月の月足は1995年以来の大陽線となっていて、引き続き上昇トレンドを示しているとみれる。
【1995年の大陽線(左下の赤枠)】
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シカゴIMM通貨先物ポジションでも11/29で投機筋のポジションが円の売り越しに転じたので、トレンド転換の可能性を表しているとみれる。ドル円はアメリカの良好な雇用統計の結果で115円を超えて一旦の天井となると予想していたが、115円をつける前に調整した格好となっているので今後の見方を変えておきたい。
ドル円は1995年以来の月足の大陽線をつけたことから12月も強い上昇となる可能性が高い。115円で一旦調整するよりも、115円をブレイクした後、120円前後まで急上昇し、そこから調整する流れとなるかもしれない。115円は節目としてかなり意識されているようで売られるとみている意見が多くなっていることも、115円で調整するよりブレイクして上昇していく確率が高くなったように感じる。マーケットは大方の見方をよく裏切る。115円で一旦調整をするシナリオも残しておきながら、もし予想通りに115円をブレイクし120円前後まで急上昇した場合には、今度は115円程度までの調整をする可能性に注意しておきたいと思う。
【次週の予定】
次週はまずは週末4日のイタリアの国民投票結果を見極めるところからはじまりそうだ。アメリカの経済指標は5日のISM非製造業景況指数ほかの指標に注目。その他では8日の中国の貿易収支、同日8日のECB政策金利発表に注意しておきたい。
USD/JPY week O:112.809 H:114.824 L:111.351 C:113.515
USD/JPY予想レンジ 12月5日~12月9日 113.000-117.000

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