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115円をブレイクしたドル円とドラギマジック再び USD/JPY相場12月5日~12月9日

【月曜日】
週末に予定されていたイタリア憲法改正を問う国民投票は、日本の朝方になって反対が優勢との見方が入ってきた。同日行われていたオーストリアの大統領選挙では、イタリアの反対優勢との見方が出る前に極右候補が早々に敗北しそうだとの報道がでていた。ドル円はイタリアの選挙結果の影響から下に窓を開けてスタートすることになったが、7時台に112.849円まで下がりイタリア首相が敗北宣言をすると材料出尽くしとなって反転していった。また、同時刻帯にニュージーランド首相が突然辞任するというサプライズ報道も出ていたがドル円には影響はなかったようだった。ドル円は10時台に113.8円台まで上昇したが12月1日の高値から引けるトレンドラインをブレイクできずに値を下げることとなったが、113円前半でダブルボトムを作ると16時にはネックラインを超えトレンドラインもブレイクし104円台まで上昇していった。114.5円では上値が重く23時には高値でできた小さな三尊型のネックライン114.15円をブレイクし114円手前まで下げる場面があったが、24時に発表されたアメリカのISM非製造業景況指数が予想より強い結果となると、今度は上昇を強め114.5円をブレイクし114.76円まで上昇した。その後は米国債利回りの下落につられドル円も値を下げ113.150円まで急速に値を下げていった。深夜には日経新聞の報道で安倍総理大臣が真珠湾訪問を決めたことで再び1月解散予測が出ていた。
【火曜日】
113円前半まで値を下げていたドル円は、安値を更新せずに反転してからは113円後半まで値を戻していた。ドル円は114円を超えられないでいると日本市場開始とともに再び値を下げたが、その後は下値を切り上げながらジリジリと上昇していった。15時台には114円を上方にブレイクするも114円台は維持できずに114円を挟んで値をもみ合う展開が翌日まで続いたが、下値は着実に切り上げていた。同日にはソフトバンクの孫社長がトランプ大統領と会談し5兆円規模の対米投資で合意したとの報道や自民党の下村氏が「これ以上は円安にならないこと願う」との発言が出ていた。
【水曜日】
ドル円は日本市場が開く9時台になると104円から上昇していき、昨日の高値を更新して114.3円近くまで値を上げたが、再び値を下げると114円台をまた割り込んだ。その後、再度上昇し高値を更新するも114.4円すら超えられずに値を下げた。月曜の日本時間深夜につけた安値から着実に下値を切り上げていたドル円だったが、7日24時(8日0時)に原油先物価格の下落につられてサポートラインをブレイクすると113.4円近くまで値を下げていった。同時刻に発表されていたアメリカの週間原油在庫が増加していたことや米国債金利が下げていたこともドル円の下落につながっていた。113.4円台まで下落したあとはNYダウの上昇につられ114円手前まで値を戻す場面もあったが114円は超えられずに反転するとドル円は再び値を下げていった。
【木曜日】
8:50に日本のGDP改定値や国際収支が発表されていたがマーケットの反応は薄く、ドル円は日本市場開始後に113.85円まで値を上げるも再び値を下げると昨日の安値を更新し113.120円まで値を下げ、月曜の日本時間深夜につけた安値を若干割り込んだ。同時刻帯には中国の貿易収支の発表が予定されていたが、発表が遅れていたことも売られた理由だったかもしれない。いつもよりも遅めに発表された中国の貿易収支は予想よりも悪かった。安値を更新したあとのドル円はそこで反転して、時間足チャートでダブルボトムを作り21時台にネックラインをブレイクすると上昇を強めていった。21:45にはECB政策金利の発表があり、金利は予想通り据え置きだったが、債券購入プログラムが月額800億ユーロから600億ユーロに減額され、プログラムの延長期間が9カ月となったことからユーロ売りが加速し、ドル円の上昇にもつながっていた。その後のドラギ総裁の「テーパリングは本日議論されていない」との発言からもユーロ売りは続いていた。同時刻に発表されたアメリカの新規失業保険申請件数は、予想より若干弱かった。ドル円は114円台を維持していたが、朝方になると再び113円台まで値を下げる場面があった。
【金曜日】
113円台まで再び下げたドル円は、底堅く反転すると日本市場開始後は実質ゴトー日ということもあって、仲値に向けて上昇を強め昨日の高値を超えて114.5円台まで上昇していった。10:30に発表された中国の消費者物価指数(CPI)生産者物価指数(PPI)が予想よりよかったことも上昇をサポートしていたかもしれない。114.5円からは上値が重かったが、日本時間の19時になるとドル円は買いが強まり、20時には直近高値の114.824を超え、21時には特に大きな材料もなく115円をブレイクしていった。ブレイク後は115.271円まで上昇し115円に定着するかと思わせる勢いもあったが、米国債利回りの下げにつられて再び114円台へと下げると114.619まで値を下げて調整した。同時刻に報道されていたイタリアのモンテ・パスキ銀行の増資延期をECBが認めないとのニュースがリスクオフへとつながったとの見方もあったが、反応は一時的でドル円は反転すると24時に発表された米ミシガン大学消費者態度指数が予想よりかなり強かったこともあってか高値を更新し115円台で週を終えた。
【今後の見通し】
ドル円は115円をブレイクし週の終値も115円台で終わった。引き続き強い上昇トレンドが継続しているとみている。チャート上でももみあいをしたボックスレンジをブレイクして終わった形となっており引き続き上昇する可能性が高い。
【USD/JPY4時間足チャート】
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次の上値の節目は2014年12月につけている安値の115.566円から、116円までには2015年に下値の抵抗があったポイントなので、ここを明確に上抜けれるかに注目したい。ここを上抜けるためには米国債利回りの上昇も重要と考えていて2.5%を超えてくるようだとドル円も次のステージへと移行することになりそうだ。
【次週の予定】
次週は14日(日本時間15日4:00)にFOMC政策金利発表が予定されている。政策金利の引き上げはすでにマーケットに織り込み済みなため、金利の引き上げはサプライズにはならないとみている。注目は来年の利上げスピードをFOMCがどう判断しているかにあって、引き続き緩やかな利上げであればドルは売られやすくなるが、早いペースが予想されればドル高が強まりそうだ。その他ではアメリカの小売売上高やCPI、PPIに注目。ドル円への直接的な影響は薄いとみているが15日のイングランド銀行の金利発表にも注意しておきたい。
USD/JPY week O:113.205 H:115.362 L:112.849 C:115.281
USD/JPY予想レンジ 12月12日~12月16日 114.000-117.000

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