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中国の人民元発のリスクオフ相場から始まった2017年 USD/JPY相場1月2日~1月6日

【月曜日】
2017年に年が変わってスタートした新年の相場は、2日の月曜日が1日の振替休日となっていて主要市場はしまっていたが、一部の市場では取引がされていた。ドル円は週末にトルコのナイトクラブでテロが発生し、中国統計局の発表のPMIが公表され若干予想より弱い結果だったが、マーケットへは特に大きな影響はなくスタートしていた。ドル円は昨年の終値の117円近くから一旦は値を下げていたが、その後上昇を開始すると薄商いの中117円を超えて117.5円まで上昇していった。
【火曜日】
3日からは主要市場で取引が開始されたが日本市場は引き続いて休場となっていた。日本市場は休場だったが、日本国内のFX会社では取引が開始されドル円相場は、7時になると前日に上昇していた117.5円から利益確定の動きもあってか若干下げて117.3円近くになってスタートしていた。ドル円はそのまま117円前半で値をもむ展開となって小さな三角保ち合い相場を形成し、15時になると上方にブレイクして値を上げていった。20時には118.341円まで上昇したドル円だったが、そこから若干値を下げて、24時にアメリカの12月ISM製造業景況指数が発表されると結果が予想より強い54.7となっていたため高値を更新して118.593円まで値を上げたが、12月15日の高値118.658円を超えられずに値を下げると反転し下落する流れと変わっていった。下落の要因はトランプ次期米大統領が米フォードを批判したことでメキシコの工場新設計画が白紙となったことでNYダウ指数が下げたことや米10年国債の利回り低下が影響していたようだった。ドル円は117.220円まで下げたが、時間足チャートで下ヒゲの陽線をつけると反発し117円後半へと値を戻していた。
【水曜日】
117円台後半で推移していたドル円は、日本市場が開くと東証の大発会ということもあってか、ご祝儀相場的な株価の上昇に合わせて上昇を強めて再び118円台まで値を上げていった。118円台は上値が重くなっており、15時から欧州市場へと移り変わっていくと今度は値を下げ始めて、昨日の安値を更新し日本の日が変わる24時頃には117.04円まで下落していた。マーケットは、その後に発表される予定のFOMC議事録が利上げがあった時の議事録だったため注目が集まっていた。日本時間5日の4時にFOMC議事録が公表されると、発表後は一旦値を下げてその後トレンドラインのブレイクも伴って117.7円台まで上昇するという荒っぽい動きとなっていた。議事録では多くの当局者の「緩やかな」ペースでの利上げとなる可能性が高いとの認識が確認できたが、同時に利上げペースを速めざるを得なくなる可能性があるとの懸念も示されていて全体としてはタカ派よりの内容に受けとめられたようだった。
【木曜日】
FOMC議事録の公開後に高値をつけたドル円はそこから再び下落をして117円台を維持していたが、9時になると117円の下のストップを狩る動きから値を下げ始めて116円前半まで値を下げていった。116円の節目が意識されたためか115円台へのブレイクはしばらく止まっていたが、15時になると再び値を下げてドル円レートは115.589円まで値を下げていった。116円から118.5円でレンジ相場となっていたドル円のレンジは下方にブレイクしたことになり、合わせて日足チャートのダブルトップのネックライン116円もブレイクしたことになったが、115.5円から反発すると再び116円台まで値を戻してドル円は116.7円まで値を戻していた。今回の下げは中国の国有銀行などがオフショア人民元の流動性の絞り込みを行ったためドル売り圧力となって、米国債金利の利回り低下に伴ってドル円の下げ幅が拡大したようだった。その後のドル円は116円台で推移していたが、22:15に発表されたアメリカのADP雇用統計が予想より弱かったことから値を下げ始め、再び115円台へと下落していった。その後に発表された米新規失業保険申請件数、ISM非製造業景況指数はどちらも市場予想を上回ったがドル円は米国債利回り低下が続いていたこともあって下げ止まらず安値を更新して115.199円まで値をさげていた。トランプ次期大統領がツイッターでトヨタに対してもメキシコの工場新設を批判し関税をかけると発言していたこともネガティブに反応していたようだった。
【金曜日】
ドル円は前日安値を更新せずに推移していたが、8時になると安値を更新してしまい115.062円まで値を下げた。しかし115円を割れずに反転すると時間足でダブルボトムの形を作って115.7円のネックラインをブレイクすると上昇する流れと変わり116円台まで値を上げていった。香港ではオフショア人民元の金利が過去最高に近い水準まで高騰していたが、昨日ですでにマーケットへの織り込みは完了したためか反応は薄く、ドル円は徐々に値を上げて116円台へと戻していった。米雇用統計前には116円を挟んで上下する動きとなっていたドル円だったが、22:30に雇用統計の結果が発表されると一旦は非農業部門雇用者数が予想より低かったことから115.7円近くまで下げて反応したが、平均時給の伸びが2009年6月以来の大幅な伸びとなったことと、前回の雇用者数が上方修正されたことから上値を追う方向に変わって116.4円近くまで上昇した。その後は再び115円台へ値を下げる場面もあったが、ジリジリと値を上げると米国債の利回り上昇に合わせて116.7円まで上昇していった。上昇後は、116.5円を挟んで値をもみ小さな三角保ち合い相場となって、上方にブレイクしていくとアメリカのFOMCメンバーのタカ派発言などもあってか117円まで値を上げて週の終値は先週の終わりとあまり変わらない117円近くで取引を終えた。
【今後の見通し】
ドル円は昨年12月から続いていた116円から118.5円のレンジ相場を下方にブレイクしてチャート上でもダブルトップを形成しネックラインを割れた形となったが、115円で下げ止まり反発しレンジ相場内まで値を戻している。チャートでは週足で下ヒゲが発生し、日足が大陽線になっているため今後は上昇する可能性が高いとみれる。今回のレンジ相場からの下げ相場でトランプ相場の101円から118円を超える上昇は高値から350pips程度の下落で一旦の調整が完了したとみることができれば、これからドル円は12月15日高値の118.658円をブレイクし月足チャートのトレンドラインもブレイクできるかもしれない。高値を更新できれば、ドル円は120円台へと上昇していく流れになりそうだが、ドル高からくる中国人民元の動きと中国政府の動向次第ではまた、突発的に値を下げる可能性もあるので注意しておきたい。再び115円を割り込むレベルまで下げたら113.5円程度まで下げる可能性も頭にいれておきたい。
【次週の予定】
次週は9日が日本市場は休場となる。注目したいのは11日に予定されているトランプ次期アメリカ大統領の会見。トランプ氏の発言でフォードがメキシコの新工場建設をやめた例もあって、トランプ次期大統領をリスクとみる向きが多いようだが、今後政策が確実に実行されていくと確認されれば逆にドル高が強まる可能性も頭にはいれておきたい。13日にはイエレンFRB議長の講演も予定されていて、別の日には各連銀総裁の発言予定もあるため注意しておきたい。経済指標では同日13日金曜発表のアメリカ小売売上高に注目。
USD/JPY week O:117.371 H:118.593 L:115.062 C:116.994
USD/JPY予想レンジ 1月9日~1月13日 116.000-120.000

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