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トランプ次期大統領の失望会見で下落したドル円 USD/JPY相場1月9日~1月13日

【月曜日】
前週の終値からほぼ変わらない117円近くからスタートしたドル円相場は、前週の雇用統計結果を受けた上昇の流れを引き継いでかジリ上げで上昇を続ける流れとなった。月曜の日本市場は祝日のため休みとなっていたが、ドル円は14時には117.5円台まで上昇した。117.5円から上値を超えられずにいるとドル円は反転し下落する流れと変わっていった。ヨーロッパ市場の時間になるとイギリスのメイ首相の週末の発言がハードブレグジットの懸念となるととらえられたことからポンド相場が急落し、全般リスクオフの流れとなってドル円も下げ幅を強めることになった。ドル円はニューヨーク市場時間には116円台前半まで値を下げていて、24時に発表されたアメリカの労働市場情勢指数が予想より悪かったことにも反応して値を下げていた。同時刻帯にはトヨタがアメリカに今後5年間で100億ドル規模の投資をするとの報道がでていたが、ドルは売られて日が変わった1時台には、ドル円は一時116円を割り込み115.959円まで値を下げた。しかし116円の節目では反発も強く116円台へ戻すと再び下値を責めるが116円を割れずに推移する展開となっていた。
【火曜日】
116円台をなんとか保っていたドル円だったが、早朝に仕掛け的な売りが入って116円台を明確に割り込むと115.688円まで値を下げていた。その後は、仲値に向けて少し反発した。10時台には中国のCPI、PPIが発表されていて結果はCPIは予想を下回り、PPIは予想を上回っていた。ドル円は11時台には116.200円まで再び戻していたが、売りが強まると安値を更新して115.207円まで値を下げていった。115.2円まで値を下げた後のドル円はアメリカの市場が開くころには116円台まで値を戻していて、分足レベルのチャートでわかりやすい逆三尊ができてネックラインをブレイクしていたが、ニューヨークダウの取引開始とともに再び売られて、ロンドンフィックスでも値を下げて、前回安値近くまで下落し逆三尊はダマシとなっていた。再び下落をしたドル円だったが、前回安値の115.2円を更新せずに反転するとダウの上昇と米国債利回りの上昇につられて今度は値を戻していった。
【水曜日】
115円の節目を割り込まずに反転していたドル円は、チャートでダブルボトムが形成されネックラインの116.3円近くは値が重くなっていた。11日(日本時間12日1時)にトランプ次期大統領の会見を控えていることもあってか相場は膠着しレンジ相場となっていて、19時にはダブルボトムのネックラインをブレイクしやや値を伸ばす場面もあったが、116.5円を超えられないとまた小幅な値動きに終始していた。23時になると米国債金利の上昇につられてドル円は再び上昇し116.8円台まで値を上げる場面もあったが、その後はトランプ次期大統領の会見を待つことになった。トランプ次期大統領の会見は予定時間よりやや遅れて始まり、冒頭から直近報道があったロシア関連の疑惑の払しょくのための説明で始まった。会見では主には大統領職との利益相反を避けるためにトランプ氏が自身のビジネスから身を引くことの説明がされていて、内容としてはマーケットが期待していた内容ではなかったようだった。会見途中期待されていた経済に関する発言が見られるとドルが買われる場面もあったが、会見中は相場が乱高下し、会見後の記者からの質問で直近報道されたニュースやロシア関連の質問が相次ぐと、最後はトランプ次期大統領が会見を打ち切って終わるというお粗末な幕引きとなっていた。会見が終わると失望からかドル円は売られることになって、115円を下抜けると米10年国債の入札時間も重なり金利が低下したためドル円は114.245円まで値を下げていた。ただ、急速に値を下げたあとは買い戻しもあってか、再び115円台まで値を戻して115.623円まで上昇する場面もあった。
【木曜日】
115円台まで値を戻していたドル円だったが、早朝からじりじりと値を下げる展開が続き、15時には昨日の安値114.245円を更新して、17時に114円を下抜けると113.755円まで値を下げていった。特に大きな材料はなかったため昨日のトランプ次期大統領の会見の失望が続いたものと思われる。113.7円台は底堅く、何度か下値を試すも安値を更新できずにいると、アメリカ市場時間の米30年国際の入札時間から金利が上昇に転じてドル円も上昇することになった。チャートでは113.7円台を底にしたダブルボトムが形成されていて、ネックラインの114.5円を上抜けると114.5円がサポートとなって機能していた。アメリカの各連銀総裁のタカ派的な発言もありドル円の下値をサポートしていたとみれる。
【金曜日】
9時の日本市場開始とともにドル円は上昇し115円台を回復していた。同日日本時間午前に予定されていたイエレンFRB議長の講演は特に注目する内容はなく反応は限定的だった。同時刻には石原伸晃経済再生担当相からの「急激な円高は注視する」との発言もみられた。12時には115.17円まで値をあげたドル円だったが115.2円を超えられないでいると値を下げ始めて、再び114円台へと戻っていった。11時ごろに発表されていた中国の貿易収支が予想よりも悪かったことも影響していたかもしれない。ドル円は時間足できれいなヘッドアンドショルダーを作っていたが、114.5円のネックラインが強く割れずにいたが、アメリカの小売売上高が発表される前の時間になると下値を責める動きが強くなって114.3円台まで値を下げていった。その後発表された米小売売上高は、予想よりも低かったが、PPIは予想を上回り、ドル円は発表とともに一旦は下値を更新したが、その後米国債金利の上昇につれて値を上げて24時台には115.439円まで上昇していった。小売売上高は予想より悪かったが、数値は悲観するほど悪くなかったことや前月分が上方修正されていたこともドル買いの要因となったようだった。24時に発表されたミシガン大学消費者態度指数も予想を下回る結果だったが、発表直後はドル円は買いで反応していた。115円台へ戻し115.2円も超えてこのまま上昇を続けるかに見えたドル円だったが、その後はジリジリと売られる展開が続き、114.324円まで値を下げ上昇分を打ち消して週の終値は114.5円近くで終了となった。
【今後の見通し】
ドル円は週の終値で115円を割り込んで引けている。直近の日足は5本すべて陰線となり、週足は長い陰性となったため調整が続いているとみれる。先週の時点で115円を割り込んだ場合は113.5円程度までの下げを見ていたが、113.5円までは下がらずに113.7円台で反発した状態になっている。
ドル円のチャートは週足で4回連続陰線が継続しているが、アベノミクス以降ドル円が週足で4回連続陰線となった時は過去に2回あった。1回目は2013年5月のバーナンキ前FRB議長の発言をきっかけにした103円から93円までの10円幅の下げと、2回目は2016年7月のFOMCをきっかけに始まった107円から99円までの7円幅の下げだ。4回連続陰線となった時はどちらも4回目の安値を更新することなく相場は反転していた。今回の下げは118円から113円までの5円幅の下げとなっているが、トランプラリーの上昇相場の調整であれば次週から反転する可能性があるとみたい。しかし、前回の安値113.7円近辺を更新してくるようだと、今回の下げは上昇相場の中の調整ではなくドル円の下降トレンドへの転換やトランプ次期大統領の会見をきっかけにしたトランプラリーの終焉の可能性もあるかもしれないので注意しておきたい。ただし、そうはならない可能性が高いとみている。
【次週の予定】
次週は20日にトランプ氏の大統領就任が予定されている。当日は演説も予定されているが、失望となったトランプタワーでの会見よりは体裁を整えて見れるものと考えておきたい。その他の注目は、18日の米消費者物価指数と19日のECB政策金利発表と20日の中国GDPを確認しておきたい。イエレンFRB議長の発言も18日と20日に予定されている。いずれにせよトランプ氏の発言やツイートがもっとも注目を浴びると思われる。米国は16日はキング牧師誕生日で休場。
USD/JPY week O:116.983 H:117.527 L:113.755 C:114.523
USD/JPY予想レンジ 1月16日~1月20日 113.500-118.500

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